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目覚めの呪文

作詞作曲:ウタドリ

正しさで人を殴って
別の論理の正しさで
その夜の内に返り討ち
冷たい自責に抱かれて

眠れない夜は、なんのせい
名前を亡くした感情が
眠らない夜は、だれのせい
家路を失くしてさまよっている

ほんの少しだけでいいから
優しくしてあげれたら
ほんの少しだけでいいから
優しくしてもらえたなら

仕方ないとか、分かっていたとか
君が言うその『どうせ』を
華奢なハーモニーに溶かして
ほんの少し笑顔に変えられたら

眠れない夜は、なんのせい
納得していけたらいいよな、なんて嘯いて
眠らない夜は、だれのせい
きっと手を振って 笑うしかないから

ほんの少しだけでいいから
愛しいなにかを思い出して
ほんの少しだけでいいから
ホッとした時を思い出してよ

朝に捕まったら
『強いボク』でいかなくちゃだから
夜に包まっている
臆病を温めているんだよ

ほんの少しだけでいいから
歩きだしてみようよ
俯いたままでいいから
微笑みかけてくれないか

ほんの少しだけでいいから
今日を信じて窓を開けよう
涙 濡れる そのままでいいから
自分と 一緒に 歩いてみようよ

さあ、おはよう、いこうか
ドアを開いて
そとへ

ほんの少しだけでいいから

✎︎____________

✎︎____________

『これが正しい』と信じていても、その正しさに対する反論を自分の内に持っている。
他の誰も気付かなくても、自分は分かっている。
そんなことって結構あると思います。
自分自身からの否定だからこそ、逃げられずに打ちのめされる夜とかも。

でも、そんな時でも、朝になれば動き出さなくては行けなくて、、、そんな自分や人達に対する応援歌のようなつもりで書いた歌詞です。

別に大きな結果を出さなくていい。
一発逆転なんて狙わなくていい。
カッコよくなくていい。
昔の良かったことに助けて貰ってもいいから。
『ほんの少しだけでいいから』歩き出せたら、その一歩が、きっと次の一歩への力になるから。
ほんの少しだけでいいから、自分の為に、頑張ってみようよ、と。。。

そんなふうに言い聞かせながら、僕も毎日生きていたりします。
優しくできて、優しくして貰えたら。
素敵だなあと思いながら。

(ファミコン時代のドラクエの再開のパスワードが『めざめのじゅもん』なので、このタイトルにしたのですが、あとから調べたら『ふっかつのじゅもん』だったというボケをかましました。さすがに復活の呪文だと一度死んでそうなので、目覚めの呪文のままになりました笑)

読んでくれてありがとうございました。

#弾き語り
#ウタドリ
#オリジナル

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