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人生は、大小さまざまなハプニングが起こる。
右か左か選ぶ必要があり
それは時にストレスとなり、人生の醍醐味のような楽しさもある。

私は長男を産んでから、しばらく専業主婦をしていた。
それは毎日時間に追われることなく、穏やかな日々であった。
しかし目の前の命を守るための必死さと責任感と、同じことの繰り返しがいつまで続くかわからない苦しみがあった。

妊娠中にも刻々と変化するカラダとココロに向き合っていたけれど
『子どもを産む前の私』という存在を思い出せないほどに
『母親としての私』になっていた。
価値観も、時間の概念も、興味関心も、性格さえも変わったのではないかと
思うほどに大きな出来事だった。

その変化に順応するのも早かった。
まったくお酒を飲みたいと思わず
物欲も消えて、目に入るものはベビー用品、
道行く子連れファミリーが気になるし
子どもが犠牲者のニュースに涙する。

世界中の人々が、みんな母親から産まれてきたんだなー!と当たり前のことを意識するようになり、道行く人々が尊い生命体であると感じるようになった。
生まれてきてくれてありがとう、ここまで頑張って生き残ってきたねと声をかけたくなる。

1人で生きていくことができない未成熟な赤ちゃんという存在から
ここまで成長させてもらえたのは両親はもちろん、たくさんの人々のおかげ様。
私だけが頑張っている、とか私だけが特別ということはなく、
みんなそれぞれ愛されるべき存在であり
生かされているということ。

すると、今まで苦手だと人も
同じ地球人だなーと視野が広がっていくのを感じられる。
心がホッと、溶けていくようにラクになる。
政治に無関心だったけれど、子どもの未来のために投票に行くようになり
地球環境保護にも関心が出てくる。

小さな命を育むためには、あまりにも難題が多すぎることに
子どもを持って初めて気がつくのだ(当時23歳)
そして、私があまりにも無力で頼りない人間に感じた。
この子を育てるだけの力量が到底足りないと思った。

ストップしていた学びを再開したのだ。読書をして、知らない世界を知ること。
資格取得のための勉強。
オンラインで英会話レッスン。
少しでも母親として、人間として成長して
子ども達を守りたい。
そんな気持ちで、かなり焦っていたと思う。

おかしなエゴや、プライドがあり
『若いママだからって、なめられたくない』
『良い母親として、見られたい!』と思いすぎていた。
今になってみると肩の力を抜きなさい、と笑ってしまう。

そんな私も『ヨガ哲学』を学び直すことで
価値観がまたガタガタっと変わったのだ。
産前から知っていたはずのヨガの知恵を
完全に忘れて、ココロのコントロールができていなかった。
産後のホルモンバランスが乱れていたのも影響していたが
あの頃の私は、どうかしていたのだ。

子ども達が5歳と3歳になった頃、少しずつ自分の時間的余裕が出てきて
深呼吸ができるようになった。
土日祝日関係なくワンオペ育児をしていたから(旦那の長時間労働を恨んでいた)
嵐のような毎日だった。
ココロも波立ち、よく怒っていたし
急に悲しくなり大泣きしていた。

そんな中、子どもを保育園に預けて仕事を始める決意をした。
ヨガを教え始めたら、どんどん良い循環が起きて、ココロが安定した。
幸せを感じられるココロの余裕ができたのだ。
2020年の歴史的な変化の時も、ココロ穏やかであった。
これからも、山あり谷あり
私の人生も、地球の歴史も続いていく。
変化に順応し、変化を楽しもう♫
慣れが出てきたら、少しスパイスとして変化球を投げてみよう。
4月から、4年生になる長男、2年生になる次男。
最近ますます、たくましく、食欲旺盛。
これからの育児も楽しみだ。

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