LA LA LANDとは
さてさて、どうも。しんペーでございます。
今回は2016年に公開された映画「LALALAND」について書いていこうと思います。
「LALALAND」は今まで見た映画のなかで1.2を争うくらいに大好きなんですね。初めて見た時は本当に衝撃を受けましたね。
この好きな気持ちを上手く表現できるのかが非常に不安なのですが、頑張って書いていこうと思います。
ストーリーを全部書こうとすると一生終わらないので、今回は ①ザックリとしたストーリー紹介 ②LALALANDのここがすごい というジャンルに分けて書いていきたいと思います。
では、ここで長々と書いても仕方ないので書いていきますね。
①-1ザックリとしたストーリー紹介
LALALANDは映画の中にミュージカルの要素を多く含んでいます。
詳しくは後ほど書きますが、ミュージカル要素が強いことを覚えておいてください。
まず、始まりはいきなり高速道路でダンスが始まります。
それもかなり大人数の人たちが踊っており、初っ端から死ぬほど楽しそうなんですよ。
こんな感じです。撮影のために大規模な交通規制かけたのかなぁとか思いましたが、とにかく迫力がすごいです。
この大人数の人たちが音に合わせて楽しそうに踊るわけですよ。「俺も混ぜてくれぇぇええ」って本気で思います。
これは僕の想像なのですが、LALALANDは色にもすごくこだわっているんじゃないかなと思います。この高速道路でのダンスを見ていると、車や服に様々な色が使われているんですよね。他のシーンでも多くの色が使われています。(監督が言っていたわけじゃないので違うかもしれませんがw)
そんなこんなで楽しげなオープニングが終わり、いよいよ物語へ。
①-2 主人公の2人
この物語の主人公は「夢を追う男女」なんですね。
男性はセブという名前で、女性はミアと言います。
これがセブ(左)とミアちゃん(右)ですね。
いやー、この時点でお似合いじゃないですか~(/ω\)
と言ってても話が進まないので、さっさと書きます(笑)
2人はお互いに夢があります。
セブは【ジャズとチキンが売りの店】を開くこと、ミアちゃんは【有名な女優】になることです。
セブは昔ながらの伝統的なジャズを愛していて、近代的な音楽を嫌う傾向にあります。簡単にいうと「こだわりが強い頑固なおじさん」といった感じです。あるレストランでピアノを弾いていたセブですが、オーナーから指示されていた曲を弾かずに、自分が好きなように弾いていたためクビにされるシーンもあります。
セブってそういうやつなんですよ。これがそのシーンです。
オーナー「私の言うこと聞けんから貴様はクビだ」
セブ「クビ…待ってくださいよ。警告…ですよね…?」
みたいなことを言われている時のシーンです。
なんとなくセブの人物像がわかってもらえたでしょうか?
次にミアちゃんですが、彼女は女優だった叔母さんの影響で、自分も女優になろうと夢を追いかけています。
しかし、オーディションを受けては落ちて、また受けて…の繰り返しだったわけです。しかし、ひたむきに夢を追い続けるんですよね。すごく努力家でいい子だなと思います。
そんな2人がこれから出会って〇〇になるわけです。
①-3 運命のピアノ
ミアちゃんはその日にあったオーディションで上手くいかず落ち込んでいました。
そんな時、たまたま通りかかったレストランでピアノの音を耳にします。その音に誘われるように入っていくと、そこにはセブがいました。
しばらく演奏が続いた後、セブはオーナーにクビ宣告されます。
さっき言うてたシーンですね。言うこと聞かなかったからです(笑)
クビを言い渡されたセブはピアノから離れ、帰ろうとします。
そんなこととは知らないミアちゃんはセブに話しかけようとしますが、セブは話しかけに来たミアちゃんにぶつかり、謝りもせずにさっさと帰っていきます(なんて感じ悪い奴だ!)
