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命は代えがきかない。


父の遺書には「仕事のプレッシャー」と書いてあった。
あなた達のことが大好き、ごめんなさい、とも。

亡くなる前の父は狂ったように働いていた。


舌癌治療の為入院した時もパソコン開いて仕事をしていて、
(仕事のため入院することを遅らせたがっていた。個室にして仕事をできる環境にするのが条件だった。)

退院翌日から土日も休まず会社に出勤し、夜遅くまで、家でも仕事をしていた。

私達は不眠で悩む父の体調が心配で何度も父の家に通った。


休んでほしかった。

仕事をやめてほしかった。


亡くなる三日前の金曜日、父は突然単身赴任先から家に帰ってきた。

今までそんなこと無かったから、サプライズに年甲斐もなく大喜びした。

でも、父は「仕事があるから」と風邪を引いていたのにも関わらず、次の日には戻ってしまった。

何度も何度も引き止めたはずだった。でも出来なかった。


父と会えたのはその日で最後。


亡くなる翌日は私が手伝いに行く予定だったし、土日は母が様子を見に行くはずだった。

春からは母が父と2人で暮らすことになっていたのに。

父はもう居ない。



私は、私達は、父は仕事に殺されたようなものだと思っている。

こんなのサツジンだよ…



それで今は弁護士とやり取りをしている最中です。

過労自殺とは、長時間労働や仕事上のストレスによる過労によって自殺してしまうことを指す。

労災認定の為には、長時間労働とそれによる父の精神的苦痛を示す証拠を集めなければならない。

父のリュックからカウンセリングのチラシがでてきた。(去年家に送られた私のサイアクすぎる成績も一緒に入ってた。「ママには見せないけど、もっと真面目に」って怒られたなぁ〜。持って帰っていたなんてウケる。アホでごめん)
それと、父の住んでいた部屋からは乱雑なメモ日記もごっそり…

父は鬱だったのかもしれない。

ママから、パパはウツだった時があった、と聞いたことがある。
私はその時絶賛反抗期だったからなんも知らない。
その時死なないでくれてありがとう。

でももう死んでしまった。それも自分で…


もう何をしても父を取り戻すことができない。


悔やんでも、泣いても、責めても、怒っても、叫んでも、暴れても、何をしたって、父が家に帰ってくることはもう二度とない。


ただただむなしい…



ここ2週間ちょっとで急にウンジュウマン、ナンビャクマンの話になって現実感皆無です〜

父が働いてくれていたおかげで今までの生活があったんだなぁ。

でも、どれだけ貧乏でも皆がいればそれで良かったのに。

取り返しがつかない…

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