僭越ながらヤッホー流チームビルディングについて入社1年目が語らせていただきます。
いよいよ夏も本格的になって参りました。
みなさんは今年の夏をいかがお過ごしでしょうか。
仕事が進まないのをセミの煩わしさのせいにしていないでしょうか。
気になるあの人とひと夏の思い出でも残せそうでしょうか。
それとも例年通り、エアコンの効いた涼しい部屋でネトフリ鑑賞をしていたら、いつのまにか外の空気が冷たくなって驚きで涙を流したりする予定でしょうか。
結果は後でこっそり教えてください。
(ちなみに私はネトフリ鑑賞をする予定です。)
このままではタイトルを「ひと夏の思い出 2021」に変えなくてはいけなくなるので、この話はここまでにしておきましょう。
自己紹介が遅れてしまいました。
はじめまして、今年2021年新卒入社のかてぃ~(弊社でのニックネーム)と申します。
新人というだけあって笑顔が眩しいですね
第4回目となる今回は、ヤッホーブルーイングが行っているチームビルディング研修「新人プロジェクト」について、その裏側を語らせていただきます。拙い文章ではありますが、少しの間だけお付き合いください。
「新人プロジェクト」とは?
ヤッホーブルーイングでは、独自の組織文化である「ガッホー文化」を体現するためにチームビルディングを推進しており、これを学ぶ研修として、毎年「新人プロジェクト」を行っています。
新卒中途混合の新入社員のチームに、お題が与えられ、それを解決するためのアウトプットを議論・遂行していく研修です。
与えられるお題は、現在のヤッホーが抱える課題を本気で解決して欲しいという思いのもと、事前に社内から集められます。
新入社員たちはアウトプットを導き出し遂行していくまでの過程で「フラットな議論」や「切磋琢磨」など、ガッホー文化を学んでいきます。
ガッホー文化を表す図
ガッホー文化とは「頑張れヤッホー!」の略称
(こんなダジャレも通用してしまう会社です)
先輩社員が過去に分かりやすく「新人プロジェクト」についてまとめていたので、そのままコピペしてしまいました。私の怠惰をお許しください。
一言でいえば、
”新入社員にヤッホー流の働き方を体感してもらうための研修”です。
私たちは日々、究極の顧客志向が実現できるよう、年齢の別なくフラットに議論を交わしたり、まるで文化祭前日のように仕事を楽しんだり、普通ではあまり考えられないような働き方をしています。
入社してすぐこのような働き方に慣れるのは至難の業というもの。
今まで「新人プロジェクト」研修を受けてきたスタッフは皆、「あれは大変だった…。」と口を揃えるんだとか。(かてぃ~調べ)
例にたがわず、今年新卒入社の私も諸先輩方と同じように苦悩した日々がありました。
チームで働くってなんだろう?
苦悩した日々
2021年4月の新入社員は、新卒11名、中途7名の計18名。
この中から6人1組のチームが3つ作られました。
私のチームメンバーは、つっちょ・みたぱん・やぐっちゃん・ゆうぞう・べべ・私の6人。
年齢も違ければ、育ってきた環境も、知識量も違う。
そんな凸凹な私たちに与えられたお題は
「オンライン採用セミナーを進化させてください」というものでした。
「既に完成されたセミナーなのに、さらに進化させるって一体どうやって!?」などと困惑しましたが、時間は待ってくれません。
まずは現状把握から行うことにしました。
今のオンライン採用セミナーの動画を見て、意見を交わすことになったのですが、、、
それはもうぐちゃぐちゃ。
意見がぶつかって議論が進まなかったり、
みんなの意見と違うために口を閉ざして静観する人がいたりと
これではチームと言えません。
ヤッホーに入社する前ならこんなとき妥協案を提案する私ですが、
新人研修の運営スタッフからは
「ヤッホーでは合意形成を大切にしています。妥協しないでチームと向き合いましょう!」
と言われており、何もできずにいました。
「チームで働くって何だろう?このままだとチームになれないまま終わってしまうのでは?」
そんなモヤモヤを感じる日々が続きました。
モヤモヤが爆発しているの図
(左から、みたぱん、やぐっちゃん、かてぃ~)
これがチームビルディング!
3か月の研修で得たもの
合意形成の難しさに戸惑っていた私ですが、いくつか議論を重ねることで見えてきたものがあります。
それは”意見の対立は衝突を生むのではなく、より多角的な視点で議論ができるというプラスの側面をもっている”ということです。
例えば、私たちのチームでは2つの意見が出て議論が滞ったら、何故そう思ったのか理由を確認するようにしました。そのうえで、より自分たちのお題を解決できるのはどちらなのか再び議論を行います。
一見すると遠回りしているようにも見えますが、対立があったからこそ自分たちの方向性への理解を深めることにもつながるのです。
結果として、私たちが何をすべきかボヤケていたものの輪郭が鮮明になっていき、あんなに苦悩した合意形成の過程がむしろ楽しくなっていきました。
「合意形成をとり、チーム全体で納得感をもって行う仕事って楽しい!これがチームビルディングだ!」
気が付けば自然とこんなことを口にしていました。
今まで妥協案を探ることでいっぱいいっぱいだった私ですが、この「新人プロジェクト」で合意形成の大切さを学び、素敵なビジネスウーマンへの第一歩を踏み出せたように思います。(かてぃ~調べ)
※3か月の研修と書いておりましたが、4か月目を迎えた今もなお、私たちのチームは現在進行形で課題解決に向け活動をしています。合意形成を大切にするあまり、他のチームに比べて想定外の時間を要する結果となってしまいました(笑)(笑えない)
しかし!納得感をもち自発的に動けるチームとなった私たちに怖いものはありません!このnoteが皆さんの目に触れる頃には、採用セミナーが飛躍的に進化しより多くの知的な変わり者たちがヤッホーに入社してくれることでしょう!
そんな未来予想図を描きながら、なんとなんと!私たちは動画制作に先鋭取り組み中でございます!「オンライン採用セミナーを進化させてくださいというお題に対して、なぜ動画制作??」と疑問に思ったそこのあなた。ヤッホーの採用セミナーに参加すればその全貌が分かるかも...?
【おまけ】
過去にはこんな「新人プロジェクト」もありました!
ここまで私の「新人プロジェクト」の様子について語らせていただきました。少しでもみなさまにその温度感が伝わっていれば幸いです。
さて、この「新人プロジェクト」ですが実は2011年から実施されているもので、今ではこの研修を通して新人たちがつくったもの・文化が社内のあちこちに残っています。
中でも目を引くのが、2019年入社のスタッフが作成したこちら!
そうなんです。新人が社歌をつくっちゃったんです。
企画から動画撮影まで自前で作成してしまったんだとか。本当自由すぎますよね。
この曲を聞くと無性に「よなよなエール」を飲みたくなるみたいです。(かてぃ~調べ)
みなさん是非一度聞いてみてください。
社歌動画がつくられるまでの話はコーポレートサイトに掲載されています。気になる方はそちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
日も暮れ、ひぐらしの鳴き声が窓から聞こえ始めたので、今日はここまでといたしましょう。またいつかnoteを通してみなさんにお会いできる日を楽しみにしています。それでは。
▼ストーリー「新人に動画制作を依頼したら「社歌」をつくっていた話。ヤッホー流新人プロジェクト」
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