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僕の頭の中、覗いてみませんか?【11月編】

【今日のポイント】
毎月恒例、メモ晒し企画です。

yawaraishiです。

さて、12月に入ったので
毎月恒例企画
僕の頭の中、覗いてみませんか?
やっていきたいと思います。
(まだ2回目です笑)

初めての方向け企画の概要↓

「メモの魔力」を読んでから
日常的にメモを取るようになった僕が
1ヶ月の間に実際に取ったメモの中で
興味深いものからくだらないものまで
明日のあなたにも役立つかもしれないものを
お届けする企画

メモを晒すこと=自分の頭を晒すこと

是非、僕の頭の中を覗いていってください!

メモ1:プライシング効果とは?

まず1つ目は、心理学的な内容から。

プライシング効果ってご存知でしょうか?

人間同じ値幅であっても
値下げよりも値上げを重く感じる
これがプライシング効果です。

経済学の用語なのですが、
例えば、1000円のものが一時的に900円になり
その後1000円に戻った場合

1000円に戻っただけなのに
一旦値下げされたのを見てしまうと
以前の1000円より高く感じてしまう

実生活でも同感できるのではないでしょうか。

このプライシング効果についての記事を読んだ時
僕はGo to トラベルキャンペーンが頭に浮かびました。

Go to トラベルは最大半額と
一時的な旅行者増には効果抜群ですが
キャンペーンなのでいつかは終了します。

このプライシング効果を考えると
このキャンペーンが終わった後の旅行需要はどうなるのかちょっと不安になります。

何故なら、安すぎる価格に慣れたせいで
元の価格が非常に高く感じてしまい
長期的に見れば旅行需要が減少してしまう可能性があるからです。

一方、Go toはどちらかと言えば
高級ホテルへの需要が増えています。

それならキャンペーンが終われば
安いホテルへの需要が増えるかも?

格安ホテルはGo toトラベルの恩恵を受けれない
そんな問題が良く取り上げられますが
もしかしてプライシング効果を考えれば
恩恵を受けない方が長い目で見れば良いかもしれない。

そんな考えが、堂々巡りしたメモでした。

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メモ2:納豆ってなんで賞味期限短いの?

納豆って腐ってるのに賞味期限短くないですか?笑

バカバカしいですが気になったので調べました。

納豆は腐っているのではなく発酵しているようです。

ヨーグルトやキムチなどと同じ発酵食品です。

そして、時間が経てば発酵が進み
納豆菌以外の有害な菌が増えてしまい腐敗する。

また、納豆菌は発酵のスピードが早いため
結果的に賞味期限も短くなるようです。

普段食べている納豆の素朴な疑問を知れました。

メモ3:GAFAを支えるオークション理論

オークション理論ってご存知でしょうか?

今年ノーベル経済学賞を受賞したオークション理論
GoogleやFacebookを支える重要な理論みたいです。

オークションで思い浮かぶのは
セリのように、順番に価格を吊り上げていき
一番高い価格で入札した人がその商品を手に入れられる方法です。

オークション理論を簡単に説明すると
売り手の利益を最大化する入札者の決定方法です。

例えばGoogleが取り入れているのは
第二価格オークションという方式です。

我々が想像するオークションは
先程説明したような、一番高い価格で入札した人が
その入札した価格で購入できるものではないでしょうか?

しかし、第二価格オークションの場合
購入できる人は一番高い価格で入札した人ですが
購入価格は二番目に高い価格で入札した人の価格になります。

つまり、自分が100万円で入札して
相手が50万円で入札した場合
自分は50万円で購入できることになります。

どうして、そんな面倒なことを?

実はこの方法がより利益が出るようです。

一見、二番目に高い価格になるので
利益が下がりそうなものです。

しかし、購入価格=入札価格の場合
相手よりも少しでも高い価格
だけど、できるだけ低い価格

このように相手の入札価格の読み合いになり
実際の入札価格は低くなりがちです。

購入価格=2番目の入札価格の場合
自分の利益は相手次第になるので
重要なことはいかに入札権を得るか
入札権を得た時の利益は相手次第になります。

つまり、損にならない範囲の高い価格で入札することが最適な行動になります。

これが、第二価格オークションの方が
売り手の利益が出やすい理由になります。

ちょっと複雑ですが面白くないですか?

そしてGoogleは広告にこの理論を導入しているようです。

経済学=使えない学問
こんなイメージが日本では蔓延してますが
世界では経済学が重要視されている

経済学部出身者として嬉しく感じた瞬間でした。

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メモ4:現代アートは買い手も芸術者

今度は芸術家、杉田陽平さんの言葉
かなり心に残った言葉です。

この杉田さん、Amazonプライムビデオが提供する
バチェラー・ジャパンシリーズ
女性版バチェラーのバチェロレッテの出演者です。

僕はバチェラーシリーズが大好きなので
バチェロレッテも楽しく見ていたのですが
この杉田さんはかなり深い考えをされる方で
出てくる言葉に何度も感銘を受けました。

そんな杉田さんがあるインタビューで
現代アートの良さについて尋ねられた時の回答です

現代アートは買い手も表現者
何故なら現代アートの価値は定まってないから
買い手は価値の定まっていないものに
自分なりの価値をつけることで
自分のアートを表現している

僕はこの言葉を聞いた時本当に感銘を受けました。

購入することで芸術を表現するといった発想は
僕には全くありませんでした。世界が広がった気がしました。

機会があれば杉田さんの作品を
実際に見にいきたいと思ってます。

メモ5:叱った方が褒めるよりもいいと感じる理由

最後は、本の内容から。

最近では少なくなりましたが
人は褒めるより叱った方が伸びる
こう力説する人っていますよね。

何故このような誤った考えに陥ってしまうのでしょうか?

それは、人間は平均に回帰するものだからです。

例えば100m走の場合
ある人の平均タイムが12秒の場合
何度か走れば11.8秒や12.5秒など
様々なタイムが出ますが、基本的には平均タイムに収束していきます。

つまり、13秒などかなり悪いタイムを出した時は
次回のタイムは13秒よりは早い可能性が高くなり
11秒などかなり良いタイムを出した時は
次回のタイムは11秒よりは遅い可能性が高くなります。

さて、コーチが怒る時、褒める時はどんなときでしょう。

平均に比べてかなり悪いタイムが出れば怒ります
平均に比べてかなり良いタイムがでると褒めるでしょう。

そうすると、
怒った時=平均から離れた遅いタイム
⇒次回は早くなる可能性が高い
褒めた時=平均から離れた早いタイム
⇒次回は遅くなる可能性が高い

このように、ただ平均へ回帰しているだけなのに
怒るとタイムが上がるのに褒めたらタイムが落ちる
だから褒めるより怒った方がいい

こんな誤った成功体験から
褒めるより怒った方がいいという考えは生まれたのです。

怒るより褒める方が良いことは
様々な実験で明らかにされてますので
体感に騙されず褒めることを意識してくださいね。

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さて、11月に取ったメモを5つ紹介させていただきました。

こうやって振り返ることで
そういえばこんなことあったな
そう思い出すこともあり非常に面白かったです。

これからも続けていきたいですし
もし、メモの中でもっと深めて欲しいもの興味を持ったものがあればコメントで教えていただけると大変嬉しいです!


本日も最後までありがとうございました!

もし良ければ他のnoteも

【前回の同企画】

【メモと言えば】