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コンサルタントが使う「課題解決」のためのロジカルシンキング 『論点思考』 著:内田和成


こんにちは、鷹(よう)です!


今回は「課題設定」についてお伝えします!


前回の記事はこちらです😊



今回の参考書籍


今回参考にした書籍はこちら!

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この本は、元BBC(ボストンコンサルティンググループ)の内田和成さんが、コンサルタントの思考方法について解説したものです!



課題設定の重要性


課題設定はあらゆる場面で、最も重要であると言っても過言ではないです。


なぜなら、課題設定が間違っていれば、解決しても意味がない。逆に、課題設定が的確であると、解決した際、飛躍的に成長します!



課題設定の方法


1. 仮説設定、 課題候補を出す
2. 
課題候補を絞る
3. 
課題の確定
4. 
全体像からの確認


①仮説を立て、課題の原因となりうるものを特定し、課題候補を複数出します。
 ※課題要因4種類「商品要因」「企業要因」「業界要因」「社会要因」これら4つに分解して考えると簡単です。

②課題原因となるものを「解決可能か」「解決できるとして、実行は容易か」「解決した際の効果はどれほどか」という観点から、課題を絞ります。

③絞った課題の中から、特に効果的であるものを確定します。

④その課題解決をした際、「部分適合となって、別部分に支障をきたさないか」を俯瞰し、検討します。


では簡単な具体例を紹介します。



簡単な具体例


仮にあなたが、サッカーで「点を決めたい」と考えているとします。


あなたはどのようにしたら点を決められるでしょうか?


シュートの精度を上げる?ドリブルの練習をする?それとも体力とスピードを強化する?


あなたのポジションがFWであれば、上記の解決策が有効でしょう。しかし、あなたがCBであったら、効果が非常に薄くなります

このような場合には、まず「FWとして起用してもらえるよう努力する」または「コーナーキックのチャンスを狙ってヘディングを強化する」と言ったことが有効でしょう。


次に、企業での具体例を紹介します。



企業での具体例


ある企業に「利益率増加のために、コスト削減を行ってくれ」と相談されました。


あなたなら、どうしますか?


問題は「利益率増加のために、コスト削減が本当に必要なのか?」ということです。



例えば、伝統産業では、市場が縮小しているため、どれだけコスト削減を行っても意味がありません。国内外の新市場を開拓・参入する必要があるのです。


では、コピー用紙の製造業だとどうか。用紙はどこの製品も変わりなく、コスト削減を行っても、どの企業もコスト削減による、コスト競争を行うため、どんどん業績は厳しくなる一方です。

では、「絶対につまらない用紙」を開発してはどうでしょう。競合他社と差別化でき、顧客の業務効率を向上させることもできるため、効果的でしょう。


このように、課題設定を間違えてしまうと、「費用を投資した割りに変化が少ない」または「マイナスになる一方」となってしまうのです。



最後に


いかがでしたか?

課題設定の重要性、方法についてご理解いただけたでしょうか?

今回紹介したのは、参考書籍のごく一部です。その他の内容も非常に興味深いので、気になる方は是非読んでみてください😊


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今回の記事が皆様のお役に立つと嬉しいです😊


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