マガジンのカバー画像

大体1000字の読書感想文

18
私の読書感想文まとめ。大体1000文字くらいが書きやすい。
運営しているクリエイター

#本好き

【読書】短歌のガチャポン

【読書】短歌のガチャポン

落ち着かない。

友達が今頃、彼氏と別れ話をしているはずだからだ。
話をしようと思えたあなたが格好良いし、どんな結果になろうと私は大好きだよと背中を押してみたけれど。
私が背中を押したせいで傷ついていないと良いとも思う。

私が明日、いつかぶりに男性とデートに行くからだ。
頭が良くて優しい人だ。
緊張しすぎて胃がひっくり返りそう。
みんな体も心も違うはずなのに、緊張して吐きそうとか胃が痛いとかひっ

もっとみる
【読書】WHAT IS LIFE? 生命とは何か/ポール・ナース

【読書】WHAT IS LIFE? 生命とは何か/ポール・ナース

どこかで書いたことがあるかもしれないのだけれど、私が理系に進んで今の研究室を選んで大学院に進学した理由は「人間がどうして人間として生きていられるのか」が知りたかったからである。

この本は、私と類似した疑問を持って私と類似した研究を行なった、私よりもはるかに頭の良い人が書いた本だ。
持っている疑問と研究分野が類似しているせいか、一部専門的な部分がありつつも分かりにくい所がなくてとても面白かった。

もっとみる
【読書】おかしな本棚/クラフト・エヴィング商會

【読書】おかしな本棚/クラフト・エヴィング商會

読書は、私の一番長く続いている趣味だ。
小学生の頃に本を読みながら登下校をして怒られた時から早20年、その間ずっと読書が好きだった。
しかし最近、外に出ている時間が増えたせいで、のんびり浸って読書をする機会がぐんと減った。(このままではいけない、読書をする時間を確保する意識を作らなくては)という思いから、角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。

とても楽しかった、読書モチベ大上昇。

角川武蔵野ミュ

もっとみる
【読書】たやすみなさい/岡野大嗣

【読書】たやすみなさい/岡野大嗣

「たやすみなさい」は"たやすく眠れますように"の意で、自分にかけてあげる言葉らしい。
そのタイトルの通り、寝る前に少しずつ少しずつ読み進めていたら、読み終わるまでに半年もかかってしまった。

さて、この本は「私は日常のこんなところが好き」を表している本だ。
俳句(あるいは川柳)という形で、日常のこんなところが素敵だ、エモい、寂しい、楽しいを表現していた。
経験していないけど分かることと、経験したけ

もっとみる
【読書】26文字のラブレター

【読書】26文字のラブレター

「都々逸(どどいつ)」というものを知っているだろうか。
7・7・7・5のリズムで刻まれる、短歌や俳句の仲間だ。江戸時代後期から明治時代にかけて流行し、庶民の間で唄われ親しまれていたそうだ。
最も有名なものはきっと、「ザンギリ頭を叩いてみれば 文明開化の音がする」という一節だろう。

本書はそんな都々逸から恋愛に関するものを厳選し、挿絵と解説とともにまとめたものだ。

読み終わった感想は
「たまらん

もっとみる