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平屋を建てる 3週目

20240506記

ゴールデンウィーク後半の日曜日。今年は金土日月が4連休で、5月5日の日曜日にセルフ地鎮祭をしようと決めていたので、洗って乾燥させておいた白米と粗塩、日本酒の小瓶を持って土地を訪ねた。小型のユンボ(ショベルカー)が下の土地に置いてあって、その脇に深い穴が掘られていた。浄化槽を入れるための穴だとすぐに分かった。でも図面上では上の土地に浄化槽を置く予定になっていた。現場判断で下の土地に変更したのだろう。そのせいで庭が狭くなってしまう。ただでさえそんなに広くないのになあと思った。でももう穴は開けられてしまった。覗きこむととても深くて、落ちたらハシゴがないと上がって来られなさそうだった。

穴をよけつつ、土地の四隅に白米、塩、お酒を少しずつまいて移動した。今回は妻の母も連れてきたので僕がお米、母が塩、妻がお酒という布陣でのぞんだ。東にあたる角から始め、南、西、北とまわってから、最後に土地の真ん中に、残ったものをまき、手を合わせた。工事が無事に進みますように、この場所で楽しく暮らせますように。と祈りたかったが、手をあわせている姿を周りの家から見られているのではないかと気になってしまい、うまく集中できなかった。見られているかどうかなんて分からないのだけれど。

先週来たときにはなかった建築許可の白い看板も立てられていた。「鈴木●●・●●様邸新築工事」と僕だけでなく妻の名前もちゃんと入れてもらった。住宅の工事現場を通るとよく見かけるあの看板だ、僕たちも外を歩いていて家を建てている現場にさしかかると足を止めて掲示内容をよく読んだりしている。完成予定は11月中旬。土地を購入してから2年が経つ。工務店探しが難航したからずいぶん待つことになった。今年の年末こそ、新居で過ごすことができるだろうか。

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