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こんにちは。
自然と調和して心と体を整える健康コンサルタント、小島緩子です。

先日友人とお茶をするのにバナナとナッツのパウンドケーキを焼きました。
お菓子と健康的に付き合う為に、お菓子やパンを焼く時はスペルト小麦や米粉を使用しています。

その友人が最近本音で話すことの大切さを感じていると話してくれました。

2歳の娘と過ごしているとハラハラドキドキの連続で、単調とは全く無縁の毎日です。
子育て中は四六時中予想外のことが起こるので、夫婦間の協力体制が必要不可欠。その上で本音で話せる夫婦関係ってとってもとっても大切だと思うのです。

私自身、産後ホルモンバランスが激変してメンタルダウンしかけた時、夫に感情をぶつけてしまったことがあります。その都度夫も根気よく話を聞いてくれ、本音の話し合いをサボらないように心がけて来ました。

夫(パートナー)=一番身近な家族。
実はパートナーに求めることは、自分の親に求めていることと同じことなのです。
それも幼少期に作った思考のパターンで、親に求めていることをパートナーに求めているのです。
もちろん個人的、部分的に差はありますが、特に子育てにおいて親(特に母親)に対するマインドセットはまだまだ根強いと感じていて、空想の理想の親像を多くの方が持っていると思います。そして幼い頃に培った思考パターンが無意識の内に残ることで、空想上の理想を自分の親やパートナーに求めてしまうのです。

私達は胎児の頃何でも自動的に満たされていた存在でした。
ところが出生と共に自力で意思を伝え、親に与えてもらわないと生きていけなくなります。
胎児期から脳は発達していますから、自動的に何でも与えてもらっていた時の思考が残り、パートナーに対して理性的に考えていたとしても、無意識のうちに親に求めるのと同じことをパートナーに求めることがあるのです。

その後成長と共に思考を形成していくわけですが、
記憶って実は都合のいいようにできているので、
当たり前のこと(例えばご飯を食べさせてもらった、抱っこしてもらった、おむつを変えてもらったなど)は、当たり前過ぎて記憶にも残らない。

だけど、叱られた・怒られたことは意外に覚えていたりしますよね。
これは、回数の少ないことの方が印象強いので記憶に残るという脳の特性によるもの。
この特性上、私達は親にしてもらった多くのことよりも、それより回数の少ない怒られたなどネガティブな体験を記憶するようにできているのです。
そして自分が親になった時、幼少期親に〜されたという経験をもとに自分はこういう親になろうと空想の親像を作り上げるのです。

自分が作り上げた理想の親像ですから、あくまで空想上の理想。
現実世界を生きるパートナーがこの要求を満たせるわけがないのです。

前述したようにもちろんこれには個人的、部分的に差が大きいので、理性的にも考えた上での行動なのですが、この幼い思考が無意識のうちにパートナーシップの足を引っ張ることがあります。

私も以前は夫に話を聞いてもらいたい、気持ちに寄り添ってもらいたいという思いをぶつけていました。
だけど男性は一部を除いて自分の思いを話さない方の方が多い。
それに女性が共感を求めて話してくると、何故か責められているように感じることもあるのだそう。

客観的に考えれば、夫婦と言えど性別も違う別人格。
仲の良い夫婦の多くは、日常の些細なことでもパートナーへの感謝と称賛を忘れないようにしているとのこと。

心理学で学んだ家族関係コースで印象的だったのは、パートナーにこそ友人に対すような気遣いが必要だということ。

これを聞いて意外に気が楽になったのを覚えています。
以前の私は初めての子育てで不安な気持ちに寄り添って欲しいと夫に求めていましたが、初めての子育てで慣れないのは夫も同じ。

子供が親にするように、私は夫に対して大変な子育ての話を聞いて理解して欲しいと要求していたわけです。この気遣いに欠けた行動がすれ違いの原因になったことは言うまでもありません。

だけど今は大人の常識が通らない子供を育てるのに、夫婦同じ方向を向いて子育てできています。

それはお互いに友人のような気遣いと、本音の話し合いを積み重ねたことによるもの。

パートナーシップは永遠のテーマのひとつ。
この投稿が夫婦関係に悩んでおられる方々のお役に立てますように。

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