見出し画像

ファッションと思想のお店

どんなに環境が変化しても、自分に成長を感じても、服に対する熱意はずっと燃えている。
この熱量は一生冷めないんだろうなってくらい。

趣味を仕事にしたり本格的に学んだりすることは、どこかリスキーで、抵抗があったが、ファッションとならいつまでも一緒に生きていけそうな気がする!
と、駆け出しの就活生は思うのです。

ファッションに携わる仕事がしたいなと。
私のファッションは長年、独りよがりの自己満足で出来上がっていました。自分が可愛いと思っていればそれでいいし、誰かに評価してもらうものではない。
しかし、仕事は自分のためではなく、相手のため、社会のためにならないと意味がありません。


自己中心的に自分を貫き続けるには限界があります。時には他者からの評価が絶対的となり、評価が高ければ高いほど、社会への貢献度も高いとみなされることもあります。

私はファッションで、社会にどんな風に貢献できるだろうか。
まずはひとりよがりファッションの私が普段考えている、服の付加価値について、まとめてみることにしました。


服の付加価値

服が持つ価値は服それぞれ。人が価値と認める基準もそれぞれです。
例えば値段や素材、ブランドやデザイナー、色やデザイン、周囲との親和性など、、、。

私は色やデザイン、値段で選ぶことが多いです。
安い値段の割にデザインが凝ってるものや、色味が珍しいものには価値を感じて、たくさん集めてしまう。

しかし、それよりももっと大事にしている服に対しての価値観があります。

「服を手に入れる経緯」と「服に詰まった思い出」です。

服を入手する経緯も様々ですが、私はお店やネットを経由して買った服よりも、母に作ってもらった服や友達・先輩のお下がり、自分で作った服やリメイクした服の方が価値が高いと思っています。

それらの服の方が、服に関する思い出をその服価値として付与できるはずです。服の価値を自分で、さらに上げることができます。

思い出というのは、「服を手に入れる経緯」だけでなく、その服を誰と買ったか、どんな状況で買ったかということなども含まれます。

友達や恋人とお揃いにした服、初任給で買った服、初めて手にした憧れのブランドの服など、、、
これらの思い出が服の価値を上げます。

つまり、服への付加価値の付与です。


as a アパレル店員


付加価値の付与をするのは服の持ち主だけではありません。


話は少し逸れますが、私はとあるアパレルショップのスタッフとしてアルバイトしています。
私が働いている店舗は、繁忙期はかなり賑い、働いているだけで汗だくになるような都会の真ん中に構えています。
そのため、お客様一人一人にゆっくり付き添って接客したりお話ししたりすることはなかなか難しいです。

しかし私は状況を見計らって、今だ!と思う時に接客を試みています。


私が働いているお店の接客では、お客様と距離を詰めるには失礼のないように、しかしあまりフォーマルになりすぎずに、という姿勢が求められます。
私自身も楽しく話して接客することを心がけているし、このことが先述した服の付加価値に関わると思ってます。

どういうことかというと、店員と楽しく話すことがその時買った服に関する思い出になりうると思うのです。

「あの時あのお店で、なんか若い店員さんと話したな〜」とぼんやりと思ってもらって、お客様の購入された服に対する意識が、

「単に店で選んで買った服」から「店員と楽しく話したあの店で買った服」に変わることを私は1番望んでいます。


もしその時の接客がお客様の印象に強く残ったら、次回はその店員を目的にご来店してくださるかもしれませんし、さらなる購入にもつながって、一石二鳥ですよね。(私は残念ながらここまでになったことはないです。)

自分の接客が微力ではあるけれども自分が最も重視する「服の付加価値」に繋がると気づき、接客に対してさらに意欲的になりました。

ファッションで社会に貢献する方法

さあ、私がどんな服屋を作りたいかという話です。

まずは、先程お話しした接客による「服の付加価値」
これは私からの将来のお客様に対する思いですから、若干ひとりよがりです。
企業理念的な感じですかね。

次に、私は長年、服とは自分にとってどんな存在ということを考えてきました。
私はあらゆるものや人について、「我」の存在に即して考えることに拘っています。

「皆さんにとって服とは、ファッションとはどのようなものだろうか。」
この考えを共有したり、考える機会を与えられたりするお店を作りたいです。
「ファッションと思想」に重きを置いてお店を作りたい。
一人一人が持っている思想を大切にすること、それを色んな人たちと共有して、互いに認めることが出来れば、ファッションもただの衣服から、「我」が宿ったかけがえのないものになるはずです。


私はこのお店を構えたならば、これらのことを伝えたい。
身近だからこそ感覚で捉えられがちなファッションを思考の部分で捉える機会や場所を与えたい。
そうやって社会に貢献したいです。

「服」と「私」という今まで私自身の捉え方も若干残しつつ、その考え方によって社会が、人が、自由に自らの意見や思いを共有・主張できる。
そんなお店を作りたいと考えています。

自らのファッションへの思想を把握し、まとめることによってお客様にもっとファッションを好きになってもらうこと、自分自身のことや自分の意見を好きになってもらうこと、思想を共有し、相手を認め、相手のことも好きになること。

こんなふうに輪が広がることが私の1番の目標です。

⭐︎具体的に考えていること⭐︎
ここからは私の趣味が全開です。

取り扱う服の種類→古着・新品、プチプラ・ヴィンテージ、ハイブランド、デザイナーズブランド、日本製・海外製に関わらず、私の心が揺さぶられた可愛くて珍しいものを売りたいです。

場所→中崎町かアメ村か高円寺、若者の目に留まりやすい場所がいい。

内装→とにかくカラフルがいい。海外製のおもちゃとか置いて、子供部屋っぽくするのもいいし、お姫様の部屋とか王女様の部屋とかもいい。

BGM→きゃりーぱみゅぱみゅの曲。曲だけで十分に可愛いから。

こだわり→ファッションに関する本を置きたい。雑誌ではなくて、文庫や評論など。写真集もあり。それらをお客さんが購入することもできるし、借りることもできるシステムを作る。

まだまだ課題はいっぱい。実現したいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?