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僕の頭の中、覗いてみませんか?【高齢者との対立がもたらす悪影響とは】

取ったメモの振り返りしていますか?

メモって取る分にはいいですが、取ったことで満足してしまい、一度も見返すことなく机の中。なんてことはよくある話です。

この企画は、僕が前月に取ったメモを振り返ると同時に、その中で「あなたに伝えたい・知って欲しい」と思ったメモをお伝えする。そんな月1連載企画です。

メモを晒すことは、自分の頭の中を晒すこと

ぜひ僕の頭の中を覗いていってください!

メモ1:自動車の低価格化

EV、電気自動車ブームが全世界に広がっています。

昨年7月に衝撃的な価格のEV車が中国から発売されたのですが、何円だと思いますか?

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なんと、46万円です。

安い軽自動車でも130万円ほどすることを考えれば、新車でこの価格は衝撃的ですよね。

中国では既にテスラを超える売上台数になっており、他社を寄せ付けない快進撃をみせているようです。

さて、SDGsの普及により、ガソリン車から電気自動車への変化はこれから加速していきます。

電気自動車市場へは、アップルなど今まで自動車と関連のなかった企業までもが参入し、まさに戦国時代の様相です。

流石に46万円で自動車を作れる会社はまだ1つだけですが、EV車はガソリン車に比べれば簡単に作ることができ、自動車業界の障壁が下がりました。

このまま参入障壁が下がれば、価格競争、自動車の低価格化は避けられないものとなります。

実はこの自動車業界が抱えている流れ、以前、電機メーカーが経験したものに似ているんです。

国内電機メーカーの主力商品であったテレビは、高品質を売りに高い利益を誇っていました。

しかし、今やテレビは国内産に拘らなければ、4Kでも10万円以下で購入できる時代です。何十万円も払ってテレビを買う時代は終わりました。

その結果、テレビにより大きな利益をあげていた東芝や日立は、ここ数年非常に苦しい思いをしています。

これと同じことが、自動車業界にも迫っています。

つまり、今私たちが買っている自動車はブランド品となり、50万円ほどの安価の自動車を一般の人は乗る。そんな時代がやってくるのです。

自動車業界にとっては大打撃であり、自動車産業を主要産業とする日本にとってもかなりの打撃となります。

正直この流れは避けられないものであり、自動車の低利益化時代が来ることを見据えて準備する必要があります。

事実、トヨタ自動車は「ウーブンシティ」を静岡県に建設する計画を進めておりますが、自動車と張り合える新たな企業の軸を作ろうと奮闘しているのだと思います。

日本に住む我々にとっては、自動車業界と直接関係なくても、日本のこれからに関わる大きな問題です。

価格競争で戦うのか、ブランドで戦うのか、新しい企業の軸を作るのか

いずれの戦略を取るにしろ、自動車業界が取る選択に中止する必要があります。

ウーブンシティ

メモ2:高齢者軽視は自分を苦しめる?

あなたにとって高齢者はどのような存在でしょうか?

年金、社会保障、そしてコロナなど、若者と高齢者を巡る対立は年々激しくなっており、高齢者をやっかむ風潮が高まりつつあります。

しかし、よく考えれば自分もいつか高齢者になります。

自分も高齢者になるにも関わらず邪魔者のように扱う風潮に対して、「なんだかなあ」と思っていましたが、最近面白い研究を見つけました。

それは、老化に対するネガティブな印象は自分にとっても良くないという研究です。

イェール大学の研究によると、老化に対してポジティブな印象を持った人は、50%も認知症を発症する確率が下がったようです。

また、他の同様の研究では、老化に対してポジティブな人は、平均7.5年も長生きだという結果が出ています。

つまり、老化に対してネガティブな印象を持つことは、将来の自分を苦しめることになるんです。

人間誰しも歳をとり、いつかは自分も高齢者になります。

もちろん若者を応援できない社会に未来はないですし、若者支援と高齢者支援のバランスは重要です。

しかし、そこで対立するのではなく、高齢者に対して理解を示すことは、相手だけではなく自分にとってもメリットがあるということを是非覚えておいてください。

メモ3:マイナンバーカードのCM

このCM見たことあるでしょうか?

堺雅人さんを起用したマイナンバーカードのCMなんですが、総務省のマイナンバーカード普及への本気度が伝わります。

見たことがない方は是非一度見て欲しいのですが、僕はこのCMを見て特にいいと感じたところが3点あります。

■ 堺雅人さんの起用

まず人選が良いです。

半沢直樹のイメージが強い堺雅人さんは、非常に言葉の力があります。

言葉に力があることによって、自然とCMに目が向きますし、メッセージが心にすっと入ってきます。

僕がこのCMを初めてみた時、大してテレビに集中していなかったにも関わらず、このCMに目がいったのを覚えています。

堺雅人さんにしかできないCMだと感じました。

■ 関係性の提示

人間誰しも、自分に関係ないことには興味がありません。

正直、マイナンバーカードを作ることを自分事として捉えている人は少ないのではないでしょうか。

このCMでは、「マイナンバーカードを作ることは国のためではない」そして「日常にある様々な面倒な手続きを簡単にするため」と伝えています。

つまり、国のためじゃなく「あなたのため」と伝えているのです。

人間損をするのは嫌いなので、自分の利益があると知れば少し興味が湧いてきます。

自分事と思ってもらうため、関係性を提示することに焦点を当てた

これが2つ目のポイントです。

■ 寄り添う心

このCM、終わり方が秀逸です。

上記のように、「あなたのため」という新事実を伝えたあとに、おじいさんが「知らなかった」と言います。

すると最後に堺さんが、「私もです」と答えるのです。

人間「自分だけ知らなかった」という状態を嫌います。

自分だけ知らないという事実に気づくと、知ったかぶりをしたり、見てみないフリをするなど、知らなかった事実から逆に目を背けてしまうのです。

それを防ぐために、最後に堺さんが「私も知らなかったです」「知らなかったあなたは普通ですよ」と寄り添う

たった7文字の言葉ですが、非常に良い終わり方だと感じました。

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このように、「魅力的な人物の起用」「関係性の提示」「突き放すのではなく寄り添う」という、心理学のテクニックをバリバリに使ったCMだと感じました。

実際のところ、マイナンバーカードを普及させることは、行政の効率化を実現させるためには必須だと思います。

このCMを契機に、マイナンバーカードがより普及することを願っています。

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本日は、僕のメモ振り返りにお付き合いいただきありがとうございました!

1ヶ月ごとにメモを振り返ると、意外と自分が取ったメモの内容を忘れていることに気づかされます。

メモを取るということは、自分の心に何か引っかかったということ

ぜひ自分の取ったメモを定期的に見返してみてください。そしてその内容を共有してもらえると非常に嬉しいです!

本日も最後までありがとうございました。

もし良ければスキ&フォロワーになって、これからも繋がっていただけると嬉しいです!

【これまでのメモ企画について】