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「感動体験」に騙されないように

空は狭いし、人は多いけど、
自然が担当する余白部分の仕事に
ぼくたちは安息を得られる。

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ふと、ポエムが書きたくなった横田(ポエマー)です。

デザイン用語で「図と地」っていう概念があってね、その空間に占める余白と、描写や配置されている箇所とのバランスの重要性を示す言葉なんだけど、

都会では生活空間でその美しさを感じることが多くて、きっちりデザインされてるなーなんて思うこともよくあります。

第2期がはじまった #週1note 
ぼくは水曜日の担当です。

今回も6〜7回の連載になるんですが、
前回から書く書く詐欺をしていた

「非言語の言語化」

にフォーカスを当てて書いていこうと思うので、

引き続きの方は引き続き、
初めての方もご贔屓に。

今回は、なぜこの「非言語の言語化」を扱うか、
概論的な感じで進めたいと思います。

ちょっと退屈かと思うので、BGMを用意しました。
1曲の間に読み終わると思うけど。
A Lie : EGO-WRAPPIN'
ベストラッピン 1996-2008 

非言語を捉える力

例えば、心地いい音楽を聞いた時の高揚感だったり、美しい風景を見て感動したり、日常には様々な「非言語」による感動が溢れている。(対の「言語」は、いわゆる文章とか、話し言葉とか、言葉そのもののことを指すものとしておきます。)

そう、非言語は溢れている

ただ、捉える力がなければ、仮にそれが目の前で起きていたとしても、見逃してしまっていることすら認識できないし、おすすめされてるのに共感できない、なんてことにもなり得る。

なぜこの話をしているかというと、
非言語を捉える力があれば、
生きる世界そのものが広くなるし、
人生で体験できる感動の数自体が増える
共感できるものごとが増えるので、
それだけ多様な人たちと出会うことができる

楽しく人生を生きたいと思うなら、世界を知り、選択肢を増やすことがむちゃくちゃ重要なんだけど、これも全部「非言語を捉える力」が大前提になる。

つまりこれは、感性を養おうぜ、っていう話です。

言語化する力

上の話と同時に身につけていたほうがいいのが、頭の中や感じていることをできるだけ自分の言葉で表す「言語化能力」であることも、ここで合わせて書いておくね。

そもそも、目の前で起きた事象を捉えるためには、それを脳内で言語化処理できないと、たぶん認知することすらできない、っていうのはわかるかな?

意識したものしか、ぼくたちは見ていない。

例えば、
セブンイレブンのロゴ、何色かわかる?
っていう質問に、はっきり答えられる人があまり多くないように、

例えば、はじめて髪を染めてどきどきしている時に、髪を染めている人が周りに結構たくさんいることに気がつくように、

ぼくたちは、意識しているものしか目に入らないようになっているので、それ自体を知らない、つまり、名前や名称を知らなかったり、用途を知らなかったりするものは脳内から消えてしまう、ってこと。

なので、ぼくが重要だと思っているのは、

・抽象度の高いメタ言語を使いこなし、非言語を捉えること
・難しい文章を読み解く読解力と知識を持っていること
・相手に合わせて抽象度を下げて、伝わりやすさを意識した文章が簡潔に書けること

などを含めた総合的な言語化能力を身に付けること。なんです。

つまり、「非言語を言語化する力」を高め続けること

非言語を捉える力と、それを言語化する力
この2つは両輪で身についていくと思うんだけど、

とにかくこれを身につければ、ぼくたちは最強だ。

と思っています。

理由は3つ。

① 世界を広く知っているほど戦略は立てやすい

世の中で起きている事象に気づくことができれば、世の中の仕組みを理解することができて、自分の立ち位置がわかれば、戦略なんて勝手にわかってくる。

キャッチできる情報が多くなればなるほど知識は加速度的に増え、自分の無知を痛感することになり、さらなる知的欲求が出てくる。

知識が増えれば、目の前で起きた事象をいくつもの言葉で言い表すことができるようになるし、パターン認識も進み、感情的になることも減る。

モチベーションで仕事をしてしまうとか、否定されて落ち込むとか、多くのひとが「感情的になってしまう」いうありがちな「うまくいかない要因」を抱えているんだけど、

言語化能力の高い人は、たぶんそんなところで悩んでない。

② 感動体験が増える

いやでも人生を生きなきゃいけないんだから、せっかくなら楽しく生きていきたい。感動の多い、おもしろい人生にしたい、って僕なんかは思うんだけど、

前回も書いたけど、幸せを感じたければ、闇をもっと知って光を感じられる自分になればいいし、感動したければ、人のクリエイティブとか生き様とか、意図や意匠なんかを感じられる感性を高めればいい。

ドラマとか、テレビ番組とか、もちろん良質なコンテンツを提供しているエンタメもあるんだけど、「感動するような仕組み」の中で感動させられている「受け身の感動」に価値はないと思っているし、そもそも

ああいう感性が必要ないものに引っかかるのは、
知識も感性も貧困な人たちだけだ。と思っている。

言い過ぎですよね。

③ ひとは共感に引き寄せられる

これはぼくが自分自身に対する課題として感じている部分ではあるんだけど、なんだかんだ言っても、そのひとの経験値、つまり「直感」で人付き合いは決まるものだ。

気が合う、波長があう、っていうのは結構重要だと思っていて、いずれも話のテンポや話題があう人たち同士の会話を好む傾向があることを考えると、

一緒にいればおもしろい人たち、自分を引き上げてくれるレベルの高い人たちとの会話やテンポがあう自分になれば良くて、知識や経験値がもろに影響することを考えると、ここまでに挙げた項目は押さえておいたほうがいい。

とぼくは思っている。

まとめ

ざっくり書いたんだけど、つまり、美術館に行ったり、絵を描いてみたり、たくさんの非言語に触れて、それをアウトプットをする体験はとても重要だと思っている、という話の概論でした。

次回からはそんな内容を噛み砕いた、もっと具体的な話なんかもしていこうと思っています。クリエイターらしく、そんな要素も混ぜていきながら。お楽しみに。

第2期「週1note」

高校の同級生の大久保と西出が中心に企画してくれています。いつもありがとう。
同じく高校の同4級生のななみさんも参加しているほか、
今回はぼくの友人の小西さんとちあきさんも参加してくれていて、
なんとなく僕の身の回りの小さなうねりを感じています。

とにかく、情報発信をすること、続けることを意識しながらのんびり更新していきますので、
またみに来てあげてください。

よこたなおや


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