ウタドリ

主にアコースティックギターを弾き語りするシンガーソングライターです。ただ今のんびりアマ…

ウタドリ

主にアコースティックギターを弾き語りするシンガーソングライターです。ただ今のんびりアマチュア活動中。 オリジナル曲の歌詞と、その簡単な解説をメインに更新していきます。よろしくどぞどぞ。

最近の記事

手を鳴らせ

さあ、手をならせ べいべー 気ままな リズムで さあ、手をならせ べいべー 君らしい ひびきで さあ、はじまるよ べいべー 待ちに待った カーニバル とっておきでおいで べいべー みのがし ゲンキン ブラックも ホワイトも 帰属<なまえ>なくした君も 関係ないぜ 踊り出そう さあ、手をふって べいべー 風を巻き起こせ さあ、足をならせ べいべー 大地を揺らそう 思い出も 未来図も 今、輝くためだから てのひら あけて かざそうぜ そうだ こんな

    • アカネイロ

      アカネイロ 歌いたいこと  伝えたいこと 特になかった  あの日の僕は 追いかけること 戦える理由 溢れるくらい  どこで落としたのだろう 忘れるように  日々は泡沫 薄めて溺れる  透明な意識 夢が破れて   恋は解けた ここは空っぽ  だから 僕だけが聞こえる そんな音を奏でていたんだ やがて空は朱音色 サヨナラのオルゴールをつれて それはすべての答えで 意味もなく 美しく染められた 情熱の痕 ともに生きていこう 嘘が得意で  だから歌っている 作り笑いでも 優

      • コーヒーメーカー

        2021/09/09 片や星占いの紳士 見えない世界を信じている 片や科学好きの淑女 見える世界がすべてだと笑う どこでめぐり逢い ここまで辿り着いたの そんなふたり 喫茶店の隅 同じナポリタンを食べてる 唇を染めるキツいオレンジ カウンター越しに見届けてる 不思議とふいに 笑いあう 『数字が全てよ』 『来世は別の惑星』 古いジャズを背景に そんな言葉 交わしながら 分かり合えないままに それでも幸せそうで 世界観なんて結局 何だっていい

        • 夢のおわり

          夢のおわり さようなら、いとしき人 さようなら、やさしい日々 僕はキミを迎えられなかった 自分の居場所も分からないまま 振り向いても、もう触れない 気付いたんだ、過ぎ去った事 矛盾だらけの空想を抜けて 失くした明日を受け入れよう それは、約束された悲劇、なんて 確実なものじゃない 絶えず変わりゆく大気のように 晴れ間だって 臨めば見えるのさ  だから、もうおいでよ  きっと、生きていける  こんな、僕でも今なら  キミを、愛してみせる 叶わなくても、想い、つづけば

        手を鳴らせ

          花束

          2022/10/30 作詞作曲:ウタドリ 側にいなくなっても 心に残る人はいる その人がいないとなんだか物足りなくて すべてがちゃんと終わった気になれない だけどどこを探しても代わりはいなくて 最後にはホトホト困り果てる それでも月日が過ぎていく毎に なんとなく いないことにも慣れて なんとなく 思い出すことはあっても 笑顔を絶やさず 普通に暮らすことはできたよ あなたがいなくても 年月を重ねた自分に少し微笑って ふとした時に過去を懐かしむ その記憶のなかにだけ あな

          肯定

          作詞作曲:ウタドリ あの子は今日も  死にたいって言って 枯れた涙を    砂漠の上にこぼすが それでいいのだ  それでいいのだ それもいいのだ  きっと あの子は自分こそ 愛の化身だと なんの疑いもなく 世界に叫ぶが それでいいのだ  それでいいのだ それもいいのだ  きっと 騙され 奪われ 転げ回って 辿り着いた場所で 何故か笑った 笑った 笑ったままで今日も 希望へと駆けた さよならコスモス  取ってつけたような台詞でごめん だけどそんなふうに 生きてみたかった

          WORLD END

          作詞作曲:ウタドリ 編曲:STEALTH ALIENZ 君を失ってめぐる世界なら 僕はもういらない 風の消えた空へ、サヨナラ 過ぎてゆく九月の空 消えてゆく赤い花 変えられずに生きていた 心、灰色に染めたままで 影絵とノイズ ぼくはひとり すりきれた約束 抱いて越えてゆく 終焉-つい-の果て 君を殺して咲いた 眩しい明日ならもういらない 見えない檻、暗闇が押し寄せて でも、諦めないで繰り返そう 全てが色褪せても 君とみた、あの夢のつづきを 哀しみが天体を回す 真実

          目覚めの呪文

          作詞作曲:ウタドリ 正しさで人を殴って 別の論理の正しさで その夜の内に返り討ち 冷たい自責に抱かれて 眠れない夜は、なんのせい 名前を亡くした感情が 眠らない夜は、だれのせい 家路を失くしてさまよっている ほんの少しだけでいいから 優しくしてあげれたら ほんの少しだけでいいから 優しくしてもらえたなら 仕方ないとか、分かっていたとか 君が言うその『どうせ』を 華奢なハーモニーに溶かして ほんの少し笑顔に変えられたら 眠れない夜は、なんのせい 納得していけたらいいよ

