見出し画像

個人主義な僕が北海道の森で気づいた、世界と調和する生き方のヒント

内向性の高い人がマイペースに豊かで幸せなライフ・キャリアを歩む支援をしている山田です。

(※「内向性(型)」の詳細は以下記事をご参照ください。)

いま僕は、北海道・新千歳空港近くのホテルにいます。
外を見ると雪が降っており、道路も真っ白です。

ある対話プログラムへ参加するために1/5に北海道入りし、ここ数日ほど車座になって人と対話したり、森林の中で自然や自分自身と対話したりという時間を過ごしました。

僕自身、タイトルにもあるように、個人主義的な性格を自覚しており、集団の中で僕がイキイキしていなかったり周囲と摩擦を生むことも多くあったように感じます。

だからこそ勤めていた会社も昨年末に辞め、これから自分自身の事業を育てていくような生き方を始めようとしています。
目指すは、自分がイキイキし、さらにその結果として自分&自分と関わる周囲の両方が幸せになるような状態。
そんな現実を創りたくて、そこに繋がるような社会の中での自分の在り方と生き場所を創りたくて、新しい生き方を始めました。

なので、「個と集団」や「個と社会」の関係、両方とも幸せであるための個の在り方とはどのようなものかは、僕自身探求中で興味深いテーマなのです。

そして今回、北海道の森で少しヒントを得た感覚があるため、文字にしていきたいと思っています。

今回の記事では、僕と同じように「個と社会」「部分と全体」の関係に関心をお持ちだったり、生態系や自然界から人生訓を受け取ることに興味がある方に向け、ここ数日の僕の体験や気づきを伝えていきたいと思います。

■森に入るということ


みなさんは森で数時間かけて一人で内省をしたことがありますか?
僕は今回、初めて体験しました。

もちろん人によって、意味や感じることは千差万別なようですが、森に入ることで自ずと五感が活性化し、「考えるモード」から「感じるモード」へと感覚が切り替わっていく傾向にあるようです。

その他、自己受容が高まり「ありのままの自分」でいられるようになったり、心理的にとても良い効果があることが科学的にも証明されているそう。

それらを通じて、都会で暮らしている時の知覚の範囲を越えて周囲に広がる世界を感じる体験が気づきや洞察への入口になり、本人にとってのブレイクスルーへと繋がる。

実際、僕も今回ブレイクスルーが起きました。

■これまでの「僕と森」


2021年9月まで、僕は森や自然と無縁な生活を送っていたように思います。
アウトドアにも関心がありませんでしたし、日常的に自然を感じる機会もほとんどありませんでした。

転機は、都内から山梨に移住し、会社の研修の一環として森の中で焚き火をしたこと。
そのとき焚き火に心奪われ、それ以降「焚き火をしたい」という欲求を強く持つようになりました。

当時、焚き火=キャンプと認識していたこともあり、それからキャンプ・自然に対して興味を持ち、2022年11月にソロキャンプデビューもすることができました。

■今回、森に入ってみての変化


僕にとって1番の変化は、生態系の循環を自分事として捉えられるようになったことだと感じています。

これまでも言葉の上で「循環」という概念に興味を持っていましたが、今回のセッションを通じて「生物の死骸や糞尿が植物の栄養となり、成長した植物をまた別の生物が食して…」と森の中で五感的に感じられ、自分(人間)もその中の1つであることに気付きました。

そのキッカケになったのは、森の中で寝そべったときに頭上にあった木の存在。
なぜそんなことを考えたのか忘れましたが、
「もしこのまま自分が死んだら、僕はこの木の栄養になるのだな。生物って死ぬだけで何かしら世界へ貢献できるものなんだな」
という考えが頭に降りてきました。

いま振り返ってみるとそれは、それまでどこか他人事だった「生態系の循環」が自分事になった瞬間だったのかもしれません。
都会や日常生活では滅多に感じられない「生態系の循環の中にいる自分(人間)」「生物としての自分(人間)」をわかりやすく感じられたように思います。

■自然界・生態系の一部として、自分の生命を全うする


そんな体験をした上で、改めて対話プログラムに関連する書籍『ことばの焚き火』に目を通したとき、それまで読み流していた以下のような内容がどんどん頭に入ってくることに気付きました。

森の生き物たちを見るがいい。
リスに餌を与えようと思って、どんぐりは実をつけるわけではない。でも、結果的にリスを生かす。
(中略)
木の実を啄む小鳥は、うっかり種の運び屋になって、動けない木の代わりに、遠くに実を飛ばす。
ただ利己的に生きること、それぞれ固有の「いのち」の流れに向かって利己的に生きることが、結果的に利他的な行為になるように、この世界がデザインされているかのようだ。
(中略)
どうしたらこの世界が然るべきようになるのか、(中略)勝手に循環している自然は、その方法を教えてくれる。(中略)

自分の「いのち」の流れに耳を澄まし、「いのち」に向かって生きればいい。それが結果的に、この世界を生かすんだ。
出典:『ことばの焚き火』

「自分一人で人生をつくっているんじゃない、『いのち』に向かうすべての生命とともに人生をつくっている」

「生命が全体として生き抜くため、すべての細部が、部分が『いのち』に向かって呼吸している」

「自分の『いのち』の流れと、すべての生命の『いのち』の流れを感じて、ともに世界をつくっていく」
出典:『ことばの焚き火』

この「いのち」とは何のことなのか。
自分自身にとっての「いのち」とは何か?
自分自身の生命を全うするとは、どうすればよいのか。

まだまだ抽象的ですが、この問いの先に、僕自身がイキイキしながらも、結果として大きな世界へ貢献しているような未来があるのではないかと、僕の嗅覚が反応しています。

また森に入ったり、著者に会ったり、自分なりに考えを深めていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

==========================

<告知ゾーン>

【公式LINEお友達募集中!】

公式LINEに登録すると

①山田からの配信が直接LINEに届きます

②有料サービスの案内を受け取れます

③山田とコミュニケーションが取れます

④登録者プレゼントを配信します
(※ウェルビーイングの研究を基にして山田が作成した、自己理解&相互理解に役立つワークシートをPDFでプレゼント)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?