高田佳岳(イルカの飼育施設から島の観光を絶賛振興中)

東京から壱岐に移住して、潰れかけたイルカの飼育施設の再生をしています。人口25,000…

高田佳岳(イルカの飼育施設から島の観光を絶賛振興中)

東京から壱岐に移住して、潰れかけたイルカの飼育施設の再生をしています。人口25,000人の島での移住生活のリアル、イルカの飼育や施設運営や経営について、島の観光や商売について、あるがままに書いていきます。

最近の記事

壱岐の月に呼ばれて。。。

月今年、8月11日、僕の最も大切な日とも言える日に、 morino cafe ten (https://www.instagram.com/morino.cafe_ten/) が引き渡された。この物件・土地、実は4年前に紹介してもらっていて、本当に大好きで、絶対に欲しい!と思えたけど、その時には全く手が届かなかった。 ずっと気にはなりつつ、縁がなかったのかなぁ、なんて思っていた。 それがふと立ち寄った神社のカフェでの立ち話から、急転直下、一気に流れ、あっという間に購入する流

    • 治療させない経営者と呼ばれた男。

      治療させない経営者(笑)僕はイルカの飼育業界では「治療させない経営者」と言われているみたいです(笑) 辞めた社員の証言や僕の発信を見てそんなことを言われていますが… 治療をさせないんじゃなくて… 真意は、僕の5年間の飼育に関わった経験の中で、これまで治療してきて治ったことがないので「薬の効果やそもそもの動物治療のあり方を疑っている」だけで、まだ「治療させなかった」ことはないし、今後もちゃんと納得できれば投薬もよしとしてますよ。 ただ、今後、血液検査の結果が芳しくない時に

      • 2023年11月11日 イルカと過ごして5周年。

        2023年11月9日。 IKI PARK MANAGEMENT を立ち上げて5年が経ちました。 この5年間、本当に色々なことがありました。 初めての移住、地方生活、観光施設の事業再生、イルカとの生活、社員とマネジメント。 たった5年でとんでもない経験をさせていただきました。 たくさんの方々に助けてもらい、壱岐に来てもらい、並々ならぬご指導ご鞭撻、ご声援をいただきました。 コロナで本当に首が回らなくなりそうになった時にはたくさんの方々にサポートをいただきました。 そこからいま

        • 「伝わる」なんて思っちゃダメ。「伝えきる努力と技術」 頑張ります!

          たまたまご連絡いただいた方から、衝撃のお話が! 「あんたのこと知らんけど、俺は好かんちゃね。」 「悪い噂ばかり聞きよるよ。」 「補助金の申請に行ったら、やかましく言われて嫌だった。」とのありがたいお言葉をいただきました。 これ、すっごいありがたい。。。こんなこと面と向かって(電話だけど)言ってくれる、ほとんど面識のない壱岐の人は初めてかもなんです。 この5年で「おかしいでしょ!」と直接言ってくれた人、過去に1人だけ。 あ、役場からはちょこちょこ言われますけど、そこはちょっ

          LIGHT UP NIPPONが始まった日

          名実ともにLIGHT UP NIPPONが始まった日。 3.11.から「僕にしかできないこと」を探して,やっと見つかった!と思ってた花火。 2011/4/9〜10の週末に車で東北に行って, 「花火あげましょう!」と話していった…。 当たり前だけど,釜石で不謹慎だと相手にされず, まだ遺体が残ってる、海と色んなものの混じった匂いに包まれた、たくさんの瓦礫の山の中で、 現実と自分のイメージの乖離に心がへし折れた。 カメラマンの AKI 君にケツを蹴られて、目覚めたものの、全く

          生簀に入れる、入れない、あなたならどうする?

          スカイが死んで、イルカパークにきてから5頭のイルカが死にました。 それらを受けて、僕の想いとこれからについて書いてみます。 飼育に携わる皆様には不快に感じられることもあるかも知れません。ただ、海とイルカが大好きで、自然から生き方を学び、 壱岐にきてイルカたちに僕の足りない部分をたくさん教えてもらった、高田佳岳という人間の心からの本音です。 <飼育とは、動物と生きることとは> 年末から一向に良くならないスカイの肝臓の値。 治療のために生簀に入れた最初の頃のスカイを見ている

          生簀に入れる、入れない、あなたならどうする?

          イルカとの「信頼関係」ってなんやろ?考えてみたら深かった。

          大風、大雪の壱岐風速18m。雪が横殴りに吹き付ける朝。 こんな天気でも当然、イルカたちにはちゃんとご飯あげないといけません。イルカを飼育するというのは、もはや、超気まぐれな乳幼児を育てるのと同じくらいのレベルのケアが必要です。 ぶっちゃけ、陸上動物なら部屋に入れたり、最後は麻酔銃でも使えば、100%捕まえられるし、なんとでもできます。 しかし、イルカはだいぶ大変です。特に、ウチみたいに自然の入江でだいぶ広いエリアで飼育してる場合は、水族館のプールと違って、水抜けばいい!と

          イルカとの「信頼関係」ってなんやろ?考えてみたら深かった。

          動物愛護系の方からの手紙への返信。

          始まりはHPの問い合わせから━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■お問い合わせ内容 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お名前:XXXXXXXX メールアドレス: XXXXXXXX@gmail.com お問い合わせ内容: イルカの生体展示についてお願い申し上げます。 イルカの生体展示を、おやめください。 イルカショー等はイルカの犠牲の上に成り立っています。 イルカショー等が行われる限り、イルカの生体販売ビジネ

          人にもイルカにも、壁のない、自由で、幸せな場を創ります!

