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平屋を建てる 13週目

20240718記

土日月の3連休。月曜日の夕方に現場を訪れた。工事は少しずつ進んでいて、壁の一部に板が張られ、屋根は板の上に防水シートが敷いてあった。外から見て分かる進捗はそれくらい。壁板はところどころでまばらだし、屋根は防水シートなのか、アスファルトルーフィングなのか、風がふくと端のほうがふんわりと浮き上がってなんとも心もとない。アスファルトルーフィングの上に敷かれた防水シートなのかなと想像する。いずれにしても、屋根はまだできていない。しかるべき工事の段取りや順番があり、それに沿って進められているのだろう。建売の戸建てが建つ現場を見ているとあれよあれよという間に工事が進み、3〜4か月くらいで家が建ってしまうのをよく見かける。それと比べても仕方ないのだが、フル注文住宅のわが家は進み具合のなんとゆるやかなことか。

建物のなかに入ってみる。天井を張るための基礎になる細い木材が「井」の形に細かく組まれているのがわかる。これは相当たいへんな作業だろうなあと思う。時間がかかって当然だ。建売とはそもそも作り方がちがうのである。建売のハウスメーカーがさまざまな企業努力で工程を短縮するための工夫、壁のパネル化などパーツを組み立てるだけで頑丈な家ができあがる、そういった工夫をさまざまに凝らしているのだと思うのだが、こちとら大工さんによる手仕事である。時間がかかって当然なのである。ここはこちらもどっしりとかまえて、工事の進み具合をじっくりと味わおうじゃないか。そんな気分になっていた。来週はどれほどの進展があるだろうか。

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