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ぼくは本を折っちゃうけど、あなたは?

こんにちは、よすです。

あなたはどのように本を読むでしょうか?

ぼくはページの端をボキボキに折ります。

ボッキボキの『プロパガンダ:広告・政治宣伝のからくりを見抜く』
他の本もボッキボキ

なんでこんな習慣になったのか?自分なりの理屈を整理してみました。


じぶんだけの感動目次

本を読んでいて「これは・・!」と感動した部分ってあとで見返したいですよね。

人によっては読書ノートをつけたり付箋を貼ったりしていると思います。が、読書ノートは読書のリズムを崩してしまうし、だんだんとノート作りに疲れてきます。付箋はピロピロした部分が気になってくるのであまり気が進みません。
なので、ぼくはページの端をさっさと折ってしまいます。
さらに感動した箇所を赤ペンで線を引いたり囲んだりというマーキングをしています。

また、折ってしまうことで自分が感動したページが物理的に一覧できるようになるので、「じぶんだけの感動目次」のような機能が生まれます。

それにより、本を再読したときに自分にとって重要なポイントをふりかえりやすくなります。例えば、みなさんお気に入りのカフェや温泉や旅館や絶景ポイントや国などがあると思いますが、好きな場所には何度も行きたくなりますよね。本についても同じで、「あれについてもう一回読みたいな」と思ったときにすぐにそこへ行けるといううれしいメリットがあります。

また、ぼくは数ヶ月後か何年後かにまた同じ本を読み直すことがあるのですが、はじめてその本を読んだときにどこに感動したのかを知れておもしろいです。いわば日記みたいな感覚でしょうか。

あの頃からいろいろな経験をしたり本を読んだりして少し別人になった自分から見ると、過去感動したポイントがつまらなく見えたり、また感動できたりして楽しいですよ。

何年か前の書き込み。クソオモロイ

学びに集中できる

ぼくの中で、本を折ったり書き込んだりする行為には「退路を断つ」という意味もあります。

フリマアプリによって不要なものを売りやすくなりましたよね。僕も一時期はフリマアプリにどハマりして、本やゲームや服や家電など売れるものはなんでも売っていました。

そんな中で身をもって痛感した教訓があります。
それは、「売る前提で所持しているものを味わいつくすのは難しい」ということです。

例えば、ぼくは大学生のころ、新しく発売されたゲームソフトを買ってプレイしてすぐに売るという節約術をよく使っていました。発売日から新しいものをすぐに売れば高く売れるので、実質数百円で新しいゲームをプレイできるのです。

しかし、早く売るために「このゲーム早くクリアしないと・・」と焦ってしまうと、もはやゲームを楽しむことはできません。また、自分にとって良いゲームだったのかそうでないゲームだったのかの価値基準も「序盤が楽しいかどうか」だけに変わってしまい、「長期的にプレイしてみてどうだったか?」という視点や忍耐強さは失われてしまいました。

本についても同様です。本をできるだけ汚さずに読む行為自体もストレスフルですが、急いで読んでもほとんど感動できず、忍耐強く内容を理解しようという姿勢は失われます。それによって、要点だけを書いた、短くて薄い本が良い本であり、1つの論点を慎重に検討した、長くて厚い本は悪い本という偏った感想になりがちで危険です。

ぼくが本を読む目的は、だれかの意見を頭から信じこむことではなく、自分で考えなおすことにあるためです。

そういう意味で、本を折ったり書き込んだりする行為は、本と向き合うしかない状況をつくりだすことに貢献しています。

もう本は売りません。つまらない本は読まずに捨てます。ハズレ本を買ってしまったのも身銭を切った学びの1つかなと思います。

身銭を切らないかぎり、進化は起こりえない。

身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

本を「使う」ことができる

あと、本をきれいに保つことを意識してしまうと、いつの間にか本を使うことができなくなります。「使う」とは、読んで学んで実行するためになんども手にとることを意味します。

表紙カバーも帯もきれいに残しているかたは多いと思います。ぼくも特に新しく買った本のカバーや帯を捨てるのは抵抗があります。ですが、本の帯は読書のジャマになることはありますが、役に立つことはほとんどありません。なのでぼくはさっさと捨ててしまいます。表紙カバーも、特にハードカバー系のものはさっさと捨ててしまいます。かなりズレやすいので。

ふしぎなもので、特にハードカバーの本の表紙カバーをすてると途端に本が実用的なものとしての輪郭を強くします。道具性が増す、といいましょうか。「使ってやろう」という気が強くなるのです。

本をきれいに並べることに楽しみを感じる人もいると思いますが、ぼくにとって本は道具であり、知恵袋です。潔く使って、ボロボロになればかっこいいなと思います。(もちろん、なんとなく表紙カバーが捨てれない本もあるのですが。😇)


これなーんだ?

おわりに

今回はぼくの本の扱いかたについて軽く紹介しましたが、あなたはどのように本を読んでいますか?もしお時間あればコメントいただければと思います。

お読みいただいてありがとうございました!

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