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配信映画感想生活

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Amazonプライムビデオ、Netflixで、配信されている映画を観て、感想を書いています。 面白ければ、面白い。 つまらなければ、つまらない。 他の人に邪魔されない。 … もっと読む
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マンダロリアンが好き?じゃあ、これを観ろ!! 『夕陽のギャングたち』(1972)

67点/100 古い映画って、絵が古いだけで、敬遠しがち。 だけど、掘り出し物も、あるんですよね。 あらすじメキシコの砂漠。 裸足で、汚らしい身なり、弱々しい小太りのおっさんが馬車に近づき、 "母の葬式に向かいたいから、乗せてくれ" と訴える。 "80kmだ。歩いていけ" と断わる馬車の男。 "これで" とわずかばかりのチップを渡す。 盗るように受け取る男。 そして、おっさんを見回して、"完璧だ"という。 おっさんが馬車に入ると、貴族やお金持ちが豪華

三十路の男が視聴して、すみません。 『プライドと偏見』(2005)

62点/100 鑑賞中に、居心地の悪さを感じながら視聴。 あらすじ18世紀。 身分やお家柄を重視する時代。 女性は、権利が低く、土地や家財を相続出来ない。 貴族としては、身分が低いベネット家。 5人の姉妹。 本作の主人公 次女 エリザベス。 彼女は、読書を愛し、身分やお家柄じゃなく、本当の愛を見つけたいと思う聡明な女性。 ある時、ビングリーという貴族が村で、滞在するために、引っ越してくる。 村の舞踏会にも、出席することを知り、色めく5人の姉妹。 舞踏会に

映画の教科書 『レザボアドッグス』(1992)

60点/100 恥ずかしながら、観てなかった作品。 前に観とけば、『パルプフィクション』や『デスプルーフ』、『ヘイトフルエイト』をもっと楽しめたのかなと思ってしまう。 あらすじジョーによって、集められたMr.ホワイト、Mr.オレンジ、Mr.ピンク、Mr.ブロンド、Mr.ブラウン、Mr.ブルーは、ダイヤモンドの強奪をはかる。 ブロンドの発砲によって、警察が通常よりも、早く来てしまう。 命からがら逃げ伸びたホワイトとオレンジ。 しかし、オレンジは、逃げる途中で、腹部に

母は、強し。子も、また、強し。 『ルーム』(2016)

70点/100 ずっと、ウォッチリストに入ったままだった。 ちまたで、おススメと言われる映画に間違いは、ないと再確認。 70点は、決して、低くない。 シェフが75点。 ザフラッシュが73点だ。 あらすじジャックとママは、二人で、天窓が一つしかない6畳ぐらいのルームで、生活をしている。 外に出ることは、出来ない。 二人で、テレビを観たり、ご飯を作ったり、ストレッチをしたりして、過ごしている。 ジャックは、5歳の誕生日を迎える。 ジャックは、ママとTVで、観た

つまり、完璧じゃないから、サイコーなんだ 『ピッチパーフェクト』 (2012)

85点/100 noteをやっていて、よかった。 "いつか観よう、いつか観よう" そう思って、気付いたら、観る機会を逃す。 noteで、映画感想を書こうと思ったのが、ウォッチリストに入ったまま、眠っている名作を観るためだ。 今作を観れただけで、やっててよかった。 あらすじ大学に入学したベッカ。 ベッカは、マッシュアップを作っているDJ。 彼女は、同大学で、大学教授をしている父親と確執を持っている。 孤独を好むベッカ。 ベッカがシャワー室で、歌っていると、そ

性の喜びを知りやがって!! 『ケロッグ博士』(1994)

53点/100 すごい面白い訳ではないし、ツマらない訳ではない。 このnoteの題は、視聴して頂ければ、わかると思います。 あらすじジョンハーヴェイケロッグは、菜食主義者(厳密には、牛乳は、飲用していた。)で、発明家。 コーンフレークを発明した人である。 ミシシッピ州バトルクリークに健康施設を建て、当時の富豪たちがケロッグ博士に健康の教えを乞いにやって来る。 浣腸をして、胃をキレイにして、電気風呂に入り、電気毛布で寝る。 彼は、自慰行為を体に負担をかける禁忌だと

女心と秋の空 映画『真珠の耳飾りの女』 (2003)

46点/100 絵画に残念ながら、造詣がなく、『レンブラントは誰の手に』がヨーロッパのお金持ちの生態を知るのに、面白かったので、何となく、観てみることに。 光彩が綺麗なので、好きな人も多いと思う。 あらすじ家族から働きに出され、フェルメール家の女中になる少女 グリート。 フェルメール家の雇い主と女中の関係。 フェルメールの奥様と女中の関係。 パトロンと絵描きの関係。 昼ドラのような渦巻く関係の中で、純粋な少女 グリートは、振り回される。 真珠の耳飾りの少女の謎

マジで、音楽で、世界を変えようとした最凶のバカがいたって話 『グッド・バイブレーションズ』(2019)

80点/100 2024年3月20日に観ていて、アマプラかHULUに入っている人。 配信は、今日まで!! このページを閉じて、これを観てくれ!! …もう観たよね? 観たよね!! まだ、観てない人へあなたは、『Everyday』という作品を知っているだろうか? 毎朝、目覚めると別の体に憑依し、人生を送る謎の存在"A"と主人公の少女の恋愛ストーリー。 SF?ファンタジー? 甘酸っぱいラブロマンス。 主演は、トムホ版スパイダーマンで、学校の放送委員のベティ役 ア

セクシーランジェリーと機関銃 『マチェーテ・キルズ』 (2013)

50点/100 まぁ、ロバートロドリゲスで、くだらないのは、当然。 3Dゴーグルが手元になかったので、この点数。 あらすじ主人公 マチェーテコルテズとサルタナが軍隊と麻薬カルテルの武器取引を止めるため、潜入捜査に入るも、後から来た麻薬カルテルに攻撃を受ける。 その際、この取引がミサイルの取引だと知り、プロレスマスクの男にサルタナは、殺されてしまう。 マチェーテも気絶させられ、テキサスの汚職警官に捕まる。 絞首刑になるも、不死身のマチェーテ。 そこにアメリカ大統領

肥大化する経済 『くもりときどきミートボール』(2009)

76点/100 今回で、映画を見て、感想を伝える投稿が10本目。yeah!! マガジンも作ってみたので、是非、拝読して頂きたい。 あらすじ主人公 フリントロックウッドは、発明家だが、失敗作を作り続け、幼少期から、変人扱いされている。 靴紐がほどける問題を解決するため、噴射すると、スニーカーになるスプレーを作るも、脱着出来ず。 自走式のテレビを作るも、テレビが迷子になってしまう。 ネズミ鳥を作り、大量繁殖させてしまう。 そんな彼を支えたのは、母親であり、 "有名

ファミリームービーと見せかけて、お仕事映画 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 (2014)

75点/100 一回目観たら、50~60点ぐらいかなと思ったが、二回目観たら、考えが変わったので、この点数に。 先入観は、よくないと思わされる。 あらすじ主人公 カールキャスパーは、レストランのチーフをしている。 彼には、パーシーという別れた妻 イネズとの間に息子がいる。 2週間に1回、息子 パーシーと過ごす事が出来る。 パーシーは、父とお互いに交流を深めたいと思っているが、カールは、料理の腕はいいが、父親として、自信がない。 そんなある日、カールのレストランに

救いのない人生 『shine』(1997年)

33点/100 ザビーチボーイズのブライアンウィルソンの伝記映画『Love & マーシー』があまり好きじゃない。 この映画も同様の題材で、同様のエンドへの運びになる。 よって、この点数になっている。 あらすじ主人公 デヴィッド・ヘルフゴットは、父親の夢を強制的に背負われた少年。 父親であるピーターは、自分が買ったヴァイオリンをピーターの父親(デヴィッドの祖父)に破壊され、夢を壊された。 そんなピーターは、デヴィッドに対して、 "お前は、ラッキーだ" と語る。

真実こそ嘘の中に 『アメリカン・フィクション』

55点/100 基本的には、これぐらいの点数だと思って欲しい。 フェイブルズマン方式をとっている。 面白いものは、面白く。 つまらないものは、つまらない。 x軸が点数、y軸が満足度なら、S字を書くような点数表をイメージして欲しい。 今作は、普通より、やや面白い程度だったので、55点という点数になっている。 アフリカンアメリカン昨日のアカデミー賞作品賞にノミネートされていた『アメリカンフィクション』。 日本では、劇場公開もなく、アマプラでの独占配信となっている。

宗教と主義 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

?点/100 点数制を始めて、3日目にして、壁にぶち当たった。 算数の正確さとポエムの美しさを同じ基準で、判定していいのかという問題だ。 スーパーヒーロー映画の『The FLASH』と今作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』を同基準で、判定出来そうにない。 そもそも、男性である自分が点数にかこつけて、判定できる映画じゃないと思った。 劇中で、登場する 『逃げる』と『出ていく』は、違うこと とあるが、『逃げる』に近いかもしれない。 絶賛うつ状態嫌なことが度重な