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「お金は降ってこない」と中学1年生男子が悟った経験

子供のお小遣いをどのように与えたらよいか?というテーマは保護者であればいつかは考える子育てのテーマの一つであろう。私の周りには毎月決まったお小遣いを与えている家庭があり、我が家のように「稼ぐお小遣い」という方法を選択している家庭もある。

我が家で設定したのは「稼いで手に入れるお小遣い」

私は毎月決まったお小遣いをある年齢からもらっていた。しかしお恥ずかしい話、健康的な金銭感覚が育ったというわけではなく、どちらかというと「お金は降ってくる」という感覚が強く残ってしまった。

逆に妻は親からお小遣いをもらった経験はなく、高校生からバイトをし、自分で成人式の着物を買ったような「健全な金銭感覚」が養われた人物である。

私と妻のお金に対する経験の違いからくる夫婦間のお金に対する感覚の差を子育てに生かし、我々は子供に対して「稼いで手に入れるお小遣い」を設定した。

「稼いで手に入れるお小遣い」が養った二つのこと

以前の記事でも触れたが、「稼いで手に入れるお小遣い」によって息子には二つの感覚が養われた。

1.値段を判断する基準値160円、高っか!~より)
2.労働対価以上のお金を入手することが不自然であるという金銭感覚お金もらい過ぎ~より)

私の息子に対しこのような感覚を養う為に取り組んだことは、毎日「勉強の対価として報酬を与えた」だけである。金銭感覚を養うための勉強をしたり、テレビ番組を見せる必要は全くなかった。ただただ、我が家で設定した勉強という労働に対し、決められた対価というお小遣いを与えただけである。

手間だったのは毎日の勉強内容を確認した上でポイントを計算する程度である。しかしこれも学習はタッチパネルで行い、翌日にレポートが届くので負担は小さい。(注:息子の学習教材はスマイルゼミである)

資産運用にチャレンジしたいと言い始めた息子

自分の稼ぎに上限があり、お金が降ってこないと体験的な理解を得た息子は「自分のお金を投資して増やしたい」という考えに至った。

特に投資してお金を増やすという事を強く進めたわけでもなく、そのための学習機会を別途設けたようなことはなかったが、「稼ぎの上限」と「お金は降ってこない」という理解が投資でお金を増やす方法に興味を頂かせたのだと感じている。

我が家が行ったのは自宅で「稼ぐ」という体験を与えただけだが、金融教育という側面においては息子は一つ一つ歩みを進めていると感じている。

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