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お小遣いを「稼がせる」効果が凄すぎるのでまとめてみた

お小遣いを使って金融教育を行う方法があるとすれば、お小遣いを「稼がせる」というアプローチは間違いなくそのひとつだろう。我が家ではお小遣いを稼がせるという方法で「金融教育」と「生活習慣作り」の2つに取り組むことが出来ている。

お小遣いはもらうものなのか、「稼ぐ」ものなのか

お小遣いはもらって「稼い」でもどちらでもいいと思う。しかし金融教育における効果という側面を検証した場合、お小遣いを「稼がせる」方法はメリットが多いような気がする

お小遣いを「稼がせる」事のメリット

お小遣いを「稼がせる」という方法で得られるメリットは2つある。それは①健全な金銭感覚の成長と、②生活習慣の改善である。

お小遣いを「稼がせる」ことによって①金融教育という側面においては健全な金銭感覚が育つという事だ。お小遣いを「稼ぐ」という方法は子供に金銭感覚の基準値を作る。それは結果的に物の値段の判断基準を形成するため、「自分にとって〇〇円は高いか安いか」という基準が得られるようになるという事である。詳しくは以前の投稿160円を「高っか!」と言った中学1年生が体験したことを参考にしてもらいたい。

健全な金銭感覚は例えば安易に100円を安いと言わない事でもあるが、お小遣いを「稼がせる」ようになると加えてその他の資産運用にも興味が出てくる。それは簡単に言えば自分で稼げる上限が理解出来るようになる為、自分のお金を増やす方法に興味が出てくるという事だ。株式の運用や不動産の運用は座学で学ぶこと以上に経験値が求められる。このような経済活動に能動的に興味をもち取り組んでみようと思えることは金融教育の成功と言えるだろう。

次のメリットはお小遣いを「稼がせる」際にタスクを工夫することによって、②生活習慣の改善が得られるという事だ。言い換えればお小遣いを稼がせるという事がやる気の外発的動機付けになるという事だ。

やる気というのは内発的動機づけと外発的動機付けという2つの側面があるようだが、お小遣いを「稼ぐ」という事がやる気に繋がるとすればこの外発的動機付けである。

お小遣いを「稼ぐ」為には家庭内で作業=タスクを設定する必要があるわけだが、我が家では勉強というタスクに報酬を設定してみた。結果的にこの設定中学1年生の子供が毎朝早起きをして勉強に取り組むという生活習慣がつくりあげられることに結びついた。

また5歳児の長女にもこの外発的動機付けによって朝のタスク、「ご飯を食べる・着替える・歯ブラシをする(パパと)」3つの作業を時間内に終わらせるという能動的な行動に結びついている。

得られた報酬をコンビニで使うという行動にも強い興味を抱くこととなっており、自分で手に入れた報酬を自分の購買活動に使うという金融教育の基本行動となる体験が手に入れられようとしている。

金融教育と生活習慣作りは同時進行で取り組める

お小遣いを「稼がせる」というのは新しい方法ではない。またお小遣いという概念は世界中で見られる概念である。しかしながら金融教育という側面からお小遣いを見た場合、お小遣いを稼がせる体験によって子供たちが手に入れる考え方や興味はとても大切な学習体験となっている気がする。

さらにお小遣いを「稼ぐ」ためのタスク設定によって外発的動機付けによるやる気を得ることが出来れば生活習慣作りも並行して取り組めるのだ。
繰り返しになるが、我が家では中学1年生がコツコツ勉強する習慣を作り上げ、5歳の長女は朝は時間内に朝食、着替え、歯ブラシをすませるようになり始めている。

お金を得るそして使う事はとても楽しいことである

お金は捉え方が様々だ。お金は人を狂わせるものでもあり、人を救うものでもあるだろう。

しかしお小遣いを「稼ぐ」という体験を通じて、対価を得る喜びを体験し、その対価を消費し、欲しいものを手に入れる満足感を体験することが出来るなら、お金は人生を楽しむツールとして機能してくれるようになるのではないだろうか。

お金の話は難しいが金融教育を体験させることは少しの工夫で出来ることかもしれない。

家庭内での金融教育、そして生活習慣作りにぜひ我が家の体験を参考にしてもらいたいと思っている。

内容を気に入っていただけた方はぜひ

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