【人は伝え方が9割】ビジネスはPREP(結論・理由・例・結論)で話せ!
社会人の方は研修などでPREP(結論・理由・例・結論)で話せと言われたことのある人が多いのではないでしょうか?
このPREPはメール・報告・連絡・提案・確認などのコミュニケーションを円滑にするためにかなり有効なテクニックです。
ビジネスのシーンは、学校とは違い誰もが優しく丁寧にあなたの話を聞いてくれるわけではありません。わからない話・長い話は聞きません。
このテクニックをマスターすることができれば、今よりもワンランク上のビジネスマンになることができます。
場面に合わせてPREPを有効に使う
本や研修から伝え方を学んでいるビジネスマンなら、伝え方について様々な法則を学んでいるかもしれません。
「たくさんの伝え方の法則を教えられたけどどれが一番有効なのか?」
と疑問に思うかもしれません。
しかし、一番はありません。TPOに合わせてそれらを使い分けることが大切です。つまり、原則として、場面に合わせた伝え方をしないといけません。
そしてこのPREPが有効に使える場面は下記のような時です。
・社内での報告・連絡・相談の場面
・既に決まっているものをもう一度確認する場面
・社外の人と認識をすり合わせる場面
・論理的に話すことが求められている場面
・社長や上司など時間がない人に端的に正確に伝えないといけない場面 など
大体イメージはつきましたか?
抽象的に言えば「端的に」「正確に」「覚えてもらいたい」時に使用すると効果的です。
反対に、これらの場面でPREPに話せていないと認識の違いが起きたり、無駄に時間がかかってしまって、無能扱いをされる可能性もあります。
自分のためにも相手のためにも是非マスターしましょう。
PREP(結論・理由・例・結論)で話すとは?
これはビジネスシーンでよく使われる用語です。そして、ビジネスシーンで非常に役立つスキルです。知っている人も知らない人ももう一度確認してください。
具体例を出します。
製品のセールスの時に大切なことの一つがブランディングです。
理由は、ブランディングをすることで、ターゲットを明確にし伝えたいメッセージを効果的に伝えることができます。また、競合との差別化をすることができます。
具体的な例として、コメダとスタバのブランディングの例を出します。
コメダは「ゆったりとしている・落ち着ける・田舎っぽい・モーニング・複数人で長居することができる」
スタバは「スタイリッシュ・落ち着いた雰囲気・ビジネスっぽい・都会っぽい・一人席が充実している」
というブランディングを行っています。
このことによって、目的に合わせて競合と取り合うことなく、狙ったターゲットを確実に獲得できます。
これらの理由からセールスの時に大切なことの一つとして、ブランディングを上げることができます。
ブランディングの重要性がわかりましたよね。
なぜこれが響くのかを詳しく説明していきます。
①コミュニケーションコストが下がる
PREP(結論・理由・例・結論)の順番で話すことによって、話が整理されて相手が聞きやすなり、コミュニケーションコストが低くなる。
みなさんコミュニケーションコストという言葉聞いたことありますか?
私が以前ベンチャー企業で働いていた時に何度も言われたことです。
簡単にいうとコミュニケーションコストとは。
・コミュニケーション:報告・連絡・相談・提案・確認など
にかける
・コスト:時間的コスト・人的コスト・材料的コスト・精神的コスト
のことです。例を示すと、
毎日分単位で仕事をこなしているベンチャー企業の社長と仕事をしているとします。その人の作業の合間に、あなたは企画書を提案しなければいけません。
その人にポイントが理解しづらく、纏まっていない内容をダラダラ話しているところを想像してください。
社長の「時間」、耳を傾けるための「労力」、記憶しなければいけないことが分散しているため削られる「記憶力」、ストレスによって削られる「精神力」、わからないことを聞かなければいけないので増える「会話のラリー」など様々な弊害があります。
これらを避けるためにも、コミュニケーションコストが低くする「PREPではなす」を実行してください。
②系列位置効果で記憶に残りやすい
系列位置効果を一言で言うと「最初に知覚したものと最後に知覚したものを人間は、記憶をしやすい」と言うことです。
・最初の刺激を思い出す確率が高い=初頭性効果
・最後の刺激を思い出す確率が高い=親近性効果
があります。この二つは同じように見えて原理としては少し違います。
初頭性効果は、意識にある時間が長いため長期記憶です。
反対に、親近性効果はアウトプットまでの時間が短いため思い出すことができる短期記憶です。
これらについては、下記の記事をご覧ください。
ここで話している記憶の原理を知るとで、PREP(結論・理由・例・結論)で話す効果がさらに理解できると思います。
そしてこのPREPの技術と系列効果の原理を応用して、様々なことに応用することができます。
③エピソードで右脳・ロジックに左脳を刺激する
PREPのEの”例”も記憶に残しやすい要因になります。
人の記憶の原理には、「意味づけすることで記憶に残りやすい」ということがあります。
例の部分でストーリーや具体的な例を示すことで、エピソード記憶として、意味づけされた情報として保持することになります。
このことによって、さらに相手の記憶に残りやすくなります。
みなさんも実体験として経験があるのではないでしょうか?
一つ例をお見せします。
条件反射という言葉をご存知ですか?
この条件反射を証明した実験がこちらです。
実験内容 編集
パブロフが行なった実験は、以下のようなものである。
1)イヌにメトロノーム(ベル・ホイッスル・手拍子・足踏みと言う説もある)を聞かせる。
2)イヌにえさを与える。イヌはえさを食べながらつばを出す。
これを繰り返す。(上記の二つのプロセスを条件付けという)
3)すると、イヌはメトロノームの音を聞いただけで、唾液を出すようになる。
4)これがいわゆる学習と異なるのは、つばの分泌が無意識的で自動的な調節に依存している点である。
(Wikipediaより抜粋)
いわゆるパブロフの犬というものです。
このようにユニークな実験が例として挙げられていると記憶に残りやすいですよね?
PREPの例は具体的かつ身近なものであればあるほど有効です。その分だけイメージに残りやすいからです。
以上でPREPで話す効果と重要性をお話ししました。ビジネススキルは実践が大切なので、使いこなせるようになってください。
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