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平屋を建てる 11週目

20240702記

土曜日。今日も現場は作業をしているのかなと思いつつ現地を訪れると、果たしてそのとおりだった。基礎はほぼできているが付随する部分というか残りの部分というか、リビングから庭に出る、その出てすぐのところにウッドデッキをつくるための下地としてコンクリートの台を作るのと、玄関を出てすぐの、外から家に入るときに必要な玄関前の部分を作る、そうしたコンクリートを使う必要のある残りの作業が進められているようだった。

日曜日。再び、現地を訪れて確かめると、昨日現場を遠まきに見て確認した箇所よりも、より多くの作業が進んでいることがわかった。上の土地と下の土地は1メートルの段差があり下の土地から見たらそれは壁で、家の基礎は上と下をまたぐように伸びており、基礎がかからない残りの壁は土がむき出しになっていたのだけれど、そこも建物の基礎と同じようにコンクリートの壁にするのだろう、コンパネが立てられコンクリートが流し込まれてあった。

建築家や工務店とは図面や費用の話はたくさんしたが、現場が具体的にどのように進んでいくのか、どんな作業が行われるのかについては話をすることなんてほとんどなかった。資材が運ばれ人が作業をすることで家はゆっくりとできていく。1週間おきにではなく、毎日、工事の様子を見に来ることができたらどんなに楽しいだろう。

玄関を入ってすぐ、左手には玄関とつながったまま土間になるスペースがある。その床は当然ながら木で作るのではなく、玄関と同じ高さのコンクリートの床になるので、その分のコンクリートが流しこまれ、きれいに平たくなっていた。それから、水とお湯を通す赤・青の管のほかに、白い管が増えていた。ガスを通すためのパイプのようだ。

先週は雨だったこともあり、基礎の上には立たず、わきから眺めているだけだった妻も、今日は基礎に上がって歩いた。コンクリートの基礎の形はほぼ間取りに近いので、実際に歩いてみたところ、けっこう広いかも、と感想を漏らした。これまで散々、狭いんじゃないかと心配していたが、ここへ来てようやく建物の大きさを理解し始めたみたいだ。いや、それは僕も同じだった。床面積で言ったらそれほど広くないはずなのだが、端から端まで歩いてみると、長く、広く感じられるのだった。これは平屋ならではなのかもしれない。

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