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往復書簡

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画家 小河泰帆とタシロサトミの往復書簡。制作について、日々思うことについてやりとりしていきます。
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出鱈目で薄情な子供が信頼するもの 往復書簡#42

出鱈目で薄情な子供が信頼するもの 往復書簡#42

画家・小河泰帆さんとの往復書簡42回目ですよ。
前回は活動休止していた期間のお話でした。

小河さんの9年間はとても充実した、インプットの期間だったのだなと思いました。
育児で活動休止されていた期間も、「やめたつもりはなく、またいつか描くと思ってました」とありましたが、その感覚はわかります。私も絵に対する感情って、安定しているというか信用している感じがあって、一時的に離れたとしても大丈夫だと思えま

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作品のお値段と、植物観察など 往復書簡#38

作品のお値段と、植物観察など 往復書簡#38

画家・小河泰帆さんとの往復書簡38回目ですよ。
前回は経済だったりNFTだったり、でした。

NFTアート以外にも今はいろんな発表形態や、作家支援の形がありますね。選択肢が多いのは幸せなことのような、煩わしいことのような。新しい技術を使ったサービスは、法整備が追いついているのかの問題も気になりますので、利用するのはおっかなびっくりです。

お金の仕組みについての勉強は、やらないとまずいなと私も思い

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仮縁問題と、ヒルマ・アフ・クリント 往復書簡#36

仮縁問題と、ヒルマ・アフ・クリント 往復書簡#36

画家・小河泰帆さんとの往復書簡36回目です。
前回はこちら、作品のサイズについてでした。

基本が100号サイズだったとは、すごい。でも言われてみれば、小河さんの根っこである身体表現を生かすのは確かに大画面ですよね。納得です。小品を愛でるように描くというのも、とても素敵ですね。

作品サイズによって作品に対する姿勢や考え方が違うの、よく分かります。
私の場合はいつも表現したいものありきの制作なので

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noteの効果、嘘、難波田史男 往復書簡#34

noteの効果、嘘、難波田史男 往復書簡#34

画家・小河泰帆さんとの往復書簡34回目です。
前回はnoteの効果について、小河さんの場合でした。

作品管理表やスケジュールメモが参考になったとのことで、お役にたてて何よりです。確かにここまで細かい話は、作家同士でも普段あんまりしないかも知れないですね。
絵を描いていて完成間近になると、他人にとっては何が違うんだかよく分からないようなレベルの微々調整を繰り返しますが、この作業は自分の感情のわずか

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ひとり年末反省会と、違うということ 往復書簡#32

ひとり年末反省会と、違うということ 往復書簡#32

画家・小河泰帆さんとの往復書簡32回目です。
前回は自分の機嫌の取り方のお話で、なるほど~と思いながら読みました。

お料理、いいですね。煮豚とても美味しそうです。私も長時間ほったらかしの煮込み料理をよく作るのですが、アトリエと台所が一体化しているので、鍋をごく弱火にかけた横で制作してますよ。料理は美味しくできると嬉しいから、気分が上がっていいですよね。
炒めものとか、タイミングが重要な料理はたま

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自分の機嫌のとりかた 往復書簡#30

自分の機嫌のとりかた 往復書簡#30

画家・小河泰帆さんとの往復書簡30回目です。
前回は在廊中のお話でした。

小河さんの学生時代のデッサン、空間きれいですね。私が在学時、武蔵美の授業で石膏は描かなかったです。
私も写真フォルダ漁ってみたら、通信課題や対面授業、デッサン会などで描いたものがでてきました。まあ普通のデッサンとクロッキーなんですけど、この写真が何かの助けになる状況もあるのならば、一応携帯に保存しとこうと思いましたよ。