          僕は昔から、動物全般、飼育すること自体、あまり好きではありません。 特に飼われているイルカを見るのが本当にかわいそうで、悲しくて、嫌いでした。 でも、そんな僕がイルカの飼育施設を再生することになりました。 飼うと決まった以上は、せめてこの目の前のイルカたちを幸せにしたい。 イルカパークを日本で最も幸せな環境にしてあげたい、と思ってこれまでやってきています。 ある時、イギリスのなんか綺麗な記念コインの写真をニュースで見ました。 LGBTQのプライド運動の記念コインで、僕は正

          人にもイルカにも、壁のない、自由で、幸せな場を創ります!

          大虐殺から日本一幸せな環境を目指して。

          このニュースにあることが壱岐イルカパークができたきっかけです。 https://nordot.app/875514394157547520 その昔、壱岐ではイルカを漁業の害獣として何千頭も駆除(元々イルカを食べる文化はないので、少しの販売と投棄)してました。それが、こういった報道や事件をきっかけに、駆除をやめ、イルカとの共存を選択し、飼育施設をつくりました。これはこれで安直で、本当に何てことをしてるんだ、と思わずにはいられませんが、極めて利己的な人間らしい考え方だな、と。

          大虐殺から日本一幸せな環境を目指して。

          3.11. 次の僕の10年について。

          3.11.20222022.3.11. 娘の保育園の卒園式。 息子も娘もほとんど見てあげられてないけど、スクスク育って元気に来てくれてよかった。 さぁ、僕の新しい門出の日です。ここで宣言することで、何かが動くと信じています 3.11. からはじまる、僕の次の10年。 いろんなことを書いていますが、今の僕の目の前にあるいくつかのことです。各ジャンルでたくさんの人のサポートをいただくと思います。 僕、中々「助けて!」とか「手伝って!」とか言えないんです。こう見えて。だから

          2022.3.10. 11年前のあの日を前に思うコト。

          3.10.2022. 3.11. が近づくとソワソワする。 壱岐にきてからの僕にあった人は、僕は「壱岐の人」だと思うし、イルカの人だと思う。でも、僕はそのちょっと前は、国境離島や農水省関係のコンサルタントで、その前は花火の人で、その前は広告代理店の木端営業でした。2011.3.11. に僕の人生も大きく変わったし、生まれてきた意味を考えた気がする。そこから11年目の3.11.を迎えるにあたり、今日僕が離島にいき、壱岐に移住するきっかけをくれた仲間達と再会した。偶然に同い年。

          2022.3.10. 11年前のあの日を前に思うコト。

          壱岐イルカパーク&リゾート リニューアル1周年を迎えて

          皆様、本当にありがとうございます! 壱岐イルカパークが壱岐イルカパーク&リゾートにリニューアルして、本日で1年が経ちました!!! ご来場いただいた皆様、あたたかく見守り、支えてくれた壱岐はじめ東京の皆様、島内外問わずずっと応援してくれた皆様、僕の投げるビーンボールをことごとくキャッチして、抑えてくれた役場の皆様、挑戦し続けた毎日を共に過ごしてくれたスタッフの皆様、そして、我儘に壱岐での生活を許してくれた家族のみんな、本当に本当にありがとうございました!! いっくら感謝

          壱岐イルカパーク&リゾート リニューアル1周年を迎えて

          施設休業とやっぱり壱岐が一番安全じゃない?と思う4つの理由

          本日から1週間、役場の決定で施設を休園します。 僕はこれまで自分の感覚を信頼して生きてきました。 だから、いまの情報社会でステイホームで我慢しよう。って、この感覚を殺しそうで怖くてできません。 「自分が感染拡大に加担したらどうするの?」とか言われますが、これまでの経験から国や県が出してる情報なんてあたしゃ一切信じることはできず…。溢れてる情報を「正しい」かどうかも見極めることももはや難しすぎる笑 ホントのところコロナがなんなのかさえもわからない。ただ、身体の弱い人を殺

          施設休業とやっぱり壱岐が一番安全じゃない?と思う4つの理由

          イルカの死亡についてとこれからのイルカパーク。

          イルカパークは2月を1ヶ月間休んでおりました。 開園当初からある古い公衆便所があり、こちらはもはや限界で浄化槽がパンクする前に撤去しておりました。いまはその跡地の整備を進めています。 施設休業の間、トレーナー達には、かわりばんこにレベルを2段も3段も上げるべく、アメリカにある世界最高峰のイルカふれあい施設DRCで、イルカパークの為に特別なトレーニングメニューを組んでもらい、しっかりとトレーニングを積んできてもらいました。日本のトレーナーで、この施設でこれだけ長期のトレーニン

          イルカの死亡についてとこれからのイルカパーク。

          壱岐のイルカと共に実現すること

          アメリカのフロリダ州のグラッシーキーにある、”Dolphin Research Center” に来ています。 昨年9月に来訪し、とんでもない衝撃を受けて、すぐに全トレーナーを連れてくる!と決めて、今回の出張になりました。 今回は、壱岐イルカパークにいるすべてのイルカトレーナーが参加して、DRCが提供する、Professional Animal Trainer コースを特別に受講しています。 DRCが推奨している、”Relationship Based Train