個人でできることは何か?【ブルーオーシャン戦略 3】
こんにちは。やうたです。
今日は「ブルーオーシャン戦略」を実行するために、どのような考え方が必要なのかを書いていきます。「ブルーオーシャン戦略」ってなんやねんってなっている方は、下の記事をお読みください。
さて、昨日は何を足し算して、何を引き算するべきか、その考え方について書きました。今日は、「顧客」をどのようにとらえ、どのようにすればより大きなブルーオーシャンに漕ぎ出すことができるのか、個人でできることは何かを書いていきます。
単純にブルーオーシャンといっても、様々な大きさがあります。太平洋並の大きさのものあれば、水溜り程度の大きさしかない場合もあります。それは、潜在顧客の多さです。今の市場にある商品を使っていない顧客をどう引き込むか。新たな需要を掘り起こすことが大事です。
ここで注意すべきは2つあります。
①既存顧客に焦点を当てないということ。②買い手のニーズに細かく答えるような商品を作らないということ。
顧客を1番に考えること、教育で言うならば生徒と保護者のニーズに答えることは正しいように思われますが、実際は既存の価値観に縛られつづけ、いざ広域通信制に子どもが流れ出した時に、全く対応できないでしょう。
筆者は潜在顧客を3つのグループに分けています。下記の図を見てください。
どのグループの顧客を引き込もうとするかによって考え方は変わります。教育において、多いのは第1グループだと思います。教育はその特性上ほとんどの人が顧客たり得ます。しかし、それは選択肢がない状態で、仕方なく顧客になってあげている感が強く、市場の縁にいるがすぐに逃げ出してしまう顧客であると思います。
では、何をするべきか?
それは顧客全員が望む「共通点」を探すことです。
いま、現場は「学習の保証」をどうするかを躍起になって考えています。どうやって、知識を届けようかと。さて、そこに不安・不満を感じている生徒・保護者はどれだけいてるでしょう。
教育で求められているものは、今回のコロナではっきりしてきたと思います。1つは、単に「子どもを預かってくれる場所」という意味合いが強いのではないでしょうか。(これだけがニーズとは言ってませんので、悪しからず)共働き世帯にとって、特に小学校はなくてはならないものでしょう。
そして、子どもに何かをさせて、成長させる役割ではなくて、子どもが1人でも学び続けられるようにサポートしていく役割の方が求められていると思います。
今は熱心に、わかりやすい授業とはなにかとか、荒れないクラス経営は何かとか、勉強しているけれど。もしかしたら、これからは重要視されない時代が来るかも知れません。
「ブルーオーシャン戦略」について、個人でできることはほとんどないのは重々承知しています。じゃあ、個人でできることは何もないのかというと、そうではないと思います。
「リアルなつながり」「子どもが集まる場所」「自律した学習者」これらをキーワードとしながら、新しい教育を考え、行動することはできると思っています。
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