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ASARI NOTE

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ASARIによるライナーノーツのような音楽紹介です。
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#洋楽

PFM - Chocolate Kings

アイロニカルに米国を表現したカバーアート、ベルナルドランゼッティが歌う英語詞、テクニカル…

ASARI
4か月前
9

The War On Drugs - Lost In The Dream

2014年の本作は、かつて在籍していたカートヴァイルがギターサポートからも抜けて、完全にアダ…

ASARI
4か月前
9

Kurt Vile - (Watch My Moves)

ベルベットアンダーグラウンドのトリビュートが印象的だったが今作ではブルーススプリングステ…

ASARI
5か月前
6

Jan Bang - Reading the Air

ノルウェーの即興音楽祭「PUNKT」を立ち上げた事で知られるヤンバングによる2023年のアルバム…

ASARI
5か月前
6

Roxy Music - Manifesto

1979年のロキシーミュージックはプラスティックなカバーアートも曲のタイトルもアイロニカルな…

ASARI
5か月前
13

Loris S. Sarid & Innis Chonnel - Where The Round Things Live

2022年の本作は、スコットランドの木材工房でフィールドレコーディングした素材を組み立てて即…

ASARI
5か月前
8

The Durutti Column - The Return of the Durutti Column

1980年、FACT14はサンドペーパーのジャケットで話題になったようだ。それはサブスクリプションサービスで聴くことを躊躇させるようなカバーアートコンセプトだ。またここでのギターとエレクトロニクスの組み合わせはその後のポピュラーミュージックに大きな影響を与えたとされる。実際、淡いアルペジオとリズムボックスという組み合わせは多くのミュージックラバーを魅了しただろう。 冒頭のSketch for Summerは仮にこの曲しか世の中に放たれなかったとしても十分に衝撃的だったであろ

The Style Council - Confessions of a Pop Group

スタイルカウンシルの4枚目のアルバム、1988年発表。前半はメロウな展開、後半はバンドやエレ…

ASARI
5か月前
22

Eddie Gale - Eddie Gale’s Ghetto Music

ブルーノートの中ではかなりラジカルな、ESPにも近い世界観を感じる1968年作。サンラの下でセ…

ASARI
5か月前
9

Vektroid - 777 PIG DANGER

コラージュや電子音楽を軸に様々な名義で多様な音楽を展開するVectroidだが、やはり2011年のMa…

ASARI
5か月前
8

Ahl Nana - L'orchestre National Mauritanien

モーリタニアのAhl Nanaによる作品、1971年のアルバム。アールナナによるエレキギターはポピュ…

ASARI
5か月前
6

Raze Regal & White Denim Inc. - S/T

ミュージックラバー同士のコラボレーションという雰囲気が強く漂っている。解説によれば「60年…

ASARI
5か月前
10

Led Zeppelin - Led Zeppelin III

1970年リリースの本作が3枚目になる。多く言われている通り音楽的な幅が一気に広がったアルバ…

ASARI
5か月前
23

Children Maybe Later - What a Flash Kick!

サンフランシスコのローファイサイケポップバンドによる2022年のファーストアルバム。Television Personalitiesと比較されることが多いようだ。深いエコーに包まれた男女ユニゾンボーカルと投げやりなストロークのシンプルなギターに硬質なベース、時折聞こえるオルガン。シンプルにインディーロックのかっこよさとサイケポップの淡い光景を両立させた仕上がりだ。 My Favorite Painterは、下降するコードやオルガンが初期ピンクフロイドを連想する。美しいメロデ