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③ドクターフランコとの面談
抜糸の日の翌日に腫瘍専門医と予約が取れたので、2日連続でメディカル・タワーに通う。
ドクターフランコは白衣を着たまま、走ってきた。
「どうぞ入って」
「今日はどうしてきたの? お名前は? 年齢は? 僕のことは誰から教えてもらったの?」
いろいろと聞かれたのでその質問に短く答える。ドクターフランコは、私の返答を聞き、キーボードを叩きながら、目の前のコンピュータに手早く入力する。
(わたし)
① 続・『人生初めての手術はメキシコでします』
一月初めに『人生初めての手術はメキシコでします』という題でアマゾンから電子書籍を出した。 友人たちが術後の経過を心配してくれるので、「続編」をここに書くことにした。
退院してから5日目に、私の担当医のポール医師から、短いメールが届く。「病理検査の結果が出た。すぐ、会いたい。いつ来れる?」
"más pronto posible"(できるだけ急いで)という言葉が気になる。
翌日ポール先生に会い