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AZYL

2022-10-09

どれだけ見渡しても
綺麗なものが見つからない時
どうしたらいい
身体を横たえ、心は宙に

いつも心にアジール
あなただけの安息地
暴かれないオアシス、イメージして
秘密基地で眠ろうよ

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『Asyl』はドイツ語で『聖域』の意味があり、ギリシア語の「ἄσυλον(侵すことのできない、神聖な場所の意)」を語源としています。
実際には『統治権力の及ばぬ場所』である教会、聖地、自治都市のことで、犯罪者・奴隷・債務者が報復などの制裁から保護を受けれるように慣習的に認められている場所のことだったようです。

簡単に言うと『どんな時でも逃げ帰れるセーフハウス』のような存在ですね。
そこでは今がどうで過去がどうなどと問われることはありません。
誰の声も届きません。
あなたのままでいいのです。

行先に迷ったら一度立ちどまり辺りを見渡す、と言うのは問題解決の王道のひとつですが、見渡しても何も見当たらない時も多々ある気がします。
そんな時にはせめて、自分の心を底冷えさせぬよう、思い出でも、空想でも、自分を守れる場所に身を寄せることも必要でしょう。

ソロキャンプのテントの中。
反響の少ない書斎のソファ。
プライベートの保たれる会員制サロン。
それが現実にはすぐ到着できぬ場所でも、落ち着いて夢想する時間を持つことは大切だと思います。
それこそ、頭の中にしかないその場所は、本当の意味での『秘密基地』なのかも知れません。

特に何も考えず、三分で作詞、二分でメロ付けしてアウトプットしてみました。
多分、二番を作って、間奏、のちにラスサビみたいなリフレイン構成にはできる気がします。
それはまた、心が向いた時に。

ほんの少し、アジールでおやすみします。
あなたも穏やかになれるオアシスが心の中にありますように。

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