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作曲家・川口真、83歳で逝く。「ウルトラマンレオ」「モンシェリCoCo」など。

昨年から今年のかけて、昭和の偉大な作曲家や作詞家が亡くなっていく…悲しいことです。今度は、川口真さんですか。川口さんといえば、「ウルトラマンレオ」の初代主題歌が印象的です。二代目はいけません。やはり、真夏竜の魂の歌声でなければ「レオ」の特訓シーンの厳しさは伝わりません。

1分18秒ぐらいのところの「間奏」。「タラッタ、タラッタ、タラッタ、タタ」という部分が、カッコイイ!素晴らしい。編曲も、川口真さん自身が担当しておられます。

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あと、個人的に好きな「昭和歌謡」としては、由紀さおりの「手紙」。もともと、川口真さんは「編曲家(アレンジャー)」として出発した人なので、イントロや間奏に「聴くべきポイント」があります。この曲なら、イントロ(0:02)が良いですねえ。「トチンチ、トチンチッ」という弦楽器。私は音楽に疎いいので楽器名はわかりませんが、いいですね、ひきこまれますね。

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アニメでは「モンシェリCoCo」(渋すぎる!)なんか出来が良いですね。

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作曲だけの仕事なら、内藤やす子「弟よ」。ドラマティック歌謡の名曲です。

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「レオ」と同じく、阿久悠とのコンビでの傑作としては、夏木マリ「絹の靴下」。ちょっとイヤラしい阿久の歌詞に、ラッパ隊がうねるようにまといつく。「あ~、抱いて!」なんて、う~んスケベ。サザンオールスターズの桑田佳祐はこの曲が大好きなんだそうで。「勝手にシンドバッド」は夏木マリの初期の楽曲から影響を受けていますね。

2:15あたりの「タララッ、タラララッ、タララッタッタッタッタ」というトランペットが、とってもトロピカルです。

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名著「ニッポンの編曲家 歌謡曲/ニューミュージック時代を支えたアレンジャーたち」を読むと、編曲家としても川口真さんの神髄が見えてきます。興味のある方は、ご一読を。

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■ご冥福をお祈り申し上げます■





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