ミアちゃんは「え?なに?ちょっと話しかけようとしただけやんか。やばすぎるやろあいつ」みたいな顔してました(そらそうだ)
2人の出会いはこんな感じでした(本当の最初の出会いは高速道路なんですけど、顔合わせてるわけじゃないのでレストランでの出会いを最初ってことにしておきます)
①-4 パーティーでの再会
ミアちゃんは女優を目指す仲間と、あるパーティーに参加します。
そのパーティー会場にバンドが来てたのですが、そこのキーボードにセブがいました。
この前ぶつかってきた苛立ちもあるので、ミアちゃんはチャラいポップスをリクエストし、セブに恥をかかせる作戦を実行します。(渋いジャズを愛するセブにとってチャラいポップスを演奏するのは恥ずかしいだろうという嫌がらせ)
嫌がらせを受けたセブはミアちゃんのところへ行き、声を掛けます。
少し話すと「君は女優なのか。どこかで見た顔だと思ったよ。何の映画に出てた?」と嫌味たっぷりに言い返します。(ミアちゃんは映画に出てない)
そんな感じでお互いいがみ合うような関係になります。(いがみ合うと言っても、この時から惹かれあってる感じはしますけどねw)
パーティーが終わり、2人は停めている車に向かうんですがなかなか見当たらないので、広場でダンスすることになります(笑)
いがみ合ってるとは思えないくらい仲良さそうです(笑)
ダンスしながら歌ってるんですが、歌詞の中に セブ「君はタイプじゃない」 ミア「は?私の方がタイプじゃないし」みたいなのがあるので、この時点では気になってるけど強がってる感じですかね。(ま、ミアちゃん彼氏いるんですけどねw)
こんな感じでパーティーでの再開は終わります。
①-5 映画館へ
数日後、ミアちゃんの働いているカフェにセブがやってきます。
バイト終わったら少し話しようぜみたいな感じですね。
その日はいがみ合ってたはずが2人で色んな話をします。
女優を目指していること。ジャズが好きなこと。オーディションで散々だったこと。そんな話をしているといい感じになって、後日映画でも見に行こうという話になります。
そして当日、ミアちゃんはルンルンで用意していたのですが、彼氏が家にやってきます。ミアちゃんは忘れていたんですけど、ディナーの約束があったんですよね。
ま、当然彼氏の方へ行ってしまうんですけど、セブとの約束の時間はどんどん過ぎていくため、ディナーに全く集中できていませんでした。
そんな時に店内にある曲が流れ始めます。
それはセブと初めて会った日に、セブがピアノで弾いていた曲なんですよ!
その音を聞くと「I'm Sorry」という言葉を残して、店を飛び出します。
向かうはもちろんセブがいる映画館です!
映画館に着くと、すでに上映が始まっており中にはセブがいました。
そして仲良く映画鑑賞です。
うらやましいですね~。出て行かれた彼氏さんたちには申し訳ないですが、ミアちゃんはセブがお似合いなんですよ~(笑)
その後も2人仲良くダンスをしたりするんですが、そこの説明は省きますね。この映画館デートを経て、セブとミアちゃんは交際を始めます。
①-6 旧友との再会
交際してからは順調そのものです。
デートのシーンでは「Summer Montage/Madeline」と言う音楽が流れ、2人で色んな場所に行っている場面が描かれています。
愉快な音楽を聴きながらデートシーンを見れるので、めちゃくちゃほっこりします。
ジャズバーでセブがピアノを弾き、ミアちゃんが踊ってるシーンは最高です。2人が愛し合っているのがバンバン伝わってきますよー。めちゃくちゃ良いシーンです。
そのジャズバーでセブは旧友と再会します。キースという男です。
このオレンジの服がキースです。彼はセブと学生時代にバンドを組んでいたみたいですが、あまり仲は良くない感じがします。
そんなキースに「俺らのバンドに入らないか?」とセブは誘われます。
セブは「やめておくよ」と言いますが、キースは「稼げるから考えておいてくれよ」と言います。
そんな会話があってジャズバーを後にします。
①-7 決断
ある朝、ミアちゃんはお母さんと電話をしていました。
セブはその会話を少し聞いてしまうことになります。
お母さんが電話で何を言っていたかはわかりませんが、ミアちゃんの返している言葉から察するに「彼氏はお金持ってるの?その人は本当に大丈夫?」みたいなことを聞かれていたのだと思います。
正直セブはお金を持っていません。
ピアノの腕は一流ですが、プライドやこだわりが強すぎてレギュラーの仕事はなかったのです。
そんなセブはミアとお母さんの会話を聞いて、ある決断をします。
セブが向かった先はキースのところでした。
なんと、キースに誘われていたバンドに参加することを決めたのです。
しかし、この決断はセブにとって挫折そのものだったと思います。
古い伝統的なジャズを愛し、そのこだわりに固執し続けていましたが、キースのバンドは現代的な音楽そのものでした。
それでも、ミアちゃんやミアのお母さんに心配かけたくない一心でプライドを捨て、バンドに参加したのです。
その日の夜。セブは1人でピアノを弾いていました。
この時に弾いていたのが「CIty Of Stars」という曲なのですが、セブの心境がよく表現されていると思います。ぜひ聴いてほしいです。
ここは個人的に1番好きなシーンなのですが、ピアノを弾いている時にミアちゃんが帰ってきて歌い始めます。
そして、2人で微笑みあいながら歌いあうんですよね。
めちゃくちゃかわいくないですか????
