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雨に踊れば

2022-03-08

灰の空から雨は土砂降り
卸したてのシャツもびしょ濡れ
だけど君がいこうと笑うなら
俺はそれでもいいぜ

信号待ちで派手にはねられ
雫こぼれる前髪揺らし
そんな君が踊ろうと誘うなら
共にリズムに乗ろうぜ

ゆらゆら揺れて過ごしていたよ
どうでもいいと歌いながら
そんな僕ら肯定するのなら
こんなノリが似合いさ

ありがとうと心から君に
その時々の答えを胸に
そんな僕ら表現するのなら
こんな風に流しても

なんの気なしに聴いてくれる君に愛を
さあ、手を取って

ら、ら、ら、らららら、ら

君が打ち上げた夜空の花が
君が駆けた夢の先行きが
たとえ何にも実らず枯れても
俺はそれでもいいぜ

いつのまにやら四十を迎えて
いまだ惑いの中で怯えてる
そんな僕らをそのまま認めて
命を味わおうぜ

踊り終えたら 飾らず
答えを聞かせておくれよ

ら、ら、ら、らららら、ら

手を取り合って
息を合わせて
泥だらけだって
雨に踊れば

バシャッとステップ
見惚れてもいいかい
シュワッと口づけ
祈るように

いつかきっと足取りは途絶え
景色に溶けて寄り添いながら
そんな記憶を分け合い笑うなら
俺はそれでもいいぜ

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

散々になる結果が見えていても
その時に『走り出したい』と思った自分に付き合ってあげるのも良いなって思って作りました。
日曜日のリビングで、目の前で子供がプラレールで遊んでいた気がします。

僕達は生きてる内で色んな選択を迫られますが、その時に出来るのは『選ぶ』という行為だけで、
その後の未来が保証されてるなんて事は稀です。選んだことを後悔しない。
雨に濡れるくらいは覚悟の上。
それくらいが、誰かと歩んでいくにはちょうどいいのかも。なんて。

40歳の誕生日を一ヶ月前に控えたタイミングでの作品だったので、30代の決算的な意味も含ませています。

『ゆらゆら』揺れて過ごしていたよ
『どうでもいい』と歌いながら
こんな僕ら『肯定』するのなら
こんな『ノリ』が似合いさ
『ありがとう』と心からキミに
その時々の『こたえ(アンサー)』を胸に
そんな僕ら『表現』するなら

『』はそれぞれ違う歌のタイトルです。
『はんぶんの月』だけ、なんとなく『ノリ』になっちゃったけど。
そして当時は空席だった『表現』という歌詞を記してしまったせいで、誕生日前までに『表現』という曲を作る責務を謎に自分に負わせてしまったりしました。
ちゃんと作れたから良かったけど、もうあんなに慌ただしいことはしたくないな。

ラスサビが『ららら』を歌いながら、合いの手的にセリフを歌うので、ちゃんと発表しようと思ったら二人必要なのが最大の悩みになりました。
おそらく近いうちにループステーション買ったりすると思います。

四十にして惑わず。
実際はなかなか難しいものです。
雨に踊れるくらい、軽やかな心を持てたらなと、難しいなと生活しています。

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