見出し画像

【noteで使える文章術】Vol.5 noteが認めた「太字」の役割とは

【今日のポイント】
今日は「太字」をとことん掘り下げます。

noteって文章を書くうえで、非常にシンプルだと思いませんか?

フォントを選ぶことも、文字のサイズ変更も基本的にはできません。

「文章に書くことに集中しろ」と言われているかのように、不必要な機能を切り捨てているnoteですが、数少ない機能の中に「強調」があります。

フォントも文字のサイズも変更できないのに、どうして太字機能が使えるんでしょうか。

それは、文章を読んでもらう上で重要な役割を、太字が担っているからではないでしょうか。

今日は、そんな太字の使い方について、掘り下げていきたいと思います。

1 太字の役割とは

太字には大きく2つの役割があると思っています。

1つは、note機能にもあるとおり「強調」する役割。もう1つが、文章に「コントラスト」を出す役割です。

■ 強調

太字にすると、明らかに他の文字よりも目立ちます。

りんご ゴリラ ラッパ パイナップル ルーレット

しりとりだと気づく前に、「フルーツの羅列かな?」と思ったりしませんでしたか?

このように、太字は他の文字よりも目立つため、読者の視線を誘導する力を持っています。

「重要な場所を目立たせる」というイメージが強調にはあると思いますが、このように視線を誘導する役割も実は持っているのです。

■ コントラスト

コントラストという表現が正しいか分かりませんが、太字には文章の見た目を整える役割もあります。

太字の全くない文章ってちょっと読みにくくないですか?

特にnoteは背景が真っ白なので、太字がないと、文章が全体的に白っぽく見えてしまいます。

太字を使うことで、文章にコントラスト、メリハリが出るので、それだけで読みやすく感じます。

たったそれだけなのですが、人間は一目で読むか読まないか判断するので、見た目は非常に重要です。

読もうかな?という気持ちを引き出すためにも、太字でコントラストを演出してみてください。

画像1

2 太字をどう使うのか

このように太字を使うことによって、読みやすいnote、読みたくなるnoteを作ることができます。

では、実際に「どこに・どのように」太字を使えばいいのでしょうか。

僕がオススメするのは、「要約」としての太字です。

■ 要約として太字を使う

実際のところ、noteをどれぐらい読んでいますか?

Vol.1でも話しましたが、noteはSNSです。
人によってnoteとの関わり方は変わってきます。

自分の書いた内容を最初から最後まできちんと読んでくれる方もいれば、読み飛ばしながら読む方ももちろんいます。

自分のnoteは、必ずしも最後までしっかり読まれるわけではないのです。

しかし、noteの性質上、それは当然起こりうることで、読まない相手を責めてはいけません。

でも、せっかく自分のnoteを見にきてくれたなら、読み飛ばしてでも何かしら感じて欲しいですよね?

そこで僕は、「最低限読む箇所」「話が伝わる要約箇所」として太字を活用してます。

先ほど説明したとおり、太字には視線を誘導する機能があります。

その役割を活用して、「ここだけ読めば要点はわかるよ〜」という気持ちを太字に込めているのです。

例えば、竹取物語を太字で要約してみましょう。

今では、もう昔のことになるが、竹取りのじいさんがいた。野山に入って、竹を取り、それを元にいろいろなものを作っていた。じいさんの名は讃岐の造といった。その竹の中に根元が光っている竹が一本あった。不思議がって、近寄ってみると、竹筒の中が光っていた。それを見ると、三寸ばかりの小さくて、とてもかわいらしい人がいたのだった
じいさんが言うには、「私が毎朝夕見ている竹の中にいらしたのでわかったのだ。自分たちの子供になってくれる人であろう」と言い、手の中に入れて家に持ち帰った。妻のばあさんに預けて育てた。このうえなくかわいらしい。とても幼かったので籠の中に入れて育てた。

内容を知っているのももちろんありますが、太字だけ読んでも十分内容が伝わるのではないでしょうか。

また、しっかり読みたいと思っている方にとっても、「ここは読んで欲しいんだな」という作者のサインとして太字は働きます。

注意点としては、読んで欲しい箇所が多すぎて、太字ばかりになってしまうことです。

正直これ僕もよくやってしまうので、気持ちはとても分かります。

だって、全部読んで欲しいですもん(笑)

ただ、太字が多すぎると、せっかくの要約の意味がなくなってしまうので、気持ちを抑えて、丁度いい太字バランスを目指してみてください。

(雑談)公務員と太字

太字に関する雑談なのですが、公務員も太字を重要視します。

知事や市長など、時間のない相手に説明する資料を作る際には、どこが重要なのか、どこを知って欲しいのか、パッと見て分かるのが重要だからです。

しかし、その太字で示す方法が
「明朝体」と「ゴシック体」で分けるという方法なんです(笑)

ゴシック体にすると印刷した時に、太字っぽくなるんですよね

もしかしたら、自分の職場だけなのかもしれないですが、公務員ならではの謎文化だなと思ってます(笑)

画像2

さて、本日は「太字」の機能と使い方について書いてきました。

太字のバランスについては、僕も試行錯誤していますし、なかなか正解はないです。

他の人とnoteを読んで、「この太字バランス読みやすいな、丁度いいな」そう感じた方のnoteを真似してみるのもいいと思います!

太字にするだけで簡単に実践できるので、ぜひ今日の話を意識して使ってみてください!

本日も最後までありがとうございました。

もし良ければスキ&フォロワーになって、これからも繋がっていただけると嬉しいです!

【noteで使える文章術シリーズ】

【質問・お悩み等はこちらへ】


この記事が参加している募集