「ああああぁぁぁぁぁああああ!!!素敵ぃぃぃいいいい!!!」って何度思ったことでしょう。。。
このシーンが好きすぎて「City Of Stars」を歌えるようになったしんぺーです。どうもこんばんは(笑)
そんなこんなで良いシーンではありますが、ここから2人の運命は大きく変わっていくことになります。
①-8 疑問
月日が流れ、ミアちゃんは一人芝居の準備を進めていました。
オーディションになかなか受からないので、それなら脚本やキャストも全部自分でやっちゃえということで一人芝居をすることにしたんですね。
実はこれ、セブのアイディアなんですよね。アドバイスされれば全力で取り組む。ミアちゃんの夢を追いかける姿勢はいつだってまっすぐなのです。
一方セブはバンドのライブを控えていました。
バンドに入ってからは活動に精を出してたんですね。お互いに自分のやるべきことにしっかり取り組んできたわけです。
そして、バンドの初ライブをミアちゃんが見に行くことになります。
ライブ自体はめちゃくちゃかっこいいんですが、セブのことをよく理解しているミアちゃんは音楽が流れると「え?」って表情をします。
これがその問題のシーンです(笑)
そうです。ミアちゃんはバンドの音楽がセブの好みではないとすぐにわかったのです。それと同時にプライドが高く、頑固な彼が「なぜこの音楽を受け入れたのか」疑問を持ちます。
一応ライブは大成功に終わったのですが、ミアちゃんは納得できていなかったでしょうね。
①-9 すれ違い
バンドが成功し、人気者になったセブはツアーのため各地へ飛び回る生活になります。
一方ミアちゃんは一人芝居の準備を黙々と進めておりました。
なかなか時間が合わなくなった2人でしたが、セブがサプライズで自宅に帰ってきて2人でディナーを食べることになります。
2人だけの時間は久しぶりだったんでしょうね。とても楽しそうでした。
しかし、だんだんと会話の雲行きは怪しくなっていきます。
簡単に言うと、ミアちゃんは「あなたの夢はどうしたの?ジャズとチキンが売りのお店を始めるんじゃなかったの?好きでもない音楽を続けてどうするの?情熱があれば人は来るからお店を開けば?」というのが言い分。セブは「俺がバンドに入ったのは君のためだ。安定した職に就けと望んだだろう?俺がする店なんて誰も来ないと君は言ったじゃないか。情熱だけで人が来るほど甘くないんだよ」というのが言い分です。
そのあとも口論が続き、セブが「君は優越感の為に不遇の俺を愛したんだ」と言います。
要は、金もないくせにバカな夢を追いかけている俺を見れば優越感を感じられるから愛したんだろ?ってことです。
ミアは「冗談よね?」と泣きそうな顔で言い返しますが、セブは「いいや」と返します。その言葉に傷ついたミアは家を飛び出します。
①-10 一人芝居
ケンカしたまま2人の時間は流れていきます。
そして、とうとう一人芝居の本番当日になります。
その日セブはミアちゃんの舞台を見に行く予定でしたが、バンドの撮影会があったので遅れてしまいます。
ミアちゃんは一人芝居をやりきりましたが、お客さんの反応は微妙でした。「大根だな。」「女優は無理だろ。」と悪口を言われているのを聞いてしまい、ひどく落ち込みます。しかも来てくれるはずだったセブの席は空いたままです。
撮影会が終わり、ミアちゃんのもとへ駆けつけたセブですが、舞台は終わっていました。なんとかミアちゃんを見つけ「遅れてすまなかった」と謝罪しますが、メンタルがぶっ壊れているミアちゃんは聞く耳を持ちません。
それどころか、「恥をかくのはもう終わり。もう何もかも終わりにするわ」と故郷の実家に帰ってしまいます。
①-11 転機
離れ離れになったセブとミアちゃんですが、ある1本の電話がセブの家にかかってきます。
その電話の内容は「一人芝居を見て可能性を感じたから映画のオーディションを受けにきてほしい」というものでした。
セブはそのことをミアちゃんに伝えようと、故郷の実家に車を走らせます。
ミアに会い、そのことを話しましたが「もう傷つくのは嫌だ」と最初は拒否していました。
