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地元イベントで試飲会を「新人が」やってみた。


僕たちのつくったクラフトビールを、「地元でも」もっと楽しんでほしい!!!
ーーそんな思いが、ヤッホーブルーイングにはずっとありました。



はじめまして、2023年4月に入社したばかりのヤッホーブルーイング期待の新人(自称)、ろん(弊社でのニックネーム)です。

ヤッホーブルーイングは「ビールに味を!人生に幸せを!」のミッション実現に向け、長野県からクラフトビールの魅力を発信しています。
「軽井沢高原ビール」「軽井沢ビール クラフトザウルス」などの地域限定のクラフトビールも醸造しており、長野にお世話になっているからこそ、もっと長野を盛り上げたい!という気持ちがあります。
そんな中、地元の方向けのイベント「まるごとつながるフェスタ佐久平」の開催が決定。そこでヤッホーブルーイングが実施する試飲会については、僕たち入社したばかりの新人が企画・運営を任されました……。本当に僕らでいいの?

「まるフェス」って、何?


試飲会についてお話しする前に、まずは「まるごとつながるフェスタ佐久平」(通称「まるフェス」)について説明させてください。
「まるフェス」は地域で官民一体となって実施したイベントです。初の開催となる今回は6月3日(土)・4日(日)の二日間で実施され、イベント全体でのべ79,608人(来場客数)が来場しました。
会場は、長野県佐久市・北陸新幹線の佐久平駅周辺のエリア。「イオンモール佐久平」や、カインズホーム、蔦屋書店などが入る「フォレストモール佐久平」などのショッピングモールが近隣に位置しており、現在では佐久市の中心地域となっています。
今回のイベントでは、地元飲食店によるキッチンカーでの食べ物の販売や、地元中学校などの吹奏楽部による演奏、さらには自衛隊による特殊車両の展示などが行われました。個人的にお客さん目線で遊びに行きましたが、たくさんのコンテンツを満喫でき、大盛り上がりのイベントだったと思います。

実は、ヤッホーブルーイングは1997年の創業以来ずっと佐久市内に醸造所を構えています。佐久にゆかりがある僕たちだからこそ「もっと地元の皆様にヤッホーブルーイングのクラフトビールを楽しんでほしい!」と思い、代表的な製品である「よなよなエール」「インドの青鬼」「水曜日のネコ」の3種類を佐久平駅まで持ってきました。

なんで入社2ヶ月の新人が試飲会を??


当日の様子……、の前に。ヤッホーブルーイングでは「新人プロジェクト」として、入社したばかりの新入社員が社内の課題を解決するためのプロジェクトを実施することが通例となっています。
詳しくはこの記事に載っていますが、これには新卒・中途の別を問わず「ひとつの目標」に向かって突き進むことで、「ヤッホー流の働き方」を身に着けてほしい、という意図があります。

今回の試飲会に当たっては、僕・ふぁん・ぼかすか・たっけー・チータラ(左から時計回りの順)の個性豊かな同期入社5人組で企画内容から提供する製品に至るまでを全員で考え、お客様に楽しんでもらいたい!という思いで、コンテンツ作りをしてきました。
どのビールを飲んでもらうか、どういう展示をするか……。この5人で侃侃諤諤の議論を交わす日々。何をするかで意見がぶつかったり、分からないことは先輩に聞きに行ったり、はたまた現地を見に行って当日のイメージを膨らませたり。チームで頑張るという「ヤッホーらしさ」を実践しながら、今回のイベントを企画・実施しました。

そして、試飲会当日。

僕たち5人だけではなく先輩方にもお手伝いいただき、イベントの運営を行いました。
今回は主に、僕が参加した4日の様子を中心にお届けします!

朝8:30に集合し、準備を開始します。

「よなよなトンネル」、展開!!外部イベントでは初登場。

トンネルの中には缶で作ったランタンをともします。先輩社員にも協力してもらって作成しました。

和気あいあいとオープン準備する僕たち

缶人間に変身して、お客様をお出迎えする、ふぁんとたっけー。

「クラフトビールにはこんな楽しみ方もあるよ!」ということで、料理とのペアリングも提案しました。

イベント実施直前の6月2日、佐久市ではかなり強い雨が降りました。それゆえに空模様も心配でしたが、結果としてはビール日和と言っても差し支えないほどの晴れ空!お客様もスタッフも大満足の二日間となりました。

実施後には嬉しい声が!!

「たくさん来てもらえてよかった!」
当日の振り返りで、真っ先にチームメンバー全員が思ったことです。
最終的に2日間の合計来場客数は1,102人となり、出口で行った「推しビール投票」にもたくさんの投票をしてもらえました!!

投票をする同期・うーくん。様子を見に来てくれてありがとう!

結果としては、ほぼ全てのお客様が「自分の好みに合うクラフトビールを見つけられた」と回答されていて、僕たちも充実感を得ることができました。

誰かに喜んでもらえる仕事って、いいなあ……。

イベント後のスタッフの振り返りでは、こんな感想も……。

「『いつも飲んでるよ!』って言ってもらえた!」
「僕のおすすめペアリングにも興味を持ってもらえた!」
「飲み比べはとても喜んでもらえたね!」

充実感に満ちた二日間になったな、と思いました。

また、イベントでは来場したお客様にアンケートを実施しました。


お住まいについての質問に対する回答

その結果からは、約6割の方が佐久市内から、8割以上の方が東信地域(上田市、佐久市などを中心とした長野県の東側の地域)から来場されたことが分かりました。



クラフトビールへの関心度についての質問に対する回答

さらに、合計で実に95%以上の方がクラフトビールへの興味が「高まった」「やや高まった」と回答されており、「地元の方にクラフトビールを楽しんでほしい!」という思いは十分に届いたのではないか、と思います。

アンケートの自由記入欄からはこんなご意見も…。

「地元でのイベントすごくうれしいです!」
「このようなイベントはとても良いと思う」
「なかなかこういうイベント少ないので、地元が盛り上がって良いです。」
「今夜買ってみようと思いました」

回答いただき、本当にありがとうございました。スタッフ一同、嬉しさでニヤニヤが止まりませんでした。

今回の試飲会、最初はチームメンバーで意見が衝突することも多々あり「本当に新人だけでできるの?」と不安がありました。しかし当日、お客様に喜んでもらえたという実感を得ることができ「良いイベントにできた!」と感じています。
ご来場いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。今後の仕事の励みになりました。
それでは、またどこかで。乾杯!


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