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『女王ヴィクトリア』第3話

S1E3「結婚の圧力」/ Brocket Hall

ここではTVドラマ『女王ヴィクトリア』のあらすじを追っています
そして世界史の流れを意識しながら
ヴィクトリア朝について語っています
  *ネタバレ注意*
主に人物関係・政治関係メモ中心です
*****

1819年 5月24日 女王ヴィクトリア誕生
1830年 伯父にあたるジョージ4世逝去を受けての
    もう一人の伯父にあたるウィリアム4世即位
    これでイギリスの次期王位継承者であると決定になります

1837年 さらにウィリアム4世逝去を受けての即位
    ▽この年からドラマはスタートしています
そして
1838年      戴冠式
1839年 5月   寝室女官事件
    ▼この後から◆第3話◆では扱っている流れです
    10月   アルバート公訪問
    ▲半年強くらいだろうかという期間ですね

*****

冒頭のシーンは
チャーティスト運動らしいデモのシーンから始まります

この社会運動の内容は
後のメルバーン首相の女王ヴィクトリアへの説明で
請願書を掲げ
成人男子の選挙権・議会の毎年招集・無記名投票・
議員への歳費支給を求める集団で
労働者に支持を集めていることがわかります
イギリスで起こり1830年から1850年代末まで
長期間展開されました

原題はBrocket Hallで
これは今の所かろうじて首相であるメルバーン子爵の領地です

さて即位後いろいろあったので結婚話がもちあがって参りました
周囲としては自分の息のかかった人間と結婚させて
イギリス王国とその女王をコントロールしたい意向です

女王ヴィクトリアのおじさまは沢山いるのですが

王位継承権が女王ヴィクトリアの次
なのでかなり利害関係があるのが
父方の叔父様
カンバーランド公アーネスト ハノーファ国王
です

さらに弟がいるのでこの子
つまり甥ジョージ
この男性が女王ヴィクトリアの結婚相手に良いだろうと推します

一方
母方にも叔父様がいて
ベルギー初代国王 レオポルド1世
こちらの叔父様も国王で 今回目立つ動きをします

甥にあたるアルバート公
この男性をやはり女王ヴィクトリアの結婚相手に良いだろうと推します

女王ヴィクトリアときたら 首相メルバーンをすっかり頼りにしている状態

ついには300年ほど前のイギリス女王 エリザベス1世の話まででてきます

つまりいろいろ噂はあったが結婚はしていない女王で
特に寵臣で結婚の噂まであった男性がいました
幼馴染でもある同い年のレスター伯です

 エリザベス1世女王(1533-1603)
 レスター伯   (1533-1588)

ちなみに女王ヴィクトリアと 寵臣メルバーンは
この時点で独身同志ですが 40歳年の差があります

 ヴィクトリア女王(1819-1901)
 メルバーン子爵 (1779-1848)

メルバーン子爵のプライベートは
第1話でも女王との会話で触れられているのですが
既婚者で妻子がいたものの離婚したので今は独身

友人があの詩人バイロンなのですが
何しろゲージツ家なので何でもありなんですよね
友人メルバーンの妻を奪い これがメルバーン夫妻の離婚原因になりました

結婚について自分の気持ちを吐露した後 
元既婚者に妻の話をあえてされてしまう これが返事になってしまいます

寵臣を後にして女王は立ち去ります
メルバーン子爵の領地ブロケットホール
この場所の美しくも哀しさを誘う風景が印象的
このドラマの演出っていろいろ心象風景が上手いですね

叔父様たちが推す従兄弟の内
父方の叔父様
ハノーファ国王の推していた
甥ジョージも帰国してしまいました

もう一人の母方の叔父様
ベルギー国王の推していた
甥アルバート公がついにやってくる……

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https://www.imdb.com/title/tt5137338/
▲最新情報はこちらで
https://www.mystery.co.jp/programs/victoria
▲現在シーズン1エピソードガイドはこちらなどが見やすいかと思います
これは「AXNミステリー」Mystery


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