          目覚めの呪文

          AZYL

          2022-10-09 どれだけ見渡しても 綺麗なものが見つからない時 どうしたらいい 身体を横たえ、心は宙に いつも心にアジール あなただけの安息地 暴かれないオアシス、イメージして 秘密基地で眠ろうよ ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ 『Asyl』はドイツ語で『聖域』の意味があり、ギリシア語の「ἄσυλον(侵すことのできない、神聖な場所の意)」を語源としています。 実際には『統治権力の及ばぬ場所』である教会、聖地、自治都市のことで、犯罪者

          表現-realize-

          2022-04-16 ぼくら どうして 同じように生まれてきたのに ちがう 心抱いて それぞれの明日へ 誰かの コピーでいいなんて そんなふうに笑う人はどこにもいないだろう それでいい 愛を歌って 夢を歌って まだ足りないんだ あふれる胸の音を 声を上げて ズレててもいい 空に響く振動 祈るように 踏み出してみる なにも見えない夜でも アンダースタンド 届かなくても ひずんだキミのままに 触れて つなげ サラウンド すべて 現実に 表わせ ぼくら どうして こんなにも

          表現-realize-

          雨に踊れば

          2022-03-08 灰の空から雨は土砂降り 卸したてのシャツもびしょ濡れ だけど君がいこうと笑うなら 俺はそれでもいいぜ 信号待ちで派手にはねられ 雫こぼれる前髪揺らし そんな君が踊ろうと誘うなら 共にリズムに乗ろうぜ ゆらゆら揺れて過ごしていたよ どうでもいいと歌いながら そんな僕ら肯定するのなら こんなノリが似合いさ ありがとうと心から君に その時々の答えを胸に そんな僕ら表現するのなら こんな風に流しても なんの気なしに聴いてくれる君に愛を さあ、手を取って

          雨に踊れば

          タイムマシン

          2004-02-20 今日だけの風が空を流す 同じようで変わっていた世界 永遠なんてないさってうそぶいて でも君の隣にずっといたくて 喜びも、悲しみも、全部 生きていく証なんだ そうだろう 誰の真似でもない僕らだけの夢 片道切符の旅は果てのない宇宙 なにが待っているんだろう 不安は尽きないけど 胸に強く抱いてみる 重ねてきた結晶を 苦しい事ばかりだからって リセットなんてしたくはない 悲しい記憶と一緒に 大事なものも消えちゃうのなら 一度きり、それでいいんだ 信じた

          タイムマシン

          アンサー

          昨日の残り香と    明日への憂鬱と 今日の陽射しの中   君の隣で生きよう どうにもならなくて  押し込めたクラウド いっそ綺麗にお別れしたなら 素敵なこと、なのかも 終わりはちゃんとあるよ だからはじめもあって 僕らはいつでもその間 息をして 息を切らして なにかを残すだろう なにかを残せぬまま 荒れ果てた先の塵芥――、 そこから芽吹く花の鮮やかさに目を細めて 寝はぐれた夜更けに 取るに足らない娯楽(ニュース) 連続してゆく日々の区切りすら、不意に見失っ

          アンサー

          ゼロ

          ゼロ 2022-07-16 プラスでも マイナスでもない 気持ちを  ぽっかりと 宙に放ってみたら 消えてく(かな) 消えてく(だろう) 偶然出会ったあなたと 愛し合ったり 果てに そっと永遠におわかれ ララバイ なんて言いながら ホッとしてしまった それは、キミも同じかい 空っぽの心なら 空っぽの僕らでも その手を 空っぽの僕らなら フラットな明日へと 手を 心を 魂を 繋いでいけるかな 比較でも憐憫でもない 荷物をさっぱりと 花壇に植えてしまおう 咲くだろ(うか

          ARIE

          ARIE 彷徨いながら僕はここまで来た    愛や 夢がすべて なんて 今では綺麗に言えないよ ARIE 壊れかけの詩を抱きしめて    明日を 信じる  僕は  間違ってやいなかったかい なにをいつ失くしたかも 気付けないような世の中だけど この生きる瞬間に    僕はつよく想うんだ   ARIE 君だけは ずっと笑っていてくれ      たとえ この僕が消えてしまっても      たくさんの光に包まれ 幸せを彩ってくれ   ARIE 僕は歌う 愛するもの すべてに  

          白銀

          作詞・作曲:ウタドリ 2019-12-15 哀しいことが起きるたびに 夕空が 街の灯が 輝いて見えた 雪をかぶった   ばらの花 美しさは 煌きは ふとした場所に咲く 流れ星が夜を貫いても 祈らずにただ、見送ろう 歩いていく   当たり前の日々を 信じるために  疑いながら 歩いていく   今日だけの音 踏み鳴らして ぼんやり 凍った太陽が 不確かに 不可思議に 宇宙を照らす 逃げるために 縋った嘘なのに 人知れず 我知らず それも愛していく 先を行く 小さな笑顔に