平屋を建てる 4週目

20240513記

日曜日。夕方17時頃に現場を訪問。今週は週の途中で、建築家から現場の様子を撮った写真が送られてきていた。下の土地だけでなく、上の土地にもユンボーが入っていて2台体制で工事をしたようだった。だから、てっきりユンボーが2台置いてあるものと思っていたが、現場にあったのは1台だけだった。上の土地の道路側の端に寄せられていた。地面を四角く掘ってあって、ところどころ小さな四角形が隆起していたり、砕石したものがまかれたりしてあった。コンクリートを流し込む準備が着々と進んでいた。先日、下の土地に掘られていた深い穴はなくなっていて、あれ？浄化槽がもう入ったの？と思ったが、後で工務店のYさんに確認したら、残土のやり場の都合でいったん埋めただけということだった。浄化槽を運び込み、設置するのはまだ先だった。

僕らが購入した土地は道路から直接車で入ってくることができない土地ということで、まわり一体が市の下水道が整備されておらず、それぞれ浄化槽を設置しなければならないのだった。田舎ならともかく、東京に近い都市としては珍しいのかもしれない。でも意外とこういう土地はあるものだろうか。

土地からは下にある池そのものは見えないが、池の周囲に植えられた木々の緑はよく見える。5月に入り、ますます緑色が濃く鮮やかになっている。いつものように写真を撮っていると、隣りの家に住む奥さんが自転車を押して後ろを通った。こんにちは、と声をかけた。たまには現場を見張らないとね、と言って笑いながら通り過ぎていった。毎週来ているのだけれど、ほんの数分いるだけだし、案外気づかれていないのかもと思った。

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