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楽譜のお勉強

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私が楽譜を読みながら音源を聴いて気付いたことを気の赴くままに書いていく無料記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

楽譜のお勉強【98】ジャン・フランセ『6つのプレリュード』

本日はフランスの作曲家ジャン・フランセ(Jean Françaix, 1912-1997)の音楽を読んでいきま…

楽譜のお勉強【97】マルカンドレ・アムラン『パガニーニの主題による変奏曲』

2024年も「楽譜のお勉強」を続けていきます。今年最初の「楽譜のお勉強」はピアニスト・コンポ…

楽譜のお勉強【番外編】レオシュ・ヤナーチェク『カプリッチョ』(後編)

先週の投稿に引き続き、ヤナーチェク作曲『カプリッチョ』のベーレンライター全集版の序文を翻…

楽譜のお勉強【番外編】レオシュ・ヤナーチェク『カプリッチョ』(前編)

本日の「楽譜のお勉強」は番外編です。レオシュ・ヤナーチェクの『カプリッチョ』(«Capricci…

楽譜のお勉強【95】ガブリエル・イラーニ『メタファー II』

ガブリエル・イラーニ(Gabriel Irani, b.1946)はルーマニアに生まれたイスラエルにルーツを…

楽譜のお勉強【94】ボフスラフ・マルティヌー『リズムの練習曲集』

ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů, 1890-1959)は20世紀を代表するチェコの作曲家…

楽譜のお勉強【93】アンドレア・ガブリエーリ『だから甘美な唇に口づけをください』

アンドレア・ガブリエーリ(Andrea Gabrieli, 1532 or 1533 - 1585)は、イタリア・ルネッサンスの作曲家で、当時国際的に知れ渡ったヴェネツィア楽派の初期に活躍しました。アンドレアの甥に当たるジョヴァンニ・ガブリエーリは強弱を用いた作曲として最初期の作品『ピアノとフォルテのソナタ』を作曲したことでとても有名ですが、アンドレアもまた非常に優れた作曲家です。ヴェネツィア楽派の特色は何といっても「コーリ・スペッツァーティ」と呼ばれる二重合唱の技法の開拓で

楽譜のお勉強【92】クラウス・ハスハーゲン『音色』

クラウス・ハスハーゲン(Klaus Hashagen, 1924-1998)は、20世紀後半のドイツで活動した作曲…

楽譜のお勉強【91】ペーター・ルジツカ『タリス.照射』

ペーター・ルジツカ(Peter Ruzicka, b.1948)は現代ドイツの作曲家、指揮者です。作曲家とし…

楽譜のお勉強【90】ブルーノ・マントヴァーニ『過ぎ去りし夢の』

ブルーノ・マントヴァーニ(Bruno Mantovani, b.1974)は現代フランスを代表する作曲家です。2…

楽譜のお勉強【89】カルロ・テッサリーニ『コントラスト・アルモニコ』より「イントロ…

カルロ・テッサリーニ(Carlo Tessarini, 1690-1766)はバロックの終焉期に活躍したヴァイオリ…

楽譜のお勉強【88】カールハインツ・エスル『デヴィアシオン』

カールハインツ・エスル(Karlheinz Esel, b.1960)は現代オーストリアを代表する作曲家の一人…

楽譜のお勉強【87】ジェラール・ブーケ『コン・ヴォーチェ』

チューバはご存知のとおりオーケストラや吹奏楽で低音を担当する大きな金管楽器です。ルーツは…

楽譜のお勉強【86】フランシス・ピルキントン『おやすみ、愛しいニンフたち』

フランシス・ピルキントン(Francis Pilkington, c.1565-1638)はルネッサンス期からバロック初期にかけて活躍したイギリスの作曲家で、リュート奏者・歌手として活躍しました。1595年にはオックスフォード大学にて音楽学士を取得しています。1602年にチェスター大聖堂の歌手になってから、大聖堂の音楽家として生涯を過ごしました。当時、教会を中心に活動した音楽家としては珍しく、作品のほとんどが世俗曲です。エアーやマドリガル、リュート歌曲などを作曲しました。