かずえ

ヨガ好きです。まだ行ったことがないインドに行きたいです。中学3年の息子とチワックスと夫…

かずえ

ヨガ好きです。まだ行ったことがないインドに行きたいです。中学3年の息子とチワックスと夫と北海道に住んでいます。沖縄大好きです。いつか沖縄の海眺めながら 毎日暮らしたいです^ ^

最近の記事

散文(不安定な日)

もう、嘘はやめよう。 私は鮮明に覚えている。 忘れたふりをすればするほど、覚えている、と強く思う。 忘れたふりをすればするほど、記憶は濃くなる。 何のことか。 何のことでもある。昔のことか。最近のことでもある。 失敗したのか、失敗とは何か。 なかったことにしたのがよくなかったのか。 忘れたいことばかり増える気がしてならない。 私を月だと言った人がいた。 そうかもしれない、と思う。

    • 映画のお母さんみたいに。

      言いたかった。 この子はこのままでいいんです、と。 あの映画のお母さんみたいに。 でも、言えなかった。 私が弱かったから。 私もこのままでいいかわからなかったから。 それでもあなたを守りたかった。 あなたが神様からもらったキラキラしたものを私は知っていたから。 あなたはあなたのままでいていいって私は知っていたのに。 ごめんね。 私が弱くて、あなたを守りきれず、ずいぶん傷つけてしまった。 それでも、あなたは私よりずっとずっと強くて、あなたはあなたらしく生きている。

      • 言葉はいつでも。

        私はアウトプットすることが苦手。 インプットすることは好き。 怖いのだと思う。 誰かに何かを伝えて否定されること。 伝えたい気持ちはずっとあった。 私の伝えたことで誰かが幸せになってほしかったから。 小さなことだけれど、勇気を出してヨガのクラスを久しぶりにしてみた。 職場のいつも頑張っている人たちへ向けて。 うまくできなかったかもしれない。 それでも、伝えたかった。 身体を上手に使って労ること。 自分のこと、大切にしてほしいって。 それは私が私に伝えたかったこと

        • 同窓会

           30年ちょっとぶりに会う中学生のときの仲間。名前を言われないとわからなかったり、名前を言われても薄っすらしかわからなかったり。それでも田舎の仲間は陽気で、ずっと笑って時間が過ぎた。嬉しかったこと、楽しかったことが懐かしいのはもちろんだけれど、当時は悲しかったことや辛かったことも笑って話せた。時は金なりってよく言うけれど。ホントにそう。  私が好きだった人たちは、学校に馴染めなくて、今なら発達障がいって言われてしまう。当時はそんな言葉は一般的ではなかったから、ただクラスで浮い

        散文(不安定な日)

          祖母、亡くなる

           1月10日に94歳で祖母が亡くなった。 随分疎遠だったので、悲しいとは感じなかった。感謝の気持ちで見送った。  幼い頃はたくさん遊んでもらった。母になつかなかった私は、祖父母に甘えることが多かった。それもまた母の反感を買ったのだろう。母は祖父母を悪く言った。それを度々聞くうちに、私も祖父母に近寄れなくなった。今思えば、よくある嫁姑の問題だったのだろう。  昨年は祖父が94歳で亡くなった。よく言う祖父が迎えに来たのだろうと私も思う。かなり前から、2人とも耳が遠く、大きな声で自

          祖母、亡くなる

          嬉しかったこと

          看護師になると決めて 夢を叶えたのは もう20年くらい前 ずっと頑張って仕事をしてきたし 誇りもあって 看護師の自分を肯定して生きてきた それでも 大変な仕事だし、怠けたがりの自分には 向いていないって思っていた 看護師の自分を肯定したり否定したり 間で揺れていた 今日、息子が 職業の選択肢に 看護師も視野に入れていると聞いて 涙が出そうなくらい嬉しかった 私が 思ってきたこと 誰かのお世話をできる喜び 優しさや思いやりが必要な仕事であること それを大事に生きて

          嬉しかったこと

          【小説】甘いの食べに

           春の冷たい雨がいなくなって、やっと太陽が顔を出した。その日は日曜日で、お父さんと家に2人だった。お母さんはお橙子おばさん(お母さんの妹)とちょっとした旅行(橙子おばさんは旅行が好きだ)でいなかった。橙子おばさんはお母さんにはときどきイキヌキが必要だという理由でお母さんと旅に行く。 「本当に息抜きしてほしいのは、桃と義兄さん」と橙子おばさんはお父さんに話していた。私はイキヌキが何かよく知らない。ラジオ体操の最後の深呼吸みたいなものだろう。「姉さんは気にしすぎるから。桃は好きな

          【小説】甘いの食べに

          【小説】トミー、マイクを見つける

          俺、トミー。  大学の教室。隣の席に使い込んだ紺色だか黒だかのトートバッグがドスンと置かれた。トートバッグから埃が立ってむせそうになる。前から知っている。私と似たような講義を取っている変わった奴だと思っていた。英米文学科の人が取らない講義。宗教学とか、古典文学とか、縄文文化とか。  なに、トミーって富田とか富沢とかいうの。  いや、全然。俺斉藤だし。  え、なんで?  トミーって感じだろ、俺。  じゃあ私は?  間違えた、会話。そっちじゃない、と私は心の中で舌打ちする、トミー

          【小説】トミー、マイクを見つける

          【小説】バイバイ、ブルー

           夏休みまで、もう少しだな、と桃は思う。海に行きたいな3人で、とうっかり思ってしんとした気持ちになる。バスの中はクーラーが効きすぎて、半袖半ズボンの桃には少し寒い。  桃はこの春、小学生になった。桜が散り始めた頃、いろいろな事情がやって来て、今まで住んでいた町から少し離れたところに引越しをすることになり、バスで小学校へ通うことになった。  いろいろな事情は桃には突然だった。お父さんがお母さんと夫婦でなくなる、リコンってことだ。桃は全然知らなかった。お父さんとお母さんはずっと結

          【小説】バイバイ、ブルー

          ゆっくり生きましょう

          出会いから、ああそういう人だった、と思う。予定日はとうに過ぎ、もう1日遅ければ帝王切開になるときまでお腹にいた。羊水も底をつきかけていたのか、シワシワで生まれた。生まれたあとはなかなか歩かず、健診では身体の異常はないからあとは気持ちの問題と言われた。歩行器で自由自在に行き来する様子に、まあいつか自分で歩くだろうと半ば諦めた。諦めたところでやれやれ歩き出した。  それが息子である。現在13歳。目下の心配事は学習のこと。極端に読み書きが苦手だ。読み書きができないと生きにくい。こ

          ゆっくり生きましょう

          字を読むことが苦手な息子と夫について。

          中1の息子は勉強ができない。勉強ができないというより、字を読むことがとても苦手だ。学習障害、ディスレクシアではないかと思う。保育園のときから絵本に興味がなかった。小学生のときはしりとりをすれば、すぐに「ん」がついて秒で終わった。音読がストレスになり過ぎたのか、家で教科書を読みながら倒れた。いい間違いが多く、つい最近までポップコーンが言えずコップポーンだった。字幕が読めないので、洋画は吹き替えしか見ない。6年間ネィティブの方がいる英語教室に通ったが、この間の英語の通知表は1だっ

          字を読むことが苦手な息子と夫について。

          旅行

          旅行に行きたい。 習慣、という程ではないけれど、年に1回か2回は、近場だったり、大好きな沖縄だったり、旅行に行っていた。一番遠くでハワイ、あまり行かないけれど、東京、一番多く行ったのは東京。 旅行が好き、と思ったことはなかったけれど、行けなくなって好きだったことを自覚した。日常から離れて違う人たち(そこに住まう人々)の暮らしを垣間見ることができるのが楽しかった。 地元の人たちが通るであろう道、私が暮らす土地にはない習慣、ソウルフード的なものの違い、そういう発見ができるこ

          これ、好き!

          ロッキングメディテーションを受けた。 まどろみが心地よく、微細な揺れなのに、身体が喜んでいる感じ。 疲れが取れるというより、もっと深いところで何かが優しく変化した。 次の日、朝はすっきり目覚めることができた。日常は何も変わっていないのに、なんだか少し嬉しい気持ちがした。 毎日の息子との勉強も楽しかった。 仕事に行ってもいつも以上に子どもたちが愛おしく、少し泣きそうになった。 これは何かな、と思った。 というより、これ、好き!と感じた。 ヨガをはじめたとき、どんなスポーツも打

          これ、好き!

          毎日勉強

          中1息子の定期テストの結果… だいたいわかっていた。 それにしても酷すぎた。何より気の毒だったのは本人が落ち込んでしまったこと。 さて、どうしようか、と思った。 怒るのは簡単だけれど、怒ったところで勉強ができるようにはならないことは今までの経験で知っている。 数日考えた。 私が勉強を教えよう。 特に悪かった英語。 私が中学生の頃、英語の教科書を暗記していた。成績が良かったのだ。 私はプライドが高く負けず嫌いだった。何より田舎から出て行くという目標があったので、勉強し

          毎日勉強

          見ました!

          ホニャララライブで岩附さんのお話を聞いているうちに、行動したいな、と思いました。微力ながら支援させていただきました。 私は保育園に勤務しており、毎日子どもたちに接しています。子どもたちがよりよく豊かに育ってくれることは私の願いでもあります。 活動応援しております。 #SDGs #児童労働撤廃国際年 #READYFOR #クラウドファンディング

          見ました!

          深刻ぶるのはやめることにした

          すごいな、と思って聴いていた。 過去のホニャララライブの配信を聴きながら家事をするのが好きだ。何度か聴いても新しい発見があったりする。 003 【縄文土偶、輪廻転生、死生観、精霊、天才性……大変革期を生き抜くために私たち人類はどう舵を切るのか】 の回が好きだ。 竹倉さんは不思議な方だなと思った。 多くの人が、生命が個人の肉体に入っていると思っている、と解説してくださり、あ、だから私は我が強いような、生かされてる感を頭でしか理解できず、体得していないのだな、と気が付いた。

          深刻ぶるのはやめることにした