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性の喜びを知りやがって!! 『ケロッグ博士』(1994)

53点/100


すごい面白い訳ではないし、ツマらない訳ではない。

このnoteの題は、視聴して頂ければ、わかると思います。


あらすじ


ジョンハーヴェイケロッグは、菜食主義者(厳密には、牛乳は、飲用していた。)で、発明家。

コーンフレークを発明した人である。

ミシシッピ州バトルクリークに健康施設を建て、当時の富豪たちがケロッグ博士に健康の教えを乞いにやって来る。

浣腸をして、胃をキレイにして、電気風呂に入り、電気毛布で寝る。

彼は、自慰行為を体に負担をかける禁忌だと提唱し、セックスを邪悪なことだとしていた。

ケロッグ博士に夫婦が診察をしてもらいにやって来る。


無駄に大予算


『ナッツ!』というドキュメンタリー映画を以前、観た。


あらすじとしては、

"ヤギの睾丸を男性に移植して、男の元気を取り戻そう!!"

というトンでもない詐欺を働いた医者がいたというドキュメンタリーで、腹を抱えて観た。

そんな映画にあらすじやルックが近いので、観てみることにした。

観終わった後、期待を裏切らず、同じように、もう内容を忘れている。


主演は、『フェリスはある朝突然に』のマシューブロデリック

ケロッグ博士は、『羊たちの沈黙』、『ファザー』などのアンソニーホプキンス

その他、『マルコヴィチの穴』、『ラブ&マーシー』などのジョンキューザックが登場する。


すごい豪華な俳優陣。

そして、すごくお金の掛かった美術やセット。

で、やる内容がこれっすか。

実際、本国では、大コケしたらしい。


Wikipediaより


浣腸愛好者でもあり、ハンサムな男性使用人に言いつけ、健康のためとして毎朝浣腸をさせていた。 彼が開発したシリアル食品が本当に食物繊維が豊富であれば、それを食べていれば浣腸など必要なかったはずである。 ベストセラーとなった「老若にとって紛れもない事実」で「自慰とその影響に対する治療法」と題する節で、世の親たちが息子たちのマスターベーションについてケロッグは「幼い少年においては、ほとんど常に成功する治療が陰茎包皮切除である」「手術は外科医によって行われるべきだが、麻酔を用いてはならない。何故なら手術に伴う短時間の痛みが精神に有益な影響を及ばずからである。とりわけその痛みが罰という発想に結びついてくれるなら…」と語っている。 また、別の方法として「勃起を妨げるように縫合する方法」も推奨している。

wikipediaより、引用


観終わった後に、大爆笑してしまった。

現代人からしたら、如何に頭のおかしいおじさんだという事がおわかり頂けるだろう。

読み物として、面白いので、是非、wikipediaを読んで頂きたい。


wikipediaには、こうも書いてある。

シリアル食は自慰の禁止及び去勢を目的に作っていた病人食のパン生地を誤って乾燥させてしまい、それを患者に与えたところ患者たちの好評を得たことからコーンフレークとして販売するようになった。

同じくwikipediaより、引用


この映画を観て、唯一、タメになったのは、こんなオジサンがコーンフレークを発明した人だと言うブラックジョークでしか使えない知識。

昔、フルーツグラノーラがマイブームになって、よく食べていたのだが、ある時、

"家畜のえさを食べているみたいだな"

と思って、急に冷めたのを思い出した。

今作を観て、納得した。


感想


さっき、観終わったのに、おぼえていない。

『宇宙人ポール』、サシャバロンコーエンのコメディも好きだが

"どのシーンが好きなの?"

と言われても、おぼえていない。

サシャバロンコーエンなんて、『アリG』,『ボラット』,『続ボラット』,『ブルーノ』,『グラディエーター』を観た記憶があるが、一切、おぼえていない。

今作で、ジョージとケロッグ博士との親子の確執やコカ・コーラの創設者でしたとか、はっきり言って、どうでもいい。

個人的には、今作は、好きだと言える。

明日忘れるぐらいのコメディが一番、いいと思います。


ここまで、読んで頂き、ありがとうございます。
愛してるぜ!!

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