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作品タイトルの件、タシロの場合 往復書簡#28

作品タイトルの件、タシロの場合 往復書簡#28

画家・小河泰帆さんとの往復書簡28回目ですよ。
前回はこちら、作品タイトルのつけ方のお話でした。

タイトルは完成作品からイメージした言葉をつけているとのこと、後付けが多いのですね。最初にあった元になったもの(例えばりんご)から離れていくことを恐れない感じ、「そのほうが何倍もイメージが膨らんで面白い」って書かれてましたけど、「膨らむ」って動詞は内側からものが湧き上がってくる様子の描写で小河さんの作

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絵に求めるもの、活字の限界 往復書簡#26

絵に求めるもの、活字の限界 往復書簡#26

画家・小河泰帆さんとの往復書簡26回目です。
前回はこちらです。

教育実習での「一般教養としての美術」、なかなか難しいですね。作家にとっての美術はそういうものではないから、けっこう頑張って想像力を働かせないと掴みづらい感じがあります。

ひところビジネス書の出版社が美術関連書籍をつづけて発行していたので、何冊か読んでみたことがありますよ。ビジネス書がターゲットにしているような層は、どんな鑑賞体験

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最近みた展覧会、リヒターとか 往復書簡#24

最近みた展覧会、リヒターとか 往復書簡#24

画家・小河泰帆さんとの往復書簡24回目ですよ。
前回はこちら。

友人たちとミニシアターでオールナイト興行、とても楽しそうです。映画館の椅子の感触と眠気もセットで、良い思い出ですね。
私、オールナイト興行は15年くらい前に、タランティーノとロドリゲスの映画数本立てを見に行ったことあります。両監督による「グラインドハウス」という、60-70年代アメリカB級低予算映画へのオマージュ作品の、日本公開にあ

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悲喜劇と白黒映画、見せない面 往復書簡#22

悲喜劇と白黒映画、見せない面 往復書簡#22

画家・小河泰帆さんとの往復書簡22回目です。
前回は好きな映画のお話で、デビット・リンチへの愛が溢れる記事をありがとうございました。

私、デビット・リンチが絵を描いてるのを知ったの、つい10年位前なんですよ。渋谷ヒカリエがオープンしたての頃、8/でリトグラフを見ました。それまで彼のことを映画監督だと思っていたので、作品がとてもよくて驚いたのですが、同時に納得したのを覚えています。
デビット・リン

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SNSのマイナス面、著作権とか 往復書簡#18

SNSのマイナス面、著作権とか 往復書簡#18

画家 小河泰帆さんとの往復書簡18回目ですよ。
前回に引き続き、作家活動とSNSについてのお話です。

SNSはいろいろな使い方ができるので、悩ましいですよね。
私自身、確固たるポリシーがあるわけでもなく何となく日々使っているので、小河さんの文章を読んでだいぶ整理できた感じがしました。

マイナス面として挙げられていた著作権トラブルは、巻き込まれると本当に面倒だし深刻なので、できることなら一生煩わ

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事務仕事のスイッチ 往復書簡#16

事務仕事のスイッチ 往復書簡#16

画家・小河泰帆さんとの往復書簡16回目です。
前回は絵を描くことの快感についてでした。

特に快感なのは描き出しとのこと、よくわかります。むちゃくちゃ気持ちいいですね。

あの気持ちよさの一番古い記憶はどれだろうと記憶をたどると、小学校にあがる前くらいの頃カレンダーの裏にしたお絵かきで、月の終わりに母親が壁掛けカレンダーを一枚破いて渡してくれて、お絵かき帳よりも大きなサイズの紙なので嬉しかったのを

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自己紹介

自己紹介

抽象画を描いているタシロサトミです。noteはじめました。
主に東京にて、こんな感じの展覧会をしています。
よろしくお願い致します!

作品の特徴は、ゆがんだ形の支持体(キャンバスやパネル、紙などのこと)と、厚塗りの絵の具(アクリル絵の具にメディウムを混ぜている)、微妙な色味(やたら混色している)、破線(点々の線)などです。

私の興味は、自分と世界がどのように関わったのかにあります。
最初に意識

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