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文字が読めても、言葉の意味が分からない

「りんご」という文字を見たら、フルーツのリンゴを連想する人が多い。しかし、「りんご」という文字を見て、これが「り」「ん」「ご」という文字であるということは分かっても、それがフルーツの「リンゴ」であり🍎、英語の「Apple」である🍎ということと容易には結び付かない人が存在する、ということを息子によって初めて知った。

さすがに、今(小学5年生)の息子はリンゴは🍎であることは分かっている。しかし、普段あまり使わないような言葉だと、耳で聞いたことはあっても、その言葉がどのような文字で表現されているか、とか、そういうのは、こちら側(息子以外の人間)から「これって、どういう漢字で書くのか分かってる?」と、あえて「言葉と文字を意図的に結び付けるような働きかけ」をしないと、息子の中では結び付かないのである。

人によって、頭の中に情報をインプットする方法が違う

私自身は、言葉で聞いたことはほぼほぼ覚えられないという特性がある。言語として聞く、ということで私に入ってきた情報は、まるでアルコールランプのアルコールか?という勢いで蒸発していってしまう。よって、聞いたことで覚えていないとマズイことは、速攻で手帳に書くなどして「文字化」しないとダメなのである。

私ほど酷く「聞いたことを忘れてしまう」人はあまりいないにしても、まさか、文字からの情報インプットにこれほどの困難を示す人がいるとは思わなかった。

息子は、私とは正反対で…

・聞いたことはほぼほぼ覚えている
・英語のヒアリングが強い
・音読が苦手
・書く速度が異常に遅い
・計算が異常に遅い

という特性がある。別に頭の回転が遅いというわけではないのだが、ある分野だけ異常に遅く感じるのである。

「学習障害」の存在を初めて知ることに

もともと、息子は2歳くらいのころから発達凹凸を疑われていた。しかし、注意欠陥多動性障害(ADHD)では診断がつかず、なんだったんだろうとは思っていたのだが、WISC(知能検査ね)をやってみて、まさかの学習障害(LD)とは。そもそも、私自身「学習障害」も「ディスレクシア」も全く知らず、

「文字が読めるのに言葉の意味が分からない」

ということで悩んでいる人が存在するとは、恥ずかしながらこの歳になるまで全く知らなかったのである。
ホント、失礼を承知で書くと「文字が読めるのに言葉の意味が分からないって、単に知ることをサボっているのでは」くらいに思っていたのである。

【まとめ】人によって、情報を頭に入れる仕組みが違うことを知る

ホント、これは、我が子が苦労していると知るまでは全くノーマークでした。多少の得意不得意はあれど、文字からのインプットが極度に苦手な人がいるとは。
…とはいえ、私も、音声からのインプットが苦手過ぎて

テレビのバラエティー番組の会話に字幕がつくようになって助かった

というタイプ。
何かを伝えようとするときは、いろいろなインプットのタイプがいるんだなということを念頭に置いて発信していこうと思ったのでした。

ーーーこの記事は「 #子どもに教えられたこと 」の企画に賛同して書いた記事ですーーー


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