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里山への移住や2拠点暮らしを検討した僕ら夫婦がたどり着いた答えは、緑の多い、ほどよい都…

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里山への移住や2拠点暮らしを検討した僕ら夫婦がたどり着いた答えは、緑の多い、ほどよい都会で平屋を建てる、でした。

最近の記事

平屋を建てる 13週目

20240718記 土日月の3連休。月曜日の夕方に現場を訪れた。工事は少しずつ進んでいて、壁の一部に板が張られ、屋根は板の上に防水シートが敷いてあった。外から見て分かる進捗はそれくらい。壁板はところどころでまばらだし、屋根は防水シートなのか、アスファルトルーフィングなのか、風がふくと端のほうがふんわりと浮き上がってなんとも心もとない。アスファルトルーフィングの上に敷かれた防水シートなのかなと想像する。いずれにしても、屋根はまだできていない。しかるべき工事の段取りや順番があり

    • 平屋を建てる 12週目

      20240708記 7月4日、木曜日。上棟予定日である。会社を午後から半休にして現場を見に行った。見に行く前に、大工さんに差し入れをと考えて、シャトレーゼに寄ってアイスを買い、コンビニにも寄って凍らせたペットボトルの飲み物を買った。多くても10人くらい?と想像して、それぞれ買う量を決めた。今日も暑かった。ここしばらく晴れていて、屋根ができるまでは雨に降られてほしくなかったのでちょうどよかったと思うものの、現場で作業をする人にとっては過酷な労働環境だとつくづく思う。 アイス

      • 平屋を建てる 11週目

        20240702記 土曜日。今日も現場は作業をしているのかなと思いつつ現地を訪れると、果たしてそのとおりだった。基礎はほぼできているが付随する部分というか残りの部分というか、リビングから庭に出る、その出てすぐのところにウッドデッキをつくるための下地としてコンクリートの台を作るのと、玄関を出てすぐの、外から家に入るときに必要な玄関前の部分を作る、そうしたコンクリートを使う必要のある残りの作業が進められているようだった。 日曜日。再び、現地を訪れて確かめると、昨日現場を遠まき

        • 平屋を建てる 10週目

          20240624記 日曜日。1日中、雨だった。強く降ったり、やんだかと思うと再び降り始めたり。もう梅雨の季節だ。傘をさして現場を見にいく。土地に降りていく前に、上の道路から見下ろすのだけれど、ひと目見て、基礎ができたのがわかった。コンパネが外れてコンクリートの基礎だけの姿があらわれていたからだ。思わず写真を撮ってしまった。そして、階段をおりて土地に向かった。コンパネのない、剥き出しのコンクリートはとても美しかった。土地の広さとコンクリート基礎の長さ、奥行きがとてもよくわかる

        平屋を建てる 13週目

          平屋を建てる 9週目

          20240618記 上棟の予定が7月4日に決まった。上棟というのは、コンクリートの基礎ができて、その上に木材の土台、骨組みを組み立て、梁をわたし、家の骨格の全体ができあがる状態のことをさすらしい。上棟したら、あとは屋根をふき、壁を作り込み、といった順番でまず家の外側をつくり、そうしてから、内部の工事に入っていく。おおむねそんな風にイメージしているのだが、正確ではないかもしれない。 昔は上棟できたタイミングで近隣の人たちを呼んで、お菓子やお餅を家の中から外にいる人に向けて投

          平屋を建てる 9週目

          平屋を建てる 8週目

          20240610記 火曜日の夜。車で行けるデニーズで建築家のNさんと打ち合わせ。薪ストーブの周囲の仕上げについて話をした。Nさんも同じ市内に住んでいるため、打ち合わせをするときは両者の住む中間地点で待ち合わせることが多い。前回はサイゼリヤだった。駐車場が無料なのがありがたい。家を建てるにあたり、平屋という希望に加えて、薪ストーブを入れる希望も実現することにしたのだった。我ながら贅沢だなと思ったりもしたが、ささやかな望みじゃないかとも思う。薪を用意する苦労は想定しておかなけれ

