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『ドンデンガエシEXPO』/出展作家インタビュー③HAMAMOTO NATSUMI

こんにちは!YOMAFIG.です。本日は10月16日(月)〜18日(水)の3日間、浅草公会堂にて開催されるドンデンガエシEXPOのギャラリースペースに作品を出展してくださるHAMAMOTO NATSUMIさんに「なぜこのイベントに参加したのか」「EXPOに向けてどのような作品を制作中なのか」を伺ってみました。

HAMAMOTO NATSUMI
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。日常に潜むユーモアをテーマに制作を行う。現在はイラストレーター、ニッターとして東京を拠点に活動中。

 


参加を決めたのは・・・


HAMAMOTOさんはどうしてこの「伝統芸能×現代アート」というEXPOにご参加頂けることとなったのでしょうか?

(HAMAMOTO)
歌舞伎に対して「ワクワクする」感覚が自分の中にあり、参加を決めました。子どもの頃、伝統芸能を鑑賞したことがあり、他の演劇は寝てしまったのですが、歌舞伎だけは面白くて目が覚めたことが今でも記憶に残っていて。

HAMAMOTOさんの作品を初めて拝見したのは半蔵門のANAGRA(現MATTER)での展示でした。いろんな映画のワンシーンのイラストが壁一面に広がっており、「これは何の映画かな?」と記憶を辿るのも面白くいまだに空間の印象が強く残っています。
歌舞伎が公演されていた劇場は、当時の人々にとって現在の映画館と同じように身近でよく利用する存在だったということもあり、今回の歌舞伎テーマはHAMAMOTOさんの作風とも親和性があり、相性が良さそうだなと思っておりました。

 

EXPOに出展する作品について


ー今回のEXPOにおいては、古典芸能からインスピレーションを受けた新作を制作してくださるとのことでしたが、どのような作品を制作されているのでしょうか?

(HAMAMOTO)
まだ歌舞伎についてリサーチ段階なので大きく変わるかもしれませんが・・・。
今のところ気になっている点が「歌舞伎は男性のみが演者であること」です。もし女性が歌舞伎を演じたらどのように見えるのか?をテーマに制作することも面白いかなと構想を練っております。

ーHAMAMOTOさんはCAPHAM KNIT名義でニット作品も制作されており、今回マーケットエリアでも出店してくださりますよね。こちらは如何でしょうか?

(HAMAMOTO)
まだ全く決まっておりませんが、歌舞伎の定式幕などから引用したカラーリングを意識したいなと想像しております。
ニットは基本横方向に編んでいくので縦方向の縞模様を作るのは難しいのですが、定式幕に合わせて縦縞模様にチャレンジするのも面白いかなと考えています。
また、歌舞伎の劇場で目にする色は、普段自分では選ばないカラーが多いので、あえてその色に取り組むとどのような作品になるのか自分でも新しい発見になりそうだと思っています!

歴史を紐解くと、歌舞伎は元々女性によって演じられていました(※1603年出雲阿国という女性により演じられたのが始まりと言われている)。その後風紀の乱れなどを理由として、女性が演じることが禁止され、今に至っております。
もし女性が歌舞伎を演じ続けられていたら、どのような舞台が見られるのでしょうか?想像が膨らみます。

 

ご来場頂ける皆様へ!


ー今回のEXPOではアートにあまり馴染みのない伝統芸能ファンも多く来場されると思いますが、HAMAMOTOさんの作品をどのように楽しめば良いでしょうか。

(HAMAMOTO)
作品を見た方にはワクワクする感覚だったり、元気になってもらえたら嬉しいなと思いながら制作をしています!
私自身、今回の企画内容を聞いた時にワクワクが止まらなかったので、作品を通してこの思いを伝えられたらなと思っております。
当日はマーケットエリアの方にいるので、是非いらしてください!

我々YOMAFIG.としては、日本の伝統芸能(演劇・演芸・音楽・舞踏)と、伝統芸能には含まれてこなかったアートという存在を、浅草という場でぶつけて接続することに面白さがあると考えております。

HAMAMOTOさんの作品がどう歌舞伎・落語と響き合うのか、そしてその作品をご覧になった方にどのように伝わるのか、とても楽しみです!

 

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また伝統芸能とアートが一堂に会するEXPOにご関心を持ってくださった方はぜひ、こちらから詳細チェックしてみてください!
https://donden-expo.com/

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