おはよう

寝ること、怖くなくなったのは君が眩しい朝日と共にわたしの寝顔見ていること、知ったから、うっすらと目を開けて幻かと手を伸ばす、あたたかい
おはよう、目覚ましは心地良い君の声、窓の外で囀ずる小鳥より身に染みた
今夜もわたしは深い闇に包まれて、君を待つ
眠っているあいだに世界がわたしを置いていってしまう夜は昔のこと

目覚めること、怖くなくなったのは君が夜に安心しきっていたから、夜の一部に深く沈んだ冷たい夜に似合わないあたたかな顔をしていて早く目覚めて視界にいれてほしくなった
まだすこし夢の世界にいる君が手を伸ばす、あたたかい
今日も僕を包んで護ってくれる、おはよう、今日も僕らは同じ世界に生きている
朝日がのぼること、知っているから闇にのまれてもまた君を探すよ
目覚めたら世界が消えて僕だけになっていた朝は昔のこと