          平屋を建てる 8週目

          平屋を建てる 7週目

          20240604記 月曜日に建築家のNさんから報告があった。直近の予定を現場ですり合わせてきたという。現場を見ながら、工務店のYさんと打ち合わせたのだろう。6月上旬に1回目の配筋が終わり、すべての配筋と打設が終わるのが6月中旬を過ぎるとのことだった。つまり、そこからようやく木材が入り始め、骨組みが作られる。当初は6月末の上棟予定だったから、それも少し遅れることになるだろう。11月中に完成して引っ越すという期限は死守したいと思うものの、急がせて杜撰な工事をされても困るので見守

          平屋を建てる 7週目

          平屋を建てる 6週目

          20240527記 この週末は用事があって現場を訪ねなかった。工務店のYさんからは、木曜日に捨てコンを打設したとLINEをもらった。動画も一緒に送られてきた。ミキサー車を停めた道路から僕らの土地までは少し距離があるのだが、道路に停めたミキサー車のすぐ隣りにもう一台トラックが停まっていて、その荷台からホースが伸びており、クレーンのようなものでホースを僕らの土地のほうへ向けて伸ばしていた。距離の問題はさほど問題ではないようで安心した。 敷地に直接、車を横づけできないため、工事

          平屋を建てる 6週目

          平屋を建てる 5週目

          20240520記 月曜日に浄化槽を運び入れる予定があるだけで、今週の工事はひと休み。人手の問題らしい。でも、その間にちょうど予定していた作業をやってもらうことにした。土中環境の改善である。 土の上にコンクリートの基礎を作るとき、その下敷きとなる土のなかの環境は健やかなものであり続けられるだろうか。健やかな環境というのは、水と空気がちゃんと土のなかを循環する、循環できる環境のことをさす。そのまま何もしなければ、水も空気もうまく循環しない。いわば呼吸しづらい状態になっている

          平屋を建てる 5週目

          平屋を建てる 4週目

          20240513記 日曜日。夕方17時頃に現場を訪問。今週は週の途中で、建築家から現場の様子を撮った写真が送られてきていた。下の土地だけでなく、上の土地にもユンボーが入っていて2台体制で工事をしたようだった。だから、てっきりユンボーが2台置いてあるものと思っていたが、現場にあったのは1台だけだった。上の土地の道路側の端に寄せられていた。地面を四角く掘ってあって、ところどころ小さな四角形が隆起していたり、砕石したものがまかれたりしてあった。コンクリートを流し込む準備が着々と進

          平屋を建てる 4週目

          平屋を建てる 3週目

          20240506記 ゴールデンウィーク後半の日曜日。今年は金土日月が4連休で、5月5日の日曜日にセルフ地鎮祭をしようと決めていたので、洗って乾燥させておいた白米と粗塩、日本酒の小瓶を持って土地を訪ねた。小型のユンボ(ショベルカー)が下の土地に置いてあって、その脇に深い穴が掘られていた。浄化槽を入れるための穴だとすぐに分かった。でも図面上では上の土地に浄化槽を置く予定になっていた。現場判断で下の土地に変更したのだろう。そのせいで庭が狭くなってしまう。ただでさえそんなに広くない

          平屋を建てる 3週目

          平屋を建てる 2週目

          20240428記 月曜日。工務店のYさんから連絡があり、水道の口径についての確認依頼だった。メーターが13Aだった、20Aに変更しますか、費用は概算で20万円ほどするがどうしますか。訳がわからない。が、判断を求められている。とりあえずネットで調べて、水道局で手続きもできるようだが、時間と手間を考えるとYさんにお願いしたほうがよい気がした。つなぎ融資にかかる費用といい、何かと予算が膨らむ場面が多く、戸惑うのだが、結局、受け入れるのだった。 土曜日。購入した土地はすぐ近くに

          平屋を建てる 2週目

          平屋を建てる 1週目

          20240422記 土曜日の午前中に土地を訪れると、黄色や白色の糸が張られていて、よく見ると、木の杭が何本か刺さっていて、それらを結ぶように糸がピンと張られているのがわかった。建物を建てる場所を正確にマーキングしているのだ。小さな正方形と大きな正方形、そしてそれらを結ぶ廊下が玄関も兼ねている、というのが僕らの建てる平屋の大まかな間取りで、小さなほうは水まわり、大きなほうは居住スペースになっている。 しかし、いよいよ、ようやく、始まったのだ、本当に始まったのだ。設計が終わり

          平屋を建てる 1週目