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ギターを作るWBSを作ってみた

 こんにちは中山です。WBSを作ってみたシリーズの第二弾として、今回はギターを作るWBSを作ってみました。その名も「ギター作成プロジェクト」です!

目次

1.ギター作成プロジェクトのWBSを作る
2.全ての作業をギター職人にさせてみる
3.見習いを1名雇ってみる
4.見習いを更に1名雇ってみる

※そもそもWBSってナニ?という方は↓こちらの記事も合わせてどうぞ。WBSとは何ぞや、から説明しています。

1.ギター作成プロジェクトのWBSを作る

 ということで早速WBSを作ってみました。

 今回参考にしたサイトはコチラ↓です。とことん自作にこだわったお方でしたので、こちらのWBSもかなり細かくなってしまいました。

Blackend

 まずはアウトラインを概要レベルに設定したWBSから。担当を誰も割り当てていない状態で11日掛かることが分かります。これが本プロジェクトの最短納期ラインです。ここから人を割り当てていくと、工期は延びる一方で今以上に短くなることはありません。ギター作りは必ず11日掛かるのです。

 さて、そのアウトラインを全て表示した状態がこちらになります。

 強烈ですね。まったく見る気が起こりません 笑。と言いつつも、せっかくなのでこの状態でクリティカルパス(プロジェクト全体のスケジュールを左右する作業の連なり)を表示してみたいと思います。

 はぁ、そうですか。。。といった感じです。

2.全ての作業をギター職人にさせてみる

 さて、そうこうしていると、遠目で見ていたギター職人が「自分にやらせろ」と言ってきました。ギター職人いわく、ギターは一本一本に魂を込めて作るものだそうです。何だかうるさいのでやらせてみることにしました。

 ということで概要レベルのWBSから。

 11日だった工期がいっきに22日まで延びています。当然と言えば当然です。続けて詳細を見てみます。

 キレイに作業が積まれているのが分かります。何ともシンプルなWBSです。

3.見習いを1名雇ってみる

 あまりにもキレイなWBSなのでそれでも良いかと思ったのですが、だんだんギター職人の後ろ姿が寂しくなってきました。少し前と比べて一回り小さくなっている気もします。というか、よく見たら声を殺して泣いてるじゃないですか。。。やれやれ。

 ということで、仕方がないので見習いを1名雇ってみることにしました。

 すると工期は一気に13日まで縮まりました。かなりの高スコアです。ギター職人も興奮して鼻息が荒いです。もう泣いていません。詳細を見てみます。

 いやー、ホントにすごい。よく頑張る見習いだ。

4.見習いを更に1名雇ってみる

 工期が半分近くまで圧縮できたことに気を良くしたので、見習いを更に1名追加してみることにしました。気が付けばギター職人は鼻歌まじりで作業を続けています。あの姿のどこに魂が込められいているのか、いささか疑問です。

 結果、工期は12日です。思ったよりも縮まりません。よく見ると、乾燥させる時間があるので、どうしても縮まらないようです。詳細を見てみます。

 うーん、これ以上はどうしようもない、といった感じです。つまり、今回のWBSで言えば、ギター製作の最適な要員数は2名といったことになります。まぁ、1日短縮できたことも大きいので、この際見習い2も採用しようと思います。ただし、費用対効果を考ると最初の6日間限定で雇うのが良さそうです。

 締めくくりに、ギター職人、見習い1、見習い2の作業割当状況を見て終わりにしたいと思います。

ギター職人

見習い1

見習い2


 以上、ギター作成プロジェクトでした。それにしても、ギター作りは作業の数が多いですね。。。やり始めてすぐに後悔しました 笑。こんなことを魂込めてやれるんだから、ギター職人にはあっ晴れです。

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 いかがでしたでしょうか。WBSは作り方次第でプロジェクトの見通しをかなり良くすることができるツールです。今回の記事が皆さんにとっての気付きになれば幸いです。気に入って頂けた方は「スキ」「フォロー」のほどよろしくお願いします。また「WBSの作り方を教えて欲しい!」という人はこちらの記事も合わせてどうぞ。

 ではまた▷L◁

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