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楽譜のお勉強

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私が楽譜を読みながら音源を聴いて気付いたことを気の赴くままに書いていく無料記事をまとめたマガジンです。
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#クラシック音楽

楽譜のお勉強【57】ヨハン・アドルフ・ハッセ『ミゼレーレ ハ短調』

ヨハン・アドルフ・ハッセ(Johann Adolph Hasse, 1699-1783)はちょうどバロック音楽の終焉と…

楽譜のお勉強【53】アレクサンドル・タンスマン『七重奏曲』

アレクサンドル・タンスマン(Alexandre Tansman, 1897-1986)はポーランド出身のフランスの作…

楽譜のお勉強【46】エクトル・ベルリオーズ『東方の三博士の四重唱と合唱』

今回で46回になる「楽譜のお勉強」のシリーズ記事でこれまでほぼ全く取り上げていないジャンル…

楽譜のお勉強【43】ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス『交響曲 第7番 ハ短調』

以前書いた記事で全集版や学術的な版の楽譜について少しお話ししました。有名で人気があってよ…

楽譜のお勉強【41】ルドルフ・ヴァーグナー=レゲニー『7つのフーガ』より

新年最初の「楽譜のお勉強」です。今年もちょっと珍しい曲をシリーズになりそうなことを予感さ…

楽譜のお勉強【40】アンリ・ソーゲ『月光のように』『平和の家で』

前回の私のnoteで自作のドイツ語の歌曲について書きました。歌曲をたくさん書いてきたわけでは…

楽譜のお勉強【39】アレクサンドル・グラズノフ『5つのノヴェレッテ』

アレクサンドル・グラズノフ(Alexander Glazunov, 1865-1936)はロシア五人組(バラキレフ、ボロディン、キュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフの5人の作曲家)で指導的立場にあったバラキレフに若くして才能を認められ、リムスキー=コルサコフからも高く評価されたことで神童として早くから活躍を始めます。国際的にも活躍し、ペテルブルクを中心としたロシア民族主義とモスクワを中心とした国際主義のどちらからも評価を受けるようになりました。今日では8曲の交響曲(

楽譜のお勉強【37】ヴャチェスラフ・アルチョーモフ『テンポ・コスタンテ』

ヴャチェスラフ・アルチョーモフ(Vyacheslav Artyomov, b.1940)は旧ソ連出身のロシアの作曲…

楽譜のお勉強【36】ルカ・マレンツィオ『甘く愛しきくちづけ』

ルカ・マレンツィオ(Luca Marenzio, 1553/1554-1599)はイタリア北部の街ブレーシャ近郊のコ…

楽譜のお勉強【35】ケヴィン・ヴォランズ『弦楽四重奏曲第4番「ラマヌジャンのノート…

ケヴィン・ヴォランズ(Kevin Volans, b.1949)は政治や経済の状況が現在でも西欧諸国とはかな…

楽譜のお勉強【34】マルティン・クリストフ・レーデル『炎の舞』

2020年まで私が住んだドイツのデトモルトという町は、人口7万人ほどで、急行も止まらない小さ…

楽譜のお勉強【33】エルンスト・トッホ『ワルツ』

エルンスト・トッホ(Ernst Toch, 1987-1964)は、ウィーンに生まれたオーストリアの作曲家で…

楽譜のお勉強【32】ドメニコ・チマローザ『レクイエム ト短調』

ドメニコ・チマローザ(Domenico Cimarosa, 1749-1801)はイタリアのアヴェルサで生まれ、主に…

楽譜のお勉強【23】カール・ニールセン『木管五重奏曲』

カール・ニールセン(Carl Nielsen, 1865-1931)はデンマークの作曲家の中でおそらく最も有名な人です。6曲の交響曲がとても有名で今日でも割と頻繁に聴く機会がありますし、ヴァイオリン、フルート、クラリネットのために残した3曲の協奏曲もそれぞれの楽器の奏者の大切なレパートリーとして今日もよく演奏されています。室内楽や器楽曲、歌曲のジャンルにも多くの作品を書いていますが、こちらは管弦楽のための作品に比べると国際的には演奏頻度は劣ります。しかし、デンマークではとても