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【キャリアコンサルタントが解説】キャリアについて誰もが知っておくべきこと

やや久しぶりのnote投稿となりました。
札幌は雪が降る季節となりましたが、相変わらず外を走っているランナー社労士村谷洋子のnoteをお読みいただきありがとうございます。

これからシリーズでキャリアについて発信していこうと思います。
(途中ぜんぜん関係ないハナシも挟む可能性大ですが😇)

私は今年、国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。

国家資格キャリアコンサルタント

厚生労働省ホームページ| キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント

自分の目標として、社内外のみなさんにキャリアについて広く知ってもらうということを掲げています。

そもそもキャリアとは?

キャリアというと、キャリアウーマンや官僚キャリア等の言葉に代表される通り、
仕事の経歴を積み上げていくイメージが先行しがちですが…

キャリアの古典と呼ばれる「キャリア発達理論」を唱えたアメリカの経営学者・キャリア研究者・心理学者で有名なドナルド・E・スーパーによると

キャリアとは「人々が生涯にわたって追求し、遂行する様々な立場や役割の連鎖及びその過程における自己と働くこととの関係付けや価値付けの累積」である。

とされています。

つまり、職業としての仕事だけではなく、生き方や人間関係、色んな社会的役割すべてがキャリアになるということ。

家庭や趣味、地域とのかかわり、ボランティアもキャリアの一部なんですよね。

そしてそのキャリアを
自分で能動的に作っていくこと
が非常に重要なのです。

日本では
義務教育を経て、高校や大学へ進学し、就活し、新卒入社した会社で一定期間勤め上げる。

という文化が長らく続いてきた背景もあり、
生まれた時から決まったレールに乗ってここまで人生を過ごしてきた方が大半ではないでしょうか。

いきなり自律と言われても・・・と思うかもしれません。

終身雇用時代の終わり

令和3年4月1日から 常時雇用する労働者数が301人以上の企業において 正規雇用労働者の中途採用比率の公表が義務化されます。

人生100年時代において職業生活の長期化が見込まれる中、労働者の主体的なキャリア形成による職業生活の更なる充実や再チャレンジが可能となるよう、中途採用に関する環境整備をさらに推進する必要があります。このため、中途採用に関する情報の公表を求めることにより、企業が長期的な安定雇用の機会を中途採用者にも提供している状況を明らかにし、中途採用を希望する労働者と企業のマッチングを促進します。

厚生労働省ホームページ| 正規雇用労働者の中途採用比率の公表

これは、人材流動化、いろんな事情で労働市場から外れた人のリスタートや、ステージ変化で生涯働き続ける環境づくりを国が政策として行うということに他なりません。

また、2019年にトヨタ自動車の豊田社長が
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
と発言。
終身雇用の崩壊!
とニュースになったのは記憶に新しいところです。

国がキャリア自律を推進している

厚生労働省が5年毎に計画実行している
職業能力開発基本計画
というものがあります。
ちょうど今年の3月に今後5年間の計画が発表されました。
その中にはキャリア自律の推進が明らかにされています。

労働者の自律的・主体的なキャリア形成の推進
労働市場の不確実性の高まりや職業人生の長期化などを踏まえ、労働者が時代のニーズに即したスキルアップができるよう、キャリアプランの明確化を支援するとともに、幅広い観点から学びの環境整備を推進する。

厚生労働省ホームページ|第11次職業能力開発基本計画を策定しました

サツドラでもキャリア研修が今期からスタートしました。

私も導入検討段階から関わっていましたが、キャリアコンサルタントになって更にキャリア教育の大切さを感じています。

担当者さんのお話によると、中長期にわたるキャリア研修を導入する会社が非常に増えているとのこと。

それだけ多くの企業がキャリア研修を導入するのは、国の施策である
「自律的・主体的なキャリア形成」
を促進するのが肝要と捉えている現実がうかがえます。

大企業が社員の終身雇用はもう無理と白旗を挙げている。
国としても自律して主体的にスキルアップすることを推奨している。
そしてVUCAの時代、変化の激しい世の中である。
となると・・・

自分のキャリアは誰が守ってくれますか?
それは自分自身に他なりません。

私たちはどうすればよいか

2018年にLIFE SIFTTという本がベストセラーとなり、漫画や関連書籍もたくさん出版され、最近続編も出ました。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIF2(ライフ・シフト2)

ライフシフトのシリーズ|ライフシフト LIFE SHIFT (toyokeizai.net)

文字通り100年人生となると、あなたは残りどれくらいありますか?

私はあと半分ってところです(笑)

そうなった場合、今の場所で今の仕事をずっと続けるのは果たして現実的なことでしょうか。

勿論、今の道を極めるのもGOOD!
しかし、時代に合わせてできること、やれることを増やし変化に対応できるようにすれば、もっと人生を自由に楽しめるでしょう。

「でも何からやれば良いの?」
と思う場合、

私はキャリアコンサルタント視点から、
「職業経験の棚卸し」をオススメします。

1年に1回、転職はせずとも職務経歴書を書くとモアベター。

そうすれば評価査定の際、
「これができるようになった」
「自己啓発や能力開発でこれを学んだ」
と申告できますよね。

「1年間でこれができるようになった!」
という気づきになり、
自分を褒めて自己肯定感も爆上がりするのでオススメです。

厚生労働省が推している
ジョブ・カード作成支援ツール
を使ってジョブ・カードを作ってみるのもあり。

https://jobcard.mhlw.go.jp/index.html

私はキャリアコンサルタント受講時に必須で作ったのですが、なかなか良かったです。

専門実践教育訓練給付金受給の際にも使えるので一度作っておいても良いかも。
(以下の教育訓練給付金についてわかりやすく書いたnote記事も読んでね♪)


キャリアについて悩んだり、ちょっと聞いてみたい、壁打ちして思考の整理をしたいと思った場合は、キャリアコンサルタントの私がお手伝いできるかもしれません。
お気軽にご連絡くださいね☺

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