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公務員をソーシャルアーティストと呼んでみたら何だか面白いことになってきた

公務員という仕事の面白さって何だろう?
そんな話題を私なりに少し掘り下げてみました

こんにちは!ソーシャルアーティストの川那です。
今回は
【現役の公務員・公務員を目指す学生・公務員に興味がある民間の方】
向けに書きました。

<はじめに>

今回は公務員という仕事を「ソーシャルアーティスト」と名付けてみてはどうでしょうか?という提案です☺️
どうしてそんなことを思うのか?
それについてまとめていきたいと思います!


<世の公務員のイメージ>

突然ですが、“公務員”と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?

・真面目
・地味
・仕事遅そう
・暇そう
・定時で帰る
・効率悪い
・仕事面白くない
・ルーティーンワーク

こんな感じでしょうか?
本当に嘘みたいにみんなこんなイメージをお持ちなんですよね。。。。。
しかしこれがリアル、未だに社会のイメージはこうなんです。

100歩譲って社会のイメージが悪いのは仕方ない。
しかし私はどうしても悲しいことがあるのです。




それは




公務員自身が自分に自信を持てていない!!
ということ!
(もちろん例外はありますが)

そんな悲しいことありますか?
華の大学時代を半年〜数年間勉強に費やして難関の試験をくぐり抜けて、しかも国のため地域のために働こうとしている人達が自分を好きになれていないなんて!
悲しすぎるよ日本〜〜〜〜〜〜〜!!!
新人職員の時は
「街をつくりたいんです!」
「困っている人を助けたい!」と目をキラキラさせていたのに、
気づけば飲み会で愚痴ばかり、
勉強会にもいかない、
しまいには次の異動まで事なかれ主義のロボットに、、、、

別にキラキラしろって言っている訳ではないんです、
私だって「安定してて残業なさそうだし親も喜んでくれる」くらいの志望動機でしかなかったです。
ただ“折角公務員になったんだからなんかやってやろう!”と誰しも最初は思っていたのではないでしょうか?

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<民間の方が凄いのか?>

私は、公務員の立場で運良く民間企業に出向することができました。
双方を見てきた経験から考察させていただきます。
結論ズバリ、公務員も凄い!

私は某有名IT企業のCSRという、いわゆる社会貢献の部署に出向となり、
社会を民間企業のリソースを使ってどう解決するかというのを常に考えて仕事をしていました。
仕事自体はとてもやりがいがあり、仕事の範囲も広くて楽しかったのですが同時に民間企業のCSRの限界も感じました
どうしても企業CSRという特性上、結局企業リソース(お金含む)に縛られるのです。
私が一番苦しかったのは民間企業の企画でよくある「あなたはどうしたいのか?」という質問。
これがことごとく意見が合わない・・・
ちゃんと自分の本心で答えると「それじゃ社会は変わらないですよ」みたいな回答になってしまう(笑)
でもそれじゃ仕事できないから何となく企業が求めていて経営方針に合いそうな企画に落とす。
このジレンマの果てに気づいたことがあります。
それは社会貢献だけでは社会は変わらないということです。
CSR=「社会貢献」、社会に対して稼いだ分、責任を持って“貢献”するということが責務である中で、民間企業に社会を“変える”ことを強いる自分の価値観が違っていたのです。
民間企業と行政の社会への接し方を一律で見るからズレが生じるのかなと。
ポイントは社会貢献を否定しているのではなく、社会貢献だけでは社会は変わらないということ。
では社会を“変える”主体は誰か?
それはやはり公務員だと思うのです。
個人的に大好きなJリーグ理事の米田さんは「社会連携(シャレン)」という言葉を使っています。
社会構造の層と役割を理解して連携していくことこそが重要と説いています。
行政・民間企業・NPO・財団・・・皆役割が違うのに、
どのプレイヤーも、我こそが社会を変えるんだと意気込み過ぎているように私には見えます。
批判を恐れずに言います、「社会を変えられるのは公務員です」
民間企業って進んでいる!凄い!と思う人は多いですが、
私は、公務員がやるべきことにフォーカスし、自分たちが持つ強みを自己認識すれば、決して公務員が劣るという結論には至らないのではと考えています。

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<ソーシャルアーティストになろう!>

あなたは社会を変えられるんだ!
そんな偉そうなことを言いたいわけではありません。笑
提案はたった一つ、とりあえず自分の事を「ソーシャルアーティスト」と名乗ってみたらどうでしょうか?
例えば制度を一つつくる、それにより人々の行動が変わり新しい社会の流れができる。これって立派なアート作品だと思うのです。
またルーティーン業務でも、来る人や年齢、人口は常に変化している中で、予算額は変動しながらも同じサービスを維持するために構造を変化させ中身を変化させている。維持すること=同じことをする、ではない。社会サービスは常にアップデートの連続なのです。私のいる教育分野もアートそのもの、教材のような小手先のリソースに縛られず人の根幹を見ながら未来の教育のど真ん中を創ることができる。そんなフィールドが公務員にはあふれています。
自らをソーシャルアーティストと名乗って業務を見つめてみてください。
なんかワクワクしてきませんか?

<さあ語ろう!そして創ろう!>

公務員を、社会を創っていくソーシャルアーティストであると定義してみましょう。
そしてまずはみんなでどんなソーシャルを創りたいか語り合いませんか?
公務員は堂々と地域、県、そして日本について、堂々と語る権利があるのです。
民間企業の社員が日本や未来について真剣に語ると白い目で見られるかもしれませんが(それも変な話ですが・・・)、公務員は逆!むしろ語るべきだと思います。
夢を語り・創るのが仕事、そんな仕事はなかなかありません。
公務員は社会を作るアーティストなのです。


<おまけ>
全国のアーティストタイプの公務員を集めた「よんななアーティスト会」を主催しています(現在メンバー約200名)
“日本一オカタイ公務員から社会にクリエイティブのムーブメントを!”
https://www.facebook.com/groups/201318360767162/?ref=share
よかったらお気軽にご参加ください。



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