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【天才を殺す凡人】天才を活かすも殺すも私たち次第〜書籍紹介⑨〜

【超要約】
人は「天才」・「秀才」・「凡人」に分かれる。それぞれの属性を知って自分自身の力と組織全体の力を最大化する方法を取ることが必要である。
天才は創造性・秀才は論理性・凡人は共感性を尊重する必要がある。

こんにちは。ジェネラリスト大学生です。今回は北野唯我さんの著書『天才を殺す凡人』を紹介します。

簡単に言うと本書では、人それぞれ性質が異なることをあげ、その性質に合ったアプローチをすることで、人間関係を円滑に進めることができる。また、組織の力を最大化することができると書かれています。

『天才を殺す凡人』と言うタイトルは少し違っていて、凡人は天才を殺す人にもなりうるし、天才を助ける最大の相棒にもなることがまとめられています。そんな本書を読んだ感想や私なりに解釈したことをまとめていきます。


全ての人間は「天才」「秀才」「凡人」に分かれる

間違えてはいけないことは、「天才だからいい」、「秀才だからいい」、「凡人だからダメ」と言う話をしようとしているわけではないことです。
天才には天才の得意不得意があり、また、凡人には凡人の得意不得意がある。そして、それを理解して最大限の力を発揮しようと言うことです。

人間は以下のように分かれます。

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【天才】
◯利点:一見理解できないが、独創性に優れていて、数値やデータでは示せないような革新的なアイディアを生み出すことができる。
0→1にすることが得意
◯課題:独創的なアイディアを言語化することが苦手であったり、革新的すぎて、他の人に賛同してもらうための能力が乏しい。一見理解できない。
◯例:スティーブジョブズ
天才的な発想力で常識を覆すような製品を創り出すが、社内からの賛同を得られずに自分が作った会社を追い出されてしまう。
【秀才】
◯利点:論理的思考能力に長けていて、数値をもとに分析をとり統計的に物事を把握し、判断をすることができる。
0→1を再現することとができる
◯課題:データからは判断できないような発想を出すことが苦手である。論理的でないものへ賛同することができない。
◯例:マーケッター
過去の統計的な指標から、判断し道理的な判断を下して売れる仕組みを作ることができる。売れた商品を分析して、売れる仕組みを再現することができる。
【凡人】
◯利点:共感能力が高い。共感力を生かして天才の革新的なアイディアを一般化することができる
1→100にすることができる
◯課題:論理的に物事を導く能力に欠ける。革新的な発送を自ら生み出すことができる。天才の革新的なアイディアに共感できず殺してしまう。
◯例:社長直下の部下
社長の革新的なアイディアを理解して、会社全体にうまく広めることができる。社内全員の共感を引き出し、プロジェクトを進めることができる。

簡単にまとめるとこのように三者三様の特徴があります。
ここから分かることはどちらがいい悪いと言う話ではなく、三者とも得意不得意があると言うことです。

ここで、大切なことは、得意不得意を理解して自分の得意のところを伸ばすそして、他の人の得意なところを活かすことです。

また、この三者は明確に分かれるのではなくどの要素が何割あるのかで判断することができます。(例えば、天才10%・秀才20%・凡人70%のように)


相手の特徴を生かし能力の最大化を目指す

社内で「あいつとはなかなか馬が合わない」「あの人と仲良くしたいのにギスギスしてしまうことが多い」と言うことはありませんか?

これを解決するのが、相手の性質を理解して、特徴にあった接し方をすると言うことです。

例えば、
・秀才型の人と接するときは、感情論で話をするのではなく、数値をもとに相手のメリットは何があるのかをはっきりと示してあげることが良いでしょう。
・凡人型の人と接するときは、論理的にメリットを示して相手を動かそうとしてはいけません。相手の特徴を意識しながら、褒める・相手を承認する・気持ちに共感してあげると言うアプローチで相手を動かしてあげると良いでしょう。

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天才を殺す凡人ではなく、天才を活かす凡人になる

天才を殺す凡人ではなく、天才を活かす凡人になる」これが本書で一番伝えたかったことだと思います。

ここまでみた方ならなんとなく理解できるかもしれませんが、天才の発想は秀才や凡人には一見理解できないような突飛な考えです。しかし、そのアイディアは世界を変えうるアイディアです。

そして、一見理解できないアイディアを理解して、共感できる形に一般化させることが、凡人が天才を活かす方法であり、世界を変える方法です。

一見理解できないからと言ってすぐに否定したら、本書のタイトル通り「天才を殺す凡人」に成り下がってしまいます。

ここから判断できることは、凡人こそが天才を生かして社会を変える力を持っていると言うことです。

皆さんも自分の性質を理解し、特徴を生かした最大の力発揮しましょう。
また、相手の性質を理解して相手の力を最大限発揮できるようなアプローチをしましょう。

ここで大切なことが、「理解し理解される」ことです。このことは、下記の記事にまとめているので、是非ご覧ください。

以上で、『天才を殺す凡人』の紹介を終わります。

私も「自分と相手を最大化する人間」になれるように努力します。

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