が、セブは「君が来なくても俺は明日迎えに来るからな」と言い残し、その日は帰っていきます。
次の日ミアちゃんはセブの車に乗ってオーディションを受けに行きます。
オーディションでは「君のことを話してくれ。」と言われます。
そこでミアちゃんは叔母さんに憧れ女優を目指したことなどをミュージカル調で語り始めます。
このシーンも大好きなんですよね。
もうぜひ観てほしいです。
観たことある人は見返してください(笑)
こうして、セブの協力もありオーディションは無事終了します。
オーディションが終わったあとの2人はどこか満足気でした。
2人は公園で「これから」について話し合っていました。
もしオーディションに受かれば仕事に没頭しなさいとセブは伝えます。
それはつまり「よりは戻さない」ということです。
女優になる夢を叶えた後はしっかり突き進むこと。
セブも自分のすべきことはやると。2人は心から愛し合ったまま別々の道へ進むという選択をするわけです。
①-12 それから
2人が別々の道へ進んでから5年の月日が流れます。
ミアちゃんは誰もが知っている大女優になっていました。
頑張ってきた結果がしっかり出ていて嬉しいです。
家に帰ると小さな子供が。旦那さんは、、、知らないおじさんでした~。
そうなんです。セブじゃないんですよね。
はぁ、本当に残念です。。。ま、仕方ないです。。。
そんなこんなで、ミアちゃんは旦那さんとディナーを食べに行くことになります。
旦那さんと道を歩いていると、ある店からジャズが聞こえてきます。
その音に誘われるように入っていくと、こんな看板が。
この看板、実は昔にミアちゃんがセブに考案したものだったんです。
「もしかして…」と思い、中へ進んでいくと。
やはり、そこにはセブがいました。
セブもミアちゃんと別れてから、自分の夢を叶えるために努力してきたんだと思います。そして「ジャズの店を開く」と言う夢を叶えることができたのです。最初はチキンも売りにすると言っていましたが、ミアちゃんのアドバイス通りジャズとお酒を売りにしてるっぽいですね(笑)
新キャラの旦那さんと店に来ていたミアちゃんは相当びっくりしたと思います。旦那さんは全く状況わかっていません(笑)
セブとミアちゃんはお互いに気づき、セブはゆっくりとピアノの方へ向かっていき、あの曲を弾き始めます。
あの曲とは、セブとミアが初めて会ったときに弾いていた曲です。
この曲によって2人は出会ったので、セブも特別な思いがあったのでしょう。
セブが奏でる音は、どこか切なくて、悲しい音のように感じました。
この曲を弾いている時に、今までの回想シーンが流れるのですが、その回想シーンは今までの失敗などが全て成功に変わっているんです。
個人的には理想と現実を表現しているのかなと思います。
友達は「選んだ道と、選ばなかった道。得た幸せと得なかった幸せ」と言っていました。めちゃくちゃ深いな。。。と感動しました。
ピアノを弾き終わった後、ミアちゃんは長居することなく店を出ようとします。
そして、去り際に2人は目が合います。
そこで何を話すこともなく、互いにうなずき、また別々の道へ進んでいくわけです。
最後はセブが「ワン、トゥ、ワントゥスリーフォー」と演奏の合図を口ずさんで終わるのですが、この合図も「今からまたそれぞれの道を進む」という意味が込められているのではないかと思います。
これが「LALALAND」ですよ。みなさん!(笑)
書く前は軽くまとめるつもりやったんですが、書き始めると熱が入りまくって止まりませんでした(笑)
まだまだ好きなシーンがあるんですけど、全部書くときりがないのでこの辺で止めておきます。といっても全部書いちゃいましたけど(笑)
ま、まだまだ物語は詰まっているので、ぜひ観てください。
次は「LALALAND」のここがすごい!ってところをまとめていきますね。
長くなり過ぎたので、次のnoteにまとめますね。
では、「LALALAND」1本目はこれで終わります。
ありがとうございました!!!
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