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曖昧な世界で生きる

本日の言葉。

今日の世界における最大の問題は不寛容だ。
誰もが互いを我慢できない。
(ダイアナ元妃)

本日の質問


質問1

海は何色ですか?

質問2

葉は何色ですか?

質問3

空は何色ですか?


質問に対する解答


おおまかに海を「青」、葉を「緑」、空を「青」と答える人もいるでしょう。

ある人は、海を「空色、エメラルド、群青色」、葉を「黄緑、若草色、深緑」、空を「オレンジ、山吹色、コバルトブルー」と答える人もいるでしょう。

別の人は、「分かったような質問するんじゃねーよ。馬鹿にしてんのか!」と憤る人もいるでしょう。

質問に対する答えは十人十色なのです。


曖昧な世界


曖昧なのは自然界だけではありません。

日常生活も曖昧です。

一日を計画した時間通りに生活している人は何人いるでしょうか?

特に休みの時は、普段と比べて、朝、昼、夜の「境界線」を意識せず、曖昧に過ごしていることが多いのではないでしょうか?

一番悩ましいのは、突発的な出来事が起きた時です。

例えば、電車が人身事故や悪天候でなどで運転見合わせになった時、
いつ、電車がするのか、白黒はっきりつけたい気分になる人もいるのではと思います。


曖昧さが許せない時


よくあるのは、人生に影響がある場合です。

医療業界では、主治医が患者・家族にインフォームドコンセントを行います。

インフォームドコンセントを行ったとしても、患者や家族が理解・納得するとは限りません。

例えば、働き盛りの患者が脳梗塞を発症し、生命が助かっても、本人・家族が現状を受け入れるのが難しい場合があります。

彼らにとって、大事なことは、患者が発症・治療後、「働けるかどうか?」が問題だからです。

働けなければ、患者の家族にとって死活問題ですから。

突然、降りかかった出来事に患者・家族がパニックになり、「先のことが分からない」という曖昧さが受け入れられず、極端な思考に陥りがちなケースは少なくありません。


曖昧な世界で生きるために必要なこと


人それぞれの価値観は異なることを認識することだと思います。

自分と異なる考えを持っていれば、
「そんな考えもありますね」と
さらりとかわす。

自分の考えが、必ずしも「正義」ではないと認識する。
自分自身に柔軟な「境界線」を設けておくことでしょう。

でないと、生きるのが息苦しくなります。
時には、風見鶏のように、
のらりくらりと適当に生きることも大切だと思います。

生かされているのは
奇跡ですもの。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


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