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スピリチュアルカウンセリングって本当に必要⁉︎④【翔哉のひとりごと 第5回】



アセンション” 。

現代スピリチュアルにおける重要な概念として語られるこのワードは、惑星地球の次元上昇、人類意識の次元上昇、分離から統合へ、オープンコンタクト.....など、様々な述語系で語られてきました。

その内実は、スピリチュアル業界特有の軽やかさと希薄さによって、古くは1950年代〜現代に至るまで手を替え品を替え、内実のイデオロギーをアップデート(進化しているかは怪しいですが。。。)し、様々な概念として変化してきました。



スピリチュアルカウンセリングの可能性を批評的視点のもとアップデートし論じるという目的でここまで論じてきた本論考において、この“アセンション” という概念が深く関わってきます。

前回までの流れにおいて重点的に論じてきた“物語やシステム”の推移としてのスピリチュアルカウンセリングの効果性に、この“アセンション” という概念は全く違う視座を与えてくれます。

物語から物語へ、ハレとケ、日常から信仰へ… そのような様々な一般的なスピリチュアルカウンセリングのあり方からの脱却と脱構築。その可能性を“アセンション” という概念は内包していると僕は考えます。

どういうことでしょうか。



・“アセンション” 言説の歴史とは?



“アセンション” がスピリチュアル・オカルト・SF界隈で語られ出すのは意外と古く、その黎明期は先述したようにアメリカの西海岸で、ニューエイジ・ムーブメントと相まって1950年代から始まっています。

僕の考えでは、最も盛んに語られるのは90年代になってから。



カルフォルニアン・イデオロギーの躍進とグローバル化によって、

トム・ケニオン(チャネラー/ハトホル・アルクトゥルスとのコンタクティ)

リサ・ロイアル・ホルト(チャネラー/プレアデス・集合意識ジャーメインとのコンタクティ)

ダリル・アンカ(チャネラー/バシャールとのコンタクティ)

もしくは、自著の中ではあまり明示的に触れていはいないのですが、当時のアセンションの流れを確実に意識していたであろう(僕の勝手な推測ですが 笑)

バーバラ・アン・ブレナン(ヒーラー)


等の人々によって盛り上がりを見せていきます。




日本でもナチュラルスピリット社から出版された雑誌『スターピープル』やVOICE社から出版された書籍等を通して、上記のスターチャネラーを中心に実に数多くのチャネラーやヒーラー、精神世界研究家が紹介されていきます。

様々な予言や終末思想、変性意識下における意識の拡張(当時は、もともと高名な大学教授であり、大学のポストを追われながらも“LSD”における意識拡張を研究したりする人もいたり。。。)など、“2012年”というアセンション期におけるターニングポイントを中心に、様々なことが語られてきました



”アセンション“についての精密な議論は、この論考の流れのなかで語るには手に余る膨大な歴史的背景や、アメリカにおける文化左翼思想、フロンティア精神等の歴史的コンテクストを論述しなくてはならなくなるので、その考察と整理は別の機会に譲るとします。

ここでは新しいスピリチュアルカウンセリングの可能性を模索するための契機として、“アセンション”言説のなかでもわりと最近のものの中から、論考に必要そうなエッセンスを抽出し、有機的に接合していこうと思います。



・“脱物語化”としての "手放し”への注目



本論考において最も注目すべきキーワードは、“アセンション”言説の中でここ10年に満たない間に盛んに語れるようになった“目覚め”や“手放し”だと考えます。

“目覚め”とは、“アセンション”的進化における最初期のことを指すと言われます。


では“手放し”とは何か?

結論から言うのであれば、それは“脱物語化”

今までも本論考で論じてきた、人の生の根幹に位置する世界解釈の中心にあるはずの、“私”の人生を意味付ける“物語”を“手放す”こと、それがスピリチュアルカウンセリングの、またはより大上段に構えて言うのであればスピリチュアル言説全体の可能性を示す契機となると考えます。

どういうことでしょうか。




スピリチュアル言説にとって、あまりにも当たり前で誰しもが直感的に重要であると思える概念に、“魂”と言う概念があります。

素朴な印象論からすれば、個人の意識とそのブループリントを担う者として、“魂”なるものがあると言えます。

僕らの生は、器としての“肉体”を持ち、その中枢に、人の生命の象徴として“魂”が宿っているのだと言う考えは、スピリチュアルに精通している人のみならず、一般の人にも広く認知されている概念です。

では、“魂”は何のために肉体に宿るのか、何が目的でこの生を担うのか?

古くは近代スピリチュアルの中心であった、英国式スピリチュアリズムとしてのミディアムシップにおいて、その目的とは、罪としての“カルマ”を返済し魂の大元としてのグループソウルの霊的進化向上でした。


しかし、“アセンション”言説は先述の通り、アメリカ西海岸で黎明期を迎えた全く新しい意識拡張の物語でした

それは、僕らが潜在的に持っていた本来あるべき能力を呼び起こすような言説として、輝かしい人類の未来を示すものとして立ち上がります。

では、アメリカ西海岸における、この意識拡張としてのスピリチュアリズムにおいては、魂が肉体に宿ることの至上命題はどうなるのか?

“罪滅ぼし”でも“霊的進化向上”に取って代わって、魂が肉体に宿ることの“体験”が至上命題となるのです!



簡単な比喩的物語で説明すると、以下のようになります。

僕らの魂は元来地球で生まれたものはほぼない。高次元意識体としての宇宙の意識(宇宙人)が、高次元的意識では体験できなかった、欲望や感情の織りなす一喜一憂のドラマを体験するために、この巨大な体験型レジャーランドとしての地球に、肉体を乗り物として降り立ったのだ、という物語です。

そこでは、僕ら人類の魂はわざわざ意識の次元性を下げ、“眠り”の意識になることで、この地球という体験型レジャーランドで様々なドラマを体験できるようになります。

そして議論を単純化して語るのであれば、この“アセンション”期においては、私たちの魂はその本来のあり方に立ち返るために、自ら下げて分離させたエネルギーを“手放し”、“目覚め”ることが可能になると予言されています。

なぜ手放していいのか。なぜ、それが2012年から始まったのか。

細かい説明は本論考の枠内からはみ出してしまうので、読者の方々に委ねるとして、ここで重要になってくるのは、本来僕らが選択した一喜一憂のドラマ、物語を手放すこと。そう、“脱物語化”なのです。



・スピリチュアルカウンセリングの可能性は“脱物語化”にある!



僕はこのシリーズにおいて、“物語”がスピリチュアルカウンセリングにおいて中心的な意味を持つと論じてきました。

しかし“アセンション”言説では、その“物語”を“手放す”ことで、“物語”的な解釈を挟まない新しい世界解釈、もしくは高次元的な世界解釈を可能にするというのです。

そしてそれは、超物語的な人の生の営み(修行僧パターン)でもなく、物語の消費的乱発的生の営み(ジプシーパターン)でもない、第三の道。

“脱物語化”的生の営みが、スピリチュアルカウンセリングの新たな可能性を示唆するものととらえます。




次回、この、第三の道としての“脱物語化”的生の営みをより細かく考察しながら、アップデートされたスピリチュアルカウンセリングの可能性を見ていきます。

次回もお楽しみに!!!!!
(今回は最後まで謎の真面目テンションでした。。。w)




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