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戦略系コンサルタントを3年半やり、その後は、バイオベンチャー立ち上げとかもやって、いま…

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戦略系コンサルタントを3年半やり、その後は、バイオベンチャー立ち上げとかもやって、いまは電子書籍と紙の総合書店を企画&運営中。日々、未来の本と本屋を企ててます。

最近の記事

「温めてください」と「温めなくていいです」

会社のお昼は、いつも5階のパンの売店でパンを買っている。 お気に入りは、ソーセージパンとアイスコーヒーだ。 さて、売店のおばちゃんは、いつも「パンを温めますか?」と聞いてくる。 僕は、時に温めてくださいと答え、時に温めなくていいです と答えている。そこに揺らぎがあるのだ。 一度、おばちゃんに温めなくていいですと言ったのに温めてしまったことがあった。おばちゃんは、さぞ申し訳なさそうに「ごめんなさいねぇ、お兄さんは、温めるものだと思ってました」って言ってて、こっちの方こそ、

    • 時間のはなし

      六歳になったあおいさんの話。 このまえ、あおいさんが、家族ぐるみで仲良くさせていただいているご夫婦にお手紙を渡したんです。 一枚は、その日が誕生日の旦那さんに、「おめでとう、大好きだよ」と。で、もう一枚は、奥さんに、「大好きだよ」と。で、更にもう一枚。お二人が飼っていた愛犬に対して「大好きだよ」と。 飼ってい「た」と言ったのは、1年以上前に亡くなってるからです。でもね、あおいさんの言い方が、別に過去のこととしてではなく現在のこととして言っている言いぶりで、しかも、とって

      • NHKシブ5時で紹介されたペア読書は最強読書法と断言できる理由

        初めまして。ペア読書広げ人を名乗ってるよしやです。2020年10月のNHK「シブ五時」で最強読書法と紹介されたペア読書にハマってます(笑) 何故、最強なのか?について紹介したいと思います。 「本を読んで、自分に足りない部分を客観的に見つめられる方」 「ただ、本の世界に浸りたい方」 そんな方にはこれから喋ることはお勧めしません。そっとnoteを閉じてください。 「本を読んでも読んでも血肉になってるか分からない」 「色んな本を読むと、結局何を信じていいか分からない?」 そん

        • コミュニティマネジメント方法を宗教を題材に考えてみた

          この題材で書きたいと思ったきっかけコロナで4月~7月にほぼ完全テレワークになったあと、うちの部の一人が退職してしまった。理由を聞くとテレワークで時間が余り、かつ、自分がやりたい仕事って何だろう?と真剣に考えちゃったそうだ。 ふむ…だとすると、雑談を増やそう!とか、コロナが落ち着いたからリアルで集まろう!とか、そういう表面的なものではない気もする。テレワークで、元々あった問題が顕在化しただけだ。 だとすると、様々な思惑がある人の集団があったときに、どうやって結束力を高めたら

        「温めてください」と「温めなくていいです」

          ペア読書が日本を救う

          ペア読書を広めるためのサービス「ペアドク」をオープンさせました!ちなみに、ペア読書ってなんだよ?って方は、そやさんのnoteを是非読んでくださいね。 サービスとしては、まだイベントしかありませんし、サイトのコンテンツもイベントレポートや体験談が載ってるだけのサイトですが、一語一語魂を込めたので是非ご覧ください! ペアドク さて、トップに「出会って30分で、素で話せる」というキャッチコピーが出てますよね。ペア読書を知ってる方は、「あれ?ペア読書って、本を効率的に読む方法じ

          ペア読書が日本を救う

          すみれさん、すごい

          僕には、5歳になる双子の娘がいる。 その1人、すみれさんのことをめちゃくちゃ尊敬したので、そのエピソードを綴る。 なお、カバー写真は、すみれさんの最新作だ。 すみれさんは、Kくん(仮称)と言う男の子と仲が悪かった。というのも、Kくんは、すみれさんのことを「くさい」と言って、ちょっとチョッカイをかけてきてたから。僕はKくんに近づかないほうがいいよ、とアドバイスをした。当たり前だ、娘を守る気持ちだったかも。 でもすみれさんは諦めなかった。どうしてKくんは意地悪するのか、

          すみれさん、すごい

          「意味がある」とは何なのか?

          山口周さんの言ってる「意味がある」について、しっくり来てるような来てないような感じだった。例えば、子供の落書き。これは明確に役には立たないだろう。ただ、意味があるかどうかといえば、自分の子供の落書きなら意味を見出せるかもしれない。だとしたらすべてのものになんらかの意味があると言えないか? ペアドク仲間のおさみさんのnoteを読んで、この点がすっきりしたので僕もnoteに書いておく。彼のnoteを引用すると、 どんな意味があるかと言えば、世界観を実現させる意味を持つ。 それ

          「意味がある」とは何なのか?

          鬼滅の刃は、走馬灯が肝なんじゃないか?仮説

          ゴールデンウィークは、鬼滅の刃にハマってしまった。アニメを見て、コミックを全巻買って、いまでは様々な人の考察を読むまでに。 生業としてコミックを販売している身からすると、鬼滅の刃は異常な売れ行きだ。「キングダム」とか「進撃の巨人」とかビックタイトルはあるけど、そのビックタイトルの数倍の反響で、もはや、社会現象の一つの感がある。 なぜ、そこまで鬼滅の刃がウケたのか? ストーリーがジャンプっぽい王道だけどスピード感があるという説がある。鬼にされた妹を助けるために鬼狩りになり

          鬼滅の刃は、走馬灯が肝なんじゃないか?仮説

          西郷隆盛は、何故江戸城攻めを思いとどまったか?

          すっかり明治維新ファンになっているよしやです。さて、今回は、江戸城無血開城についてです。世界的にみても凄いですよね。旧体制の城が壊されず、かつ、旧体制のトップも殺されなかった。 少し状況を整理すると、鳥羽伏見で西郷隆盛と徳川慶喜は戦い、徳川慶喜は江戸に逃げ帰ってます。その後、西郷隆盛が追撃するのは世の常。江戸まで軍を進めるのですが、直前で江戸城攻めを取りやめるのです。西郷隆盛を思いとどまらせたのはなんだったのか?それについて、主人公が違う3つのドラマをみて分析したいと思いま

          西郷隆盛は、何故江戸城攻めを思いとどまったか?

          慶喜はなぜ戦いから「逃げた」のか?

          最近、篤姫(全50話)を見終わりました。 元々は戦国時代が好きだったのですが、このドラマを通じて”明治維新”にすっかりハマってしまいました。その中で、あぁ、関与した人の数だけ事実はあるんだろうな…と思ったことがあったので、それを具体例を出して説明したいと思います。 鳥羽・伏見の戦いというものがあります。すげ~ざっくり言うと、海外に対抗するために、「有力大名が合議で政治をするべき!」という薩長派と、「徳川家でなんとかする!」という幕府派の喧嘩です。 本当に変わらない事実だ

          慶喜はなぜ戦いから「逃げた」のか?

          「やるべき」「やれる」「やりたい」はぐるぐるシステムで見るべき仮説

          「努力2.0」という本を #ペア読書 していたら、全く違う方向に話が進み、仕事における「やるべき」「やれる」「やりたい」の話になり、盛り上がったんですよね。(話が脱線して、脱線の方がメインテーマになってしまうことは、ペア読書の良いところの一つ) 仕事は「やるべき」「やれる」「やりたい」を満たすものを目指したいよねというお花畑的な考え方ってありますけど、実際はそんなに「静的」なものじゃないな~と思ってます。 まず、「何処から始めるか」という話。それについては、色んな人が色ん

          「やるべき」「やれる」「やりたい」はぐるぐるシステムで見るべき仮説

          最短で進まないけど何か起こりそう感を「発酵」って表現するの素敵だな仮説

          落合陽一さんの「2030年の世界地図帳」をペア読書して、非常にインスパイアされたのでノートの記事を書きます。 僕がすごく興味を惹かれたのは日本の国家戦略。GAFAに代表される”情報”のレイヤーで覇権を握るアメリカと”工業”および”(ある程度の)情報”のレイヤーで派遣を握ろうとする中国。この2人の戦いには、日本は入っていけないというのは、当たり前の話。そこからが面白いのよ~。 ヨーロッパはすげぇ 興味深いのはヨーロッパ。彼らはこの2人に対して真っ向から勝負せずに、”情報”

          最短で進まないけど何か起こりそう感を「発酵」って表現するの素敵だな仮説

          「家族の幸せカーブ」の発見

          今日は、世紀の発見をしたのでご報告します。 さて、家族ができると挿絵のようなただただ幸せなこともあるのですが、それは一瞬。家族とは「生活」なので、長期的に幸せを続けるには努力が必要だと思ってます。(努力しないで「家族なんだから」というロジックを振りかざす輩は、一回脳みそを洗剤で洗うことをお勧めします) さて、僕の子供は双子。いま4歳です。毎週の土日にどこに行くかの積み重ねこそ、「幸せ」の最小要素でもあります。双子にとってみれば、奥さんの実家に同居しているので、祖父母も含め

          「家族の幸せカーブ」の発見

          スタートダッシュが大切 仮説

          すごく久しぶりにnoteを書く。 僕は、朝渋という、日本の朝を変えちゃうコミュニティに所属をしてます。そこで、「note習慣化したい!」という仲間が集まってリレーを始めてます。昨日が第一回。我らがリーダーのてんちゃんでした。 僕は第2回目。何を書こうかな。 僕には双子の女の子の子供がいる。いま4歳になった。「双子だと大変だったでしょう?」とよく言われる。そういう時は、謙遜せずに「そうですねー!」と答える。それくらいは大変だった。育児についての男性視点のTipsを書いてみ

          スタートダッシュが大切 仮説

          原体験を掘り起こしてみた

          少し前に、モチベーショングラフというやつを書いた。時系列で幸せ度がどう変化してきたかの自分史である。 30歳くらいまではあらゆることをそつなくこなし、幸福度はほぼずっと100で、「人生こんなもんかー」と思っていた。それを言ったら「いけ好かないやつだったんですねー」という反応をされてしまった。自分のことをいうのはおかしいけど、自分がいけ好かないやつだった覚えはあまりない。今の自分をよく見せるために必要以上に過去の自分を陥れてしまってるんじゃないか・・・。過去の自分と和解すべく

          原体験を掘り起こしてみた

          「サイコーっすね!マネジメント」最強仮説

          企業に勤める人は各々優秀であるのに、組織判断として出来上がったサービスやキャンペーン施策が極めてイケてない(ことが多い)ことってよくありませんか? 名著「人を伸ばす力」には、こんな話がでてきます。 トップが「創造的であれ!」と部長達に指示すると、「創造的であることを管理する」ため、結果として、部下たちは部長たちの顔色を伺った施策しか出なくなり、創造的でなくなる。 部長達の気持ち、めっちゃ分かります。創造的であれというコマンドを受けた以上、創造的な施策を打ち出す義務を感じ

          「サイコーっすね!マネジメント」最強仮説