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枝瀬優
2020年10月5日 20:47
きっとわたしが居なくなっても朝日の届かない部屋がひとつ増えるだけで君にはちゃんと朝日が届く、そのくらいの変化しかないんだよ 線香のにおいがまだかすかに残る喪服をクリーニングにださなきゃ、日常に戻るわたしがいない世界がはじまることにきっと君は疑問を抱かない君は生きているからわたしはいつか誰かの記憶にしかならない記憶のわたしは誰にでも優しくて大切な存在になってしまうでしょうだか
2020年9月14日 18:43
何処にいるのか、なにをしているのかわからないけれどなんだか毎日たのしそうだなぁ、と思われる人間に憧れます朝日がのぼるすこしまえに目が覚めて空気よりすこし重いカーテンを しゃっ、とあけてまだ誰にも汚されていない空気を吸って吐いておはよういつかの昼下がりにコトコト煮込んだジャムをちょうどいい焦げ目の食パンにたっぷりとサクッと噛めば一日のはじまりの音がしますこどもたちが登校して静かになった
2020年7月19日 21:23
金平糖を夜空にかざして君のくちもとへ、あまい一等星をたべて願いが叶いますように
2020年4月29日 20:30
忘れるから、また会いたくなる忘れるから、きっと大丈夫だって待つことができる忘れたことを、忘れる前に今夜もう一度夜の境界線で会いましょう
2020年4月18日 19:27
夜が似合うね、言ってしまったら本当に夜に溶けて居なくなってしまいそうできょうも嘘をつく、笑顔が朝日みたいね
2020年3月26日 19:57
寝ること、怖くなくなったのは君が眩しい朝日と共にわたしの寝顔見ていること、知ったから、うっすらと目を開けて幻かと手を伸ばす、あたたかいおはよう、目覚ましは心地良い君の声、窓の外で囀ずる小鳥より身に染みた今夜もわたしは深い闇に包まれて、君を待つ眠っているあいだに世界がわたしを置いていってしまう夜は昔のこと目覚めること、怖くなくなったのは君が夜に安心しきっていたから、夜の一部に深く沈んだ冷た
2020年2月7日 20:25
この想いが君に届く頃にはきっと僕は忘れてる、それでもこの光を綺麗だと呟く横